いま務めている人がプチ起業したい時にやるべき事・超実践編②
つづき。
お金を入れるオンライン口座の準備をし、クレジットカードを作ります。
それに会計ソフトをつないで、お金の流れを把握しやすく準備。
さて次は。
①残業はやめる。有給休暇は全部取る
時間の死守という事です。残業はきっぱり全部やめましょう。
特に残業代なんか出ない人たちはやる意味なし!負債にしかなりません。
残業代が目当ての人も、ちょっと考えて。それなら起業や副業する意味ないじゃん。残業がんばればいいじゃん。確実にお金入ってくるんだから。
起業、副業をしたいなら、残業はきっぱりやめること。
②準備金を貯金しないでさっさと使いはじめる
つくづく、貯金が100万円で来たら起業します的なね、あれはね、絶対やらないから!それに必死で貯めた100万円も、結局3日くらいで使う事になりますよ。そういうもんです。
でも結婚式だって、数時間の為に300万円消えますから。
それよりも、たとえ月に使えるお金が5000円でもそれをちゃんと使っておく方がずっと意味があります。
プレオープンをさっさとしてしまうのです。
名刺を刷って交流会でまくのではなく、製品の試作をしてみるとか、サービス系なら自分が気になっているサービスをお客として受けに行くとか。
ネット販売を考えているなら、何でもいいからネットで買ってみる。特に楽天やAmazon以外のお店から買ってみるのすごく役に立ちますよ(梱包材や箱の種類とか)
それをしないで、我慢してお金を貯めるのは、時間と機会の損失という、ビジネスでは一番やっちゃいけないやつです。
お金<チャンス
この公式を絶対に忘れない事です。
が、起業する前はそういう事わからないと思います。
だから、「貯金するより、ビジネスにつながるように使う」事を常にイメージしてお金を使い続けて下さい。
但し、額は少なくて結構です。
別に50万円使って何かしないとって事はないです。手元にある3000円をどう使うかを、本気で考えろ。
それがいずれ200万円になるにはどうしたらいいのかよーーく考えて3000円使ってください。
これができるかどうかで、起業できるかどうか決まるみたいなところがありますね。それと消費者としてセンスのいい人は、いいビジネス作ります。一流の消費者になる事も目指さないとビジネス作るのって難しいです。
③すぐに会社を辞めない。じりじりしがみついておく
何もかも退路を断って、というのは格好いいですけど、それはある意味怠惰さの証拠です。
極端な環境にしたらがんばれる?安定した環境で頑張れないやつが何を言うか。
すぐにやめたりしないで、残業絶対しない定時帰るマンとしてちゃんと会社の仕事をしておきましょう。起業したい内容がガンガン動くようになったらやめればいいです。
自分がやりたいのは、会社を辞める事なのか起業することなのかよく考えて。
起業する事が目的なら、別に会社を辞める事をしなくてもいいんです!!
会社をやめたくて起業するなら、まあ仕方ないですけどね。
それでも軌道に乗って融資も受けられるレベルになってからで遅くはありません。
あ、やめる時に新しい仕事の事をあえて言う必要はないですよ。
いったところで助けはきません(断言)。
ちゃんとつながりがあるかどうかは、自分でもわかると思います。人脈を広げよう、なんて無駄な事しない方が身のためです。あとで「○○さん会社にいた時はこんな感じだったよー」なんてTwitterに書き込まれたら死にそうです!!
④事業計画書は書いておけ
事業計画書は、とりあえず描きましょう。
でもネットでひな形探してきてそれに当てはめて書く必要はありません。
自分が分かればいいので、最初は妄想でいいです。
・こんな店をつくりたい
・客層はこんな感じがいい
・こんなふうに口コミで広がっていきたい
妄想と棚ぼたをたっぷり混ぜ合わせて、好きな風に書いてください。
ノートでも、コピー用紙でもいいです。
最低毎月一回は書き直しましょう。
書き直しというのは、やりたいこともどんどん変わるし、現実を知って「無理だ」って思う事もどんどん見えてくるからです。
常に更新しておきましょう。
ただ、融資を受けるためのものではないので、自分が一番楽しくなるように書いてください。他人からのいい成績を求めて書かないように。
⑤常に実績を残すことをイメージしながら水面下活動を実施
いきなり登記して資金調達(創業融資)して、というのは、あまりお勧めできません。ビジネスの最初に負債を背負っちゃいけないよ。返せる力がついたら借りるんだよ。
先日融資を受けにいったら「すでに実績のある方のほうが創業融資よりずっといい条件でのお借入れになりやすいです」という事で、借りるにしても事業実績をちゃんと残すように1年2年と会社員しながらやってみるほうがお得!!
そういう意味では、早々に毎年確定申告しておくのがお勧めです。
利益が出てなくても、実績にはなります。なのでそこそこ動き出せそうなめどが見えたら、最初に開業届は出しておきましょうか。同時に青色申告の申し込みもしておきます。
(開業届けは通販サイトを開いたらほぼ確定で出すべき。下積みでもお金をもらうようになったらやっぱり出すタイミング)
あと確定申告の時は、必ず税務署印を入れた控えを送り返してもらうように返信用封筒をつけて送ってください。そういうのが超大事!!
(私はしていなかったので、税務署印のない書類でなんとか乗り切った)
この確定申告をするために会計ソフトを一番最初に導入しておく必要があるんです。
(フォントも大きくなるレベル)
それと記録に残りやすい活動を優先する。
市報みたいなのに取材されるとか、地方紙にのせてもらえるというのはいまだに融資を受ける時の強い材料。リツイート1万件とかは、カウントしてもらえないのにね!
だからあまり儲からなくても、そういう記録に残るのを目当てに活動しておくのも大事です。
(もちろん利益を出す活動が第一なんですよ!?お間違えの無いよう)
受け取ったお金はもう全部売上としてカウントしましょう。
脱税なんてできるのは年商が億を見越したあたりからです。数百万円のうちは申告のほうがよほど!メリットが!ある!
売上はちゃんと記録。実績ってなんなのかっていうと、お金を稼いだかどうかという事です。
雑誌に載ったとかバズったとかは、全国のニュースに取り上げられるレベルなら実績になるけどそうじゃないなら地方紙や市報などのほうがいいです(融資を受けるうえでは特に)。市報に載るには、お祭りに参加するとか、意外に簡単にできますしね。
お金ってね、来るときはどかーーーっとくるんですよね。特に今のネット時代は、なにで火がつくかわからない。だから、お金の出入りをしっかりわかるようにオンライン管理できる準備をしておくのがすごく大事です。
これは入ってくるお金のための準備です。
次は、時間の使い方。
雇われの時間をなるべく減らします。全部なくす必要はないので、確実に減らしていってください。つまり残業などはやめる事。有給があるならきっちり消化する事。
そして体調が悪い時はどんどん休むこと。なにせ二倍働いているのですから。
そしてお金の使い方。
最初の準備は入ってくるお金のためのものですが、ビジネス自体は出ていくお金が多くを握っています。ここでうまくお金を使う事で入ってくるお金が増えるか減るかが決まるのです。小さいお金ほどきちんと使いましょう。特にユーザーとしてのベンチマークは通常の生活の中で常に実行できることです。ちゃんとお金を払って体験しましょう。小さくても備品や経費はケチらずいいものを用意しましょう。
物事が動き始めると、こういう小さいけど高品質な備品が作業効率を爆上げします(その逆で手抜きの100均文具のせいで効率爆下げという事だって当然ある)
そういう小さな買い物も、事業を立ち上げるのに必要ならどんどん経費として計上すべきです。電車代、出先でのカフェ代、全部です。
『でも、いまいち儲からないんです…』
・・・がんばれ。
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つよく生きていきたい。