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眉毛を習った(大変すごかった)

眉頭の毛がどんどん抜けてしまい、眉毛がどんどん描きにくくなっていった。なくなった部分を補おうとすると、左右差を強調することに繋がってしまうのだ……。

さてどうしたものかと思っていたのだけど、ワンポイントでメイクを教えてもらえるという話を聞いて、お願いすることにした。
知り合いの知り合いの……みたいなうっすらした感じだったのだけど、舞台やライブ、バラエティ出演する時のタレントさんなど、多彩なメイクを担当している人だと聞いて「そのくらいの悩みはあっという間に解決してくれると思いますよ!」とのことで、1時間リモートで画面を見ながら教わることに。

とにかくですね、覚えているうちにちゃんと書いておこうと思います。

① 一度は基本に忠実に

眉毛メイクの基本、小鼻から目頭を結んだ線の延長線上に眉頭、小鼻から目尻を結んだ延長線上に眉尻、というよくある眉メイクの基本を見たことはないですか?私はたぶん何十回も見ている。
ただ、見てはいたけど、そして一回か二回はやってみたけど、よくわからなかった。

が、今回は自分で手鏡を見つつ、同時にパソコンで自分の顔が見えているので、あまりにも露骨にわかった……。
言われた通り、黄金バランス的なポイントをマークしていく。

小鼻~目頭が眉頭、小鼻から目尻(本当に目の終わりじゃなくて、二重とか目の切り込みのはじまるところ)をつないだところが眉尻。そして白目の終わりから真上が眉山。

よくある図は、よくよく考えるとイラストが多くて、人間の顔の歪みが全くないものだった。そして真正面で、横から見た時のイメージはゼロ。
自分の顔って、左右差あるし、むくみで肌の厚さみたいなのも微妙に違うし、お手本の図を出されても、全然ちがうんですよね印象が。何より、横顔という奥行きがある。
でも、実際に自分の顔にしるしを入れていく(&画面越しのナビゲートつき)と、想像とは全然違う仕上がりになった。

まず「こんなに長く描いていいんですか!?」というほど、眉尻が長かった。
ほぼ横顔に描いてた。
心配になって、本当に?本当に??って何度も聞いてしまった……

「大丈夫ですよー、最近は少し短い眉毛が主流だけど、特に女優さんたちはそのくらい長い事が普通です」と言われて、確かに綾瀬はるかちゃんの眉毛が長く描かれていることを思い出した。

眉毛が長い方が、顔が小さく見えたりするらしい。
(そこはバランスだけど)

② 毛より骨格&筋肉

眉毛って、毛じゃないですか。
だから、毛に沿って描くというイメージでした。

間違ってた。
骨格と筋肉のほうが大事。だって毛は抜けて、なくなってるんだもん!

言われた通りに黄金ポイントをマークした眉毛に、目指す形を描いていく。
私の場合は(たぶんここがみんな違うのだろうけれど、私の場合は)、眉頭の少しへこんだところから、眉山までまっすぐになるように線を引いた。

文字にすると、よくわからないのだけど、眉毛を指で触って、ほんの少しへこんだところを見つけて、最初にマークした白目の真上=眉山ポイントに向けてまっすぐ線を引く。

へこみポイントは見つかったけど、眉山に向けてまっすぐ線を引くという意味がよくわからず、言われるままにやってみた。
「眉山のところまででいいです、眉尻は触らないで大丈夫です」

線を引いてみたけど、毛とは違うところに描いているので、私の顔はがちゃがちゃです!

「そこから、上に向かって描きたします」
「そうです、そうです。そして眉の上に飛び出ている毛はとりあえず無視で!」

いわれるまま、描き足す。

「じゃあ、反対も同じようにやっていきましょう。できるだけ反対と同じ形になるように」

へこみポイントを探し、眉山のしるしまで引いてみる。
そして少し描き足す。

そうやって、やっと骨格と筋肉に合ったところに左右揃った眉毛が出現したのです。

この時点で、眉尻も、そもそもの課題だった眉頭も、位置をマークしただけで触ってない。なのに、気を抜いて描いた時の眉毛よりうまいし、がんばって描いたけどうまくいかなかった時よりうまい。
眉尻も眉山もないのに。

③ 完成度を高めるのは、ちょっとずつ

眉毛の胴体ができてきて、俄然雰囲気が出てきました。
そこから、長すぎでは?と思った眉尻まで繋いでいく。

「長すぎでは??」と何回も言ったけど、そこまで線を引いていいのか不安なくらいだったけど、「眉山から眉尻までつなぎます」と言われて、しるしのところまでつなげてみた。

もう、毛などないところにだいぶ大袈裟に描いている。
眉尻はこめかみエリアに突き刺さっている。

でも、なにかものすごく「上品な顔」に近づいている!!

そういえば、眉の胴体と眉尻と、こんなに分けて意識したことはなかったかもしれない。
たりない部分に毛を足すことでそこそこうまくやれていたけど、毛をガイドにしていては骨格や筋肉を無視することに繋がっていることに気づけなかった。

眉尻を作り、左右をそろえる。
胴体部分にパウダーで色をのせる。

「眉の上側、毛がはみ出ているところありますよね、そこを切ります!」

眉の上側なんて手を入れたことがない!!というと
「だと思いましたー」と言われた。
お見通し。
眉毛の上側って、毛の向きがそろっていなかったり、うっかり削り過ぎるとものすごい細眉になったりと、扱いにくかったという印象。そこを、はみ出た分だけほんの少しカット……。

慎重にアドバイス通り切っていくと、不要な部分が削れた瞬間、眉毛がスーッときれいになった。

「あ、いいですね、表情が動いてもとてもいい感じです」
自分一人では、どのくらいカットしていいか全然わからなかった。

眉毛も少し短くしたければ、眉尻を少し消せばいいということでした。

こんなふうにちょっとずつ作るのか……。

まずは大雑把に形をテコ入れてしてもらったので、毛のない部分と毛の生えている部分の質感が違っていたけれど、そこをパウダーの濃淡で埋めたり、1本ずつリキッドで描き足したりすることで程よくならしていく。
かといって均一に埋めるとのっぺりした眉になるので、埋めすぎない。
足りない部分を足そうとするとどうしても濃く、太くなっていくので気を付ける。

④ 問題点より、全体をどうにかする

眉頭の欠けが気になって今回のメイクレッスンを頼んだけれど、実際には眉頭は最初の位置を取る事しかしていなかった……なのに、左右差や欠けがあまり気にならない。

「眉頭って毛の生え始め部分なので、そこまで気にしなくても大丈夫なケースは多いです。額のうぶげが左右対称じゃないからって気にすることは少ない、みたいな感じで」
と言われて、わーー確かにーーーってなりました。

あとは「左右差のある眉毛を直す」というメイク動画を見ても、他人の歪みと自分の歪みは全然ちがうから、言うほど参考にならない事にも気づいた……。無駄とは言わないけど、全然ちがった……。

今回、長さと形をしっかりテコ入れして、はみ出したムダ毛を少し削ることで一気によくなりました。

たぶん、人によって全然直すところは違うと思う……。黄金ポイントをとるだけでも、人によって違う。利き手側ばかり内側に描いてしまうみたいな癖も人によって出てくるらしいので、私と同じような悩みの人でも質問したら全然違う答えになるんだろうなと。

今回はモニター越しだったので細かくというより、形をしっかりテコ入れという感じでした。
それでも全然違う。

「眼鏡をかけると、余計顔の歪みって強調されるから、眉毛は大事です」
眼鏡は左右対称につくられているものね……。

私はきれいすぎる眉毛ってちょっと嫌だなって思っていたところがあって、毛に沿って描くイメージが抜けなくて、あと眉毛の上側の毛の乱れを対処できなかったというところが、今回の1時間レッスンでだいぶ解決してもらった気がします。

個別の問題点より、全体像。

⑤ おまけやコツや

1時間でとりあえず基礎、形のテコ入れという感じだったので、またお願いに行く予感があります。ちょこちょこと崩れ防止のプロの技とか、なぜ失敗しやすいのかとか、いろいろ教えてもらいました。
今度はチークの入れ方も教えてほしい……

「ハイブランドのお洋服にチャレンジしているなら、そのブランドのランウェイのメイクを取り入れるのもいいですよ!」と言われて、眉なしメイクなら眉毛を薄くするみたいな感じらしいので、今度気に入ったランウェイメイクがあったらまた自分の顔に合う感じにアレンジできるようアドバイスをもらいに行くかもしれない。


コスメカウンターみたいな感じしか想像していなかったけど、全然ちがいました。
みんなもオーダーするといいよ!問答無用で1時間コースがおすすめです。

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