ママ起業とか小商いとかチンケな事いわないでさ

「家庭や子育てを大事にしたいと始めたママ起業なのに、家庭を顧みずセミナーに大金突っ込んでる人がたくさん出てきて、それでいいのだろうか？」という、提言を見かけたのだけど……

ブチッ

好きにやったらよろしい！
家庭よりビジネスが圧倒的に水にあう人妻だっておろうが！
そこで才能を潰しにかかる良識めいた提言は、クソくらえだ！

でもね、ママ起業とか言ってる方も問題があるっちゃある。
前もそんなことをものすごい長文で書いたけど。

「子供のため、家庭を大切にするために起業するしかなかったんです」という保険をかけた発言。
嫌われない、可愛らしさを保持したアピール。

あるいは、「（夫は有名商社役員、自分もフランスとイギリスに留学経験もあり3か国語話せますけど）専業主婦で突然会社を作ることになってー」みたいな羊の皮を見事に被ったタイプ。

いやいやいやいや。
もう主婦とかママとかそういうアピールが通用しないくらい市場は飽和してますよ。あと、高校生起業とかの低年齢アピールもどうかと思う。

起業したら、つまりビジネスをはじめたら、年齢もバックボーンもすべて引っぺがされて市場という海の中に放り込まれる。
そこら辺を引っぺがされてから戦いが始まるというのに、どうせ脱がなきゃいけない服を一生懸命飾りたててどうするの。

服を飾りたてるというのは、市場という海に飛び込む事ではなく、いけすに入っている状態という事ではないだろうか。

起業マーケットという不思議な市場がある。
そこでは、起業塾とか、起業セミナーというもので起業したい副業したいという人を相手にお金を巻き上げてよくわからないハウツーを教える。
つまり、そこに行って画一的なマニュアルを買った人たちは全員「カモ」であって、カモとして立派にチンケな会社を立てる事になり、3年程度で廃業する。これが起業マーケット（＝セミナー主催者のいけす）です。

起業マーケットは初期の頃はママ起業とかとてもいい看板になった。集客する力もあった。それがママがうじゃうじゃ出てきて、なんのアピールにもならなくなっている。
現時点で、ママ起業と言って看板を掲げなさいと言ってる起業セミナーは時代の流れを読む力はかなり低いか、わかっていない頭の弱いカモをかき集めて集金することがメインになっている。

（余談ですが、迷惑メールですごいアホっぽい文面でくるものって、あのアホっぽい文章に騙される人を選別する機能になっていて、金を払えるアホを的確に釣り上げるためにアホな内容なのだと言います……金を持っているアホほどおいしいカモはいないので、詐欺をするなら一番いい相手です）

なんでこんなに詐欺に詳しいのかって、そりゃあ実家の借金がらみでいろいろあったからですよ！

詐欺は、弱いところを狙ってくるんです。

ママ起業とかプチ起業とか、金が欲しいけど子供がいて弱みがあるってはっきり言っている相手がザクザク集まる詐欺をしようとするならこれ以上ない餌場なんですよ。
だから、気を付けて。
そこで夢中になって大金を放り出すというのは、よくある話です。

最初の提言が、その詐欺に巻き込まれたママを心配してのことなら、まあ、あるかなとも思いますけどね。っていうか、ほとんどそっちでしょうね。
でも、本人が「騙された」と思うまでは、無理ですからね。他人が何か言っても聞こえませんから。

そもそもです。

ママ起業とか、小商いとか、なんでチンケな事をいうんでしょうか？
どう考えたって小さく始めるしかないんだから、言わずもがな小商いになります。
しかし、時代はインターネットがある。ほっといてもネットにのせれば、あっという間に世界に届くんです。私だって英語もろくにしゃべれないのに、作ったものは知らないうちに海外に飛び火してた。
なんで、最初から小さくまとまろうとするんだろう。

前もかきましたけど、ニッチというなら、それだけで最初から世界戦デビューなんですよ。

そういう時代なのに、なんで小さくまとまろうとするんだろう。
地域循環がダメっていうんじゃなくて、それもやった上で、そこを飛び越えることだって十分できる話っていう事です。

っていうか、売れるならどこでだってかまわん！！
という強い意志はないのだろうか。
なんで、プチとか副業とか小商いとか、小さくするの。
ひと月3万円稼ぐのが、どれほど難しい事か！！

プチ起業だから、小商いだから簡単とか言うなバカ！！
すごい大変なんだぞ！！
あと、すごい簡単ですよ～みたいな事を言ってカモを集めるなボケ！！
つまらない課題を出してつまらないコンテンツを量産させるなーーー！！！
などなど言いたいことはたくさんあるけど。

小さく始めるとかチンケな事いわないでさ、もっと自分のやりたいことをやろうよ。人に言われた起業じゃなくて。

でも、わたしの邪魔をするなら、容赦なく潰します。
市場原理です。

ここで「一緒に成長しよう」という人は、詐欺師の可能性が幾分かはあると判断します。あるいは、こっちに適当に乗っかってこようとしている可能性もあると考えます。
そうではない事もあるとは思いますが、可能性はどこか頭の片隅に置いておいてもいいでしょうね。

我々は常に誰かのカモになっています。その視点を忘れない事。
あと、無意識に詐欺的手法を使ってくるナチュラルボーンな詐欺師もいます。メンヘラに多いです。境界性人格障害とか言われるタイプもいます。見た目ではわかりません。言動には常に注意が必要です。

それでも、本当に物事を作る人は、何があっても作ります。誰かが邪魔をすることなんてできないんです。
少しばかり気が狂っていても、結果さえあればそれでいいんです。
すべてを引っぺがされて放り込まれてから始まる戦いは、本当に自分自身で戦える。その時、わたしは「生きててよかった」と思います。
肩書も学歴も、経歴もいらないんです。何歳で、女で、顔がどう、見た目がどうとかで判断されないで済むんです。それが、私にとって何より幸せです。

ビジネスをするというのは、嘘をつかなくていいということです。

可愛いふりも、弱い振りも、バカなふりもしなくていい。

やっと自分のままで、余計な判断をされずに商品だけで評価される。それがどれだけ幸せなことか、誰かにわかってもらう必要なんてないです。
かってに小商いとか、ママ起業とか言っていればいい。そんなところに私の幸せはないから。

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