自制心

自制心の容量というのが最初からあって、それを越えると人間は自制心を持つことができないのではないか。
自制できる範囲や量があるから、自制心は優先順位を持って活用しなくてはいけないものなのではないか。

という仮説が浮かんだ。

多くの人は自制心を持っており、また訓練をすることで身に着けている。

自制心はちゃんと持っているが、そこに優先順位をつけて実行するという考えがないので、うまくいっていない人が多いんじゃないだろうか。

特に、恋愛の場面では、突然常識外れどころではすまない事を相手に要求してくるような人っていっぱいいる。
それって、恋愛の場面にはあまりルールがないとされているせいじゃないだろうか。だから自制心を失ってしまう。

他の場面、毎日の生活で自制心をすごく働かせている人ほど、どこかで自制心が弱まる。
ダイエットなど厳しく自分を律する人ほど、不倫などの不道徳と言われる行為にだらしなくなるという。脳には我慢のリミッターがある。こんだけ頑張っているんだから、ちょっとくらいいいよね、となってしまうのだという。無意識に。

不倫をやめたければ、他に我慢している何かをやめる事が有効なのかもね。

で、リミッターがあるなら、優先順位が必要ってことで、ダイエットする時は節約しないとか、何らかの取捨選択をしたほうがいいってことじゃないだろうか。

人間の可能性に限界はないからがんばれ的な発想は悪くないけど、それには限られた資源(つまり自制心という能力)を限界まで使いこなさなくてはいけなくて、その時に容量オーバーするまで突っ込んで機能をあっという間にダメにするよりは、適正量で常にハイパフォーマンス状態にしておく方がいいという考え方はないだろうか。

とにかく頑張れというのは、あまり意味がない。というのはこういう事だと思う。

まあ、とにかく頑張ります。

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