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観葉植物が育つ部屋

引っ越しを機に、新居の手入れをいそいそとやっている。
いそいそとやりつつ、丁寧な暮らしってすごい強迫神経症に近いよなーと思う。

身体にいいとか、環境にいいという理由で、過剰に自分に負荷をかける。
強迫観念の表れだ。
永遠に物を数えちゃうとか、永遠に手を洗っちゃうとか、そういうのと似ている。

すごく大変だ。

すべてを!
考えた通りにやりたい!
という思いは、大体稚拙なものだ。
稚拙な考えを実現させようというのは、問題にぶつかるに決まっている。

インテリアの専門家にいろいろ相談したかった…
全部自分でなんとかするとか無理だョ☆

それでも、自分なりにやったにしては、観葉植物などを手に入れて、たいした進歩じゃないかと思っている。

引っ越しが嫌で嫌でどうしようもなくて、住みたい家もないし…という時に「イチジクの鉢植えが欲しい」と思ったのが家探しの支えになった気がする。
そうだ、私はイチジクの木が欲しかったのだ。

と言ってもイチジクは一年中手に入るわけではない。
なので、時期がきたらと考えていたら、通りがかったスリーコインズでミリオンバンブーが2本300円で売られていた。それも50㎝くらいのしっかりしたやつだ。

思わず買った。

このミリオンバンブーの竹子(本当は竹じゃない)を皮切りに、胡蝶蘭が欲しいとつぶやいていたらお友達が胡蝶蘭を有名な洋ラン園から直送してくれた。
胡蝶蘭さんは、非常にかわいい。
オレンジ系にしてみたんだけど、次々とつぼみが開いて、大渋滞。
水やりも、なんだかうまい事毛細管現象かなにかで、コップ状の鉢に1/3くらい水を入れておき、空っぽになったら同じくらいの量を足せばいいというやつで、非常に便利です。

竹子はしばらく旧居のほうにいて、胡蝶蘭さんは新居のほうに置いた。
新居の胡蝶蘭さんが目覚ましい成長ぶりに、思わずツーショットを取る。セルフィー。

そのあと、青山フラワーマーケットで売っているアイビー(ツタ)を買い、勢いでストレリチア・レギネを買った。レギネは極楽鳥花という名前で売られている花が咲くらしい。うまく育てれば。

うちに来たレギネちゃんはどうやらまだ赤ちゃんのようで、少し日陰でならしてからベランダに出したら、1日で茎がバキバキに太くなって新しい葉っぱがメキメキ伸びてきた。
あまりにすくすくと育つので、ストレリチアは根っこがヤバいというのを聞いて鉢底を見てみたらすでに根っこが見えているではないか!届いて1週間たってない気がするんだけど!植え替えの鉢なんかないぞ!
という事で、急遽1度引っこ抜いて、土を足して、根の下に少し空間ができるように高めに植え付けた。
そんな事で大丈夫かどうか心配なのだけど、新しい葉っぱがちゃんと開き始めているので、レギネちゃんは傍若無人に育っていく予感がする。
極楽鳥花を咲かせておくれ。

アイビーは、なげしにひっかけている。

家に植物があるのはいいものだ。
観葉植物があった方が、なぜかお花屋さんで切り花を買おうという気持ちになる。

植物が部屋の半分以上置いてある部屋というのは、私はあんまり好みではない。小さくても勢いのある鉢がいくつかびしっと生えているというのが一番好き。徒長は許さない。みっちりと育て。
水のあげすぎも乾かし過ぎも気を配り、日光と温度も適切に。

何週間かしたら、ビオレソリエスがくる。
イチジク、それも黒イチジクだ。
濃い緑の葉陰に、紫の実がなるのだ。

イチジクの香りが好きだ。
葉の香りが。
この夏からその香りを常にそばに置いておけるというのはとてもうれしいことではないか。

みな健やかに育つのだよ!!

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