ぜろいち「Zero to One」第2部(ゲスト出演 おジャマはずれルさん)感想文(2023.12.16)
普段ござさんのことしか呟かないわたしですが、Twitter(X)に上げた短文を、ここに少しだけまとめることにしました。おこがましい態度とは思うのですが、わたしとしてはTwitter(X)が今後どうなるかわからない不安定さを有しているので、データをバックアップするつもりでまとめています。一つの見方としてお読みいただければ幸いです。
2023.12.16。ぜろいちさんの初の有人コンサート「Zero to One」第2部に行ってきました。ゲスト出演は、おジャマはずれルさん。ぜろいちさんのコンサートもはずれルさんの生演奏も、どちらも初めて。
三鷹市 Y'sホール三鷹。某スタジオ美術館に来たり、太宰治の足跡を訪ねたりするのに来たことはあったけれど、このホールは来たことがない。バス路線を調べるのも楽しい。
Y'sホール三鷹に似つかわしい、小さめのB211?のスタインウェイ。音は抜群によかったし、奏者2人とも痩身だけど手が大きいからか、音量も音質も充分でした。
ぜろいちさん、初め少し緊張は見えたものの、選曲も演奏も素晴らしかった…戦争ソナタ(6番?とTwitterに書きましたが、7-3だったとセトリにありましたね。2023.12.31追記)の冒頭の、荒々しくも揺れるテンポに、混迷する今の時代を代弁してもらったような気がします。
戦争ソナタに続くオリジナル曲「Sapphire」という曲構成も文句なく素晴らしかった!軽やかな三拍子の、少し牧歌的なフレーズで、平和になったら男女で踊られるだろうワルツを思わせられる…
戦争ソナタからのワルツは、まさに今の世相を感じさせて、ぜろいちさんの祈りが伝わってくるようだった。さらに「ミスティ」というあそこのぜろいちさんのソロ、ほんとに充実していて素晴らしかったです!
ソロの間まるで譜めくりストみたいにぜろいちさんの少し後ろで控えていたはずれルさん。彼の生演奏を聴くのはもちろん初めて。
連弾が始まると、ぜろいちさんの手元見つつ、テンポを揺らし調性を変え、ふざけてるようでありながらJAZZ一曲のモチーフを展開させるのが素晴らしかった。
JAZZを聴き弾きこなしてきた数がきっと圧倒的なのだろうけど、ぜろいちさんをリード(撹乱w)する上も、下のくっきりとしたベース音も、はずれルさんは素晴らしかった。
「(次は)ふざけない!」と言って始まったSpainにも、クリスマスの街並みを混ぜ込んだようなフレーズが混ざり、おジャマはずれルさんの、客側へのサービス精神を感じました。
encoreの第九はその場で選んだのだろうけど、年末感ある良曲。最初ぜろいちさんが上で、はずれルさんが下。途中上下入替したんだけど、ある程度展開してもはずれルさんが終えないから、ぜろいちさんが指で上の鍵盤を指して「ラストね」って指示。で、はずれルさんだいぶ間を溜めて……終了。
まるでステージが終わるのを惜しむかのように、はずれルさんが一番最後の高音を大事に弾いたの見てました。
スタッフの方もみなさま気持ちよく迎えてくださって、温かいホールでホスピタリティあふれるライブでした。また、わたしが人見知りを発動してモタモタしているのを助けてくださった観客の方も…ありがとうございました。
ところで、余談&個人的なことですが、年末の中孝介コンサートとぜろいちコンサートの2回にわたり、わたしのnoteをじっくり読んでくださってる方々に(仲間うち以外で)初めてお会いし、びっくりしました。自分の備忘録のために書いているもので、コンサート直後以外に需要はないと思っておりました…
見てくださっている方がいると知って、気持ちを新たにしました。そんなこともあって、この記事をアップしたのでした。
今日は大晦日。まもなく2024年を迎えます。来年も再来年も、すてきな音楽に出会えて、世界が一刻も早く平和になりますように祈りつつ、今年のしまいといたします。読んでくださってありがとうございました。
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