見出し画像

人生を想定外の方向へねじ曲げろ

「このまま行けば」と、みんなどこかで自分の人生を見つめている。

もしふたつの選択肢があったとしたら、想像がつかない方を選ぶことにしている。あまり、そういう選択肢が現れることはないけれど。

自分にとってあり得ないことは、他の人から見たら本当に些細なことでもある。

・運転免許を取ること
・海外に行くこと

このふたつは、わたしにとってはあり得ないことだった。

どちらも実家に絡んで、忌み嫌っていたと言ってもいい。運転免許を取ることは田舎で暮らす必須条件だ。だから、わたしは頑として取らなかった。絶対に田舎で暮らすつもりはないという意思表示だった。

が、東京に出てきてから、とある節目に取った。
運転はできないけど。

海外に行くことも、それがステイタス的なものだったから、わたしはここでも頑としていかなかった。
が、これもあるとき、突然一人で海外に行ってしまった。
行き先はニューヨークで、友達も従妹もいたからあんまり心配していなかった。泊まるところも従妹の大家の日本人がやっている日本人向けドミトリーだったし。
が、飛行機の離着陸の気圧変化に死にそうになって、車いすで入国管理を通過するという、ある意味これもとっても簡単にすり抜けてしまった。何も知らないので、たぶん大変迷惑な存在だったと思うけれども。

保育園の頃から、たまに「これをやる」と決めたら絶対に動かないことが数年に一度はあった。
家族旅行に行くことをきっぱり拒否して、ひとり家で祖父と留守番までして保育園の皆勤賞のシールをもらった。
でも欲しかったのは皆勤賞のシールじゃなくて、お誕生会の冠だったのだけど、わたしはそれをすっかり勘違いしていたらしい。
それなのに、家族で泊まりで出掛けるそうそうないイベントさえ拒否するという、なかなか理解しにくい子どもだった。(その後、徐々に両親の、特に母親の締め付けは厳しくなっていった)

そんなものすごい頑固なので、たまにそれを破壊するなにかをしないと、なにもかもが止まってしまう。

特に20代の時のほうが、頑固だった。

自分にとってあり得ないことをする。
それは、ビジネスをしてからより重要になった気がする。
ありきたりの考えやものの見方ではダメだ。
だから、自分にとってあり得ないことを常に考えておく。

例えば、へそピアスとかタトゥー。
風俗で働くとか、AV女優になるとか。
結婚するとか?
会社を作るとか。

会社を作る、はそろそろやる事になる。
結婚は、まあ相手がいないといけないから、コマが揃ったらあるかもしれない……。

でも、風俗はキツいなぁ。
体力勝負でしょう?しかも金払えばなんでもできるとか思う人もいるだろうし、いやー、相手は選びたい…。確かに一瞬実家の借金がひどい時は、チラッと考えた。風俗ではなくキャバ嬢とか。でもねー、なんで親の借金のためにそんな一生懸命働かなきゃいけないの?と思ってやめた。

AV女優のほうがまだマシ。のような気もする。
身バレしそうになってもシラを切り通します。

と、今まではAV女優があり得ないことの最大手だった。

のだけど、ここにきて突然ラッパーという選択肢が出てきた。

ヒップホップでHEY YO!なダボダボ服に金のチェーンネックレスの太めの男ってイメージのあれです。
どうにも好きになれないタイプ。

なのにね、ポエトリーリーディングの入り口は、なんとラッパーになることだったんです。
ずっとポエトリーリーディングに興味があった。でも入り口がわからなかった。それが、ラッパーになるという入り口からなら、あっと言う間にそこにたどり着く道筋が見えたのです。

ラッパーになるという事で、すべてがパタパタとつながっていく事がわかった。ミッシングピースを見つけた。

でも別に、ライブしたり曲を出すのが目的というよりも、自主練としてのラップです。

ポエトリーリーディング的な世界をもっと

思い出せばそこにラップ


つよく生きていきたい。