「本を書け」と言い渡される

「本を書け」と言い渡された。
別に出版が決まったわけじゃなくて、「書けそうなやついない?」「あ、いるいる、面白いやつが」みたいな流れでわたしの名前が出た、くらいの話です。

最近はすっかり「とっておきの隠し玉コンテンツ」になりつつあるわたくし。
「知り合いに面白い人がいてさ」という、そういうポジションというか。
別に顔が広いわけじゃないし、特別すごい何かをしている訳じゃないけど、いろいろ実績のある人たちから面白いやつと思われているというのは、悪い事じゃないんだろうなあたぶん……という、ふわふわした感じです。

で、とりあえず本を書けと言われたのですが、書きたいことはあるけどそれって、本として価値があるんだろうか?なんてことを思ったりして。

本屋に行って棚を見てたけど

「女子でもゆるふわ年収1000万♡」みたいな
「恋もおしゃれも仕事も全部♡」みたいなやつ
絶対スタバのカップ持ってる。お紅茶はマリアージュフレールのマルコポーロ♡

か、

「東大主席!スタンフォード!MBA!私は優秀!(経歴自慢)」
「マッキンゼーとかボスコンとかで10年やったぜオラオラ系」
「あのヒット商品を作ったあの人の!(成功事例で虎の威系)」
「すごいメモ!すごいノート術!圧縮仕事術!速読!すごい、すごいぞ!(ハック大好き=効率悪い人向け)」

みたいなのばっかりで、

実家の借金に追い立てられて1mmもゆるふわできなかったし、普通の大学さえいってないし、そもそも正社員歴ほとんどないので、新機軸を打ち出すしかなさそうで、全然思いつかないんだけど。

「持たざる者に許されたいくつかの戦略」ってタイトルで書いています。(企画書を)

多分、見た目とか社会的ポジションのバイアスでいうなら、わたしは「ゆるふわでも起業してかわいく社長♡」みたいなベクトルが望まれるんじゃないかなと思うけど、いまさらねぇ?みたいな気もするし。女子高生や女子大生に起業させてビジネス本でも出したほうがいいでしょ、二匹目のドジョウであっても。
かといって、オラオラできるほど他人を圧迫するキャリアもない。
戦う派遣社員というポジションで打ち出すのも、なんか非正規雇用を推進する感じでちょっと違和感あるなー。でも、歴戦の派遣社員だったからこそ「組織のパワーバランス」を短期間で見抜く力はメキメキとついてしまった(*_*;
そのこともちょっと書こうかな。

本になるのだろうか。
なったら、お知らせします。ならなかったら、黙ってます。
こつこつ書いています。

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つよく生きていきたい。