派手壁紙に夢中
さあ、ここにきてインテリア解説ブログからの知識を得て、急激にインテリアの解像度がUPした私ですが。夢中なものが、派手壁紙。
派手壁紙は、どうにもむずかしい。
建築家に聞いたら「モリスの文脈以外で使う事あります?」と鼻で笑われ、国内のインテリア事例も大体が子供部屋かトイレ。
ピンタレストでは大体AI画像みたいになっている。
「アクセントクロスは結局貧乏くさい(ケチって貼るから)」
「偽物のブロックプリントにするくらいなら、ちゃんとブロックを積め」
などなど、非難囂々。
私が探しているのは、中華っぽい花鳥風月風の壁紙だけれど、それはそれで「中国人の夫は古くさくていやだって言ってる」とか、なるほどなって。
私もシノワズリ、上海アールデコ、アジアンコロニアルのど真ん中をいきたいわけでもなくて、その塩梅を探しているところなんだけど、それにしてもむずかしい。
ただ、私が貼ろうと思っているのは、引き戸なので、衝立や屏風のイメージでいけば結構いいのでは?と思っている。
という事は、いつも隠れる方に派手壁紙を仕込み、いつも表に出ているほうは無地にする…?
それはなんかせっかくの柄がもったいないような……。
という逡巡です。
ちなみに、観葉植物も、ミッドセンチュリー家具にはモンステラみたいな文脈がちょっとあるように思うのだけど、そう考えるとアジアンコロニアルなどにはシダ植物だなと思っている。
が、ビカクシダはちょっと違うイメージがついているので、それ以外のやつをいれる。(手始めに買ったアジアンタムと100均で買ったトキワシノブがワサワサに増えてきて、びっくりしてる)
北欧の、冬の厳しさゆえに明るさを求める感じではなくて。
アジアの、湿気と暗がり。
ダークみ。
が、清潔感や取り回しのよさは保ちたい。
そういうことを考えつつ、最初の問題である柄がびっしりの派手壁紙のモデルケースが欲しい!
で、探しまして。
見つけました。
雑誌フィガロお得意パリ全部マップ。
パリに住んでいる人も知らないパリマップ。
の中で、ホテルページがありまして、そこに派手壁紙部屋がいくつかあったんですよね。
ちょっとカントリー(田舎暮らし)風だったりもしますが、シノワズリ系統もジワジワ混じる。
どっちにせよ貴族の文脈がないと、派手壁紙は出現しないという事がなんとなくわかります。
庶民の分際で貴族の文脈をどう取り入れるのか、もともとアジア人なんだからこっちが本場だコラと殴り込むのか、かといってそのままの古くさいスタイルで「ニッポンが好きなガイジンさん」みたいなことになるのか、私の着地点はどこなのか、探っている。
北欧、モダン、シンプル、全部拒否!!!
田中一村の絵からひいてきて、蘇鉄とクワズイモを買ってしまった。
胡蝶蘭も咲きまくっている。
ここに鳥かごをワーッと吊るすとそれっぽい気がするけど、ヴァニタス絵画コーナーとの兼ね合いをいろいろ考えている。
髑髏を買わなくては。
そして、最終的にどこにたどり着くのか。
迷っている時はいつもわからない。
ただ、嗅覚と引力でそっちに行くだけです。
そんなことをしていると、有名ブランド家具の別注モデルで「これは!」というのを見つけてしまったりして、まあまあ見えてくるもんだなって感じです。
もう少し迷走していそう。
照明も、買い替えたんですけどね。今度はスタンドライトを買いたいなって。あと、ラグやマットも買いたいなって。
椅子は、うーーーん、まあ普通に欲しいですよね。
つよく生きていきたい。