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2022.5.3 「ござの日2022」感想文

 これは2022年当時つぶやいていた「ござの日2022年」の感想文であり、Twitterのモーメントが見られなくなったことをきっかけに、2024年noteに再編集した文章になります。2年前の小文であることから当時の状況説明や言葉足らずであるところに注釈を入れつつ、基本的には旧Twitterの短文の勢い(常体のまま)をそのまま活かして編集しています。
 いつもお断りしている通り、わたしは文筆家でも音楽関係者でもなく絶対音感もない、ピアニスト・ござさんを単推ししている一般人です。大して音楽に詳しいわけでもないため、誤りがあるかも知れません。間違い等ありましたら、優しくご指摘頂けると助かります。

0 コンサートの前に

 2022年5月3日「ござの日」於クールジャパンパーク大阪 WWホール。東北から関西への旅行はコロナ禍を経て2年ぶり。京都あたりへは、若いときなら高速バスで、年齢がいってからもコロナ前ならわりと軽率に弾丸で出かけていたけれど、大阪へは4年ぶりくらい?そんなワクワクも載せた航空機での旅。

 空港に降り立ち真っ直ぐ心斎橋へ。この日、ピアノに関わる非公式のイベントがあったことは記録しておきたい。
 某ホテルのアプローチにある、予約制のストリートピアノ。そこに、Twitter(現X)に演奏を上げていらっしゃる方が5〜6人集まるという。街中で聴こえるピアノの音色はとても心躍るもの。友人とランチ後に駆けつけると、パステルカラーでペイントされた白いグラピの周りに、すでに数人の方が集まっていた。
 事情通の友人に、「あの人◯◯さんだよ」と教えられるアカウント名が、みな界隈でも有名な方々。コンサート前にもはやワクワクが止まらない。中でも、パラパラしたござオルタネイトの入ったフレーズやござさんオリジナル曲が流れると自然とわあ…と声が上がる。
 「ここ難しい!」「わかる!」みたいなピアニストさんたちのやりとりは、同じ課題曲に取り組む仲間意識を感じるやりとりで、近くで拝見していても微笑ましいものだった。

とある方の演奏。パラパラフレーズが気持ちよく響いている。

 楽譜やタブレットには、何の曲のどこを好きで練習してきたかが想像できる書き込みの数。そういうござさんファンが、市井にたくさんいらっしゃるんだ!ということを、はっきりと目にした瞬間だった。
 『EnVision』アレンジの「Danny boy」を弾いた方もいて、本当に涙が出た(作者注:公式楽譜集が出るのは2022.9.26。採譜は演奏者様本人がされているのもすごい)。ご本人は納得いく演奏ではなかったと仰っていたが、演奏そのものに加えて、ストリートという場所や、ござさんのコンサートを控えている気持ちの高揚など、いろいろな要素が相まっての特別さがあったと思う。泣いていたのはわたしだけではなかったから。
 そもそも、これほどまでにオリジナル曲もアレンジ曲も奏法も、そのどれもが愛されているピアニストはやはり稀有ではないだろうか。…というかどれもこれも名曲過ぎる!わたしも、もしもピアノが弾けたなら「アネモネ」弾きたいもん!
 GAやござアレンジ、ござオリジナル曲がこんなふうに愛されていて、心斎橋ど真ん中の街角ピアノで弾かれていて、2022年の5月3日に彩りを添えていたということが、ささやかながらござさんひいてはピアニスト様方の応援になればと思って書き加えた次第。
 それからみなで連れ立ってクールジャパンパーク大阪 WWホールへ移動した。

1 「ござの日2022」の問い

 むろんライブは一期一会なのだけれども、ござの日2022にはよりそれを感じたライブだった。そして、ライブのMCでおっしゃっていた「次にソロライブをするならどんな曲をやりたいか」という自分への問いへの、アンサーとしてのコンサートの在り方…
 何度か書いているように、わたしは、ござさんはいつも自分に問いを立てて課題を持ちつつ演奏活動をしていると思っている。一期一会の今だから奏でたい音… どんな曲でも弾けちゃう人が弾くべき曲を絞るときに、誠実に考えた構成のコンサートを聴ける喜び。バンド有りというところにも、ござさんのエンターテイナーっぷりを感じる企画。

①ソロ「泳げ!たいやきくん」

 まずはソロ。説明不要の、跳ねる16分音符が目白押しのかっこいいJAZZアレンジ。生配信でも弾いたことあるけど、左手がより精密になり力強くなっている感じ。間奏のウォーキングベースのリズムが刺さる!
 長調に転調してさらに転調…肝が座ってるアレンジだと思った。高みを目指すござさんの真骨頂!

②ソロ「GET WILD」

 最近(作者注:2022年5月当時)の生配信で2回くらい弾いていらした。pinksaurs(@pinksaurs)さんのデータによると、過去3年でもレパートリー2000は超えてる(作者注:2022年当時)中からこれ。いつも幅広い世代を意識した選曲で感心する。ござオルタネイトを堪能できる、かろやかでリズミカルなパラパラフレーズ。指のヒラヒラがとてもきれいで、にこにこになった。

③ソロ「アネモネ」

 最近、アネモネと聞くだけで涙ぐんでしまう。今コンサートでは、最初のフレーズでもう、うるっと。ゆったりとしたテンポに穏やかなピアノの音色が乗って、極上… そして最後の間が!!!
 なんといういたわりと友愛じゃ…の気分。生のアネモネは、とても優しいタッチで美しく、美しくて泣けるのだ。
 叶わない願いではありますが、スピーカーを通さずに生音だけで聴いてみたい曲第1位です(作者注:という願いは、この8ヶ月後2023.1.15「Winter Special」で叶うことになるんだからござさんのセンスはずば抜けてるなあと思う次第)。

④ソロ「マズルカ変ロ長調OP.7-1」

 クラシックについては美しいとしか言えない音楽音痴だが、この美しいクラシック曲を充分に聴かせておいて、それから次の「Chopin syndrome」を…という構成の妙。
 それは非常に知的な遊びだ。音楽を遊ぶために…あるいはわたしのような初学者(本当は初学ですらないが)が次の曲のプレゼントを受け取るために必要なアイテムとも言えるかも知れない。
ござさんの心入れが感じられるセトリではないだろうか。

⑤ソロ「Chopin Syndrome」

 まさかこれを生で聴けるとは思っていなかったので、本当に感激!
 もちろん演奏動画では弾いているが、あれだけの大曲…長さも、内容も…だから難しいと思っていた。だが、初めに書いたように「今弾くべき曲」を考えて「Chopin syndrome」をチョイスするというところに、ござさんの強い思いを感じてしまうのはわたしだけではないと思う。
 実はこの動画が公開されたとき、この大曲をどう鑑賞すべきなのかかなり考え込んだ。そしてYouTubeのコメント欄にこう記した。

 "Chopin syndrome"!タイトル通りの圧巻の編曲に加えて、何か大きな使命を担っているような凄まじさを感じる演奏でした。
 マイキングや照明、編集までこだわっていらっしゃるところには、世界の隅々まで届けようという気迫すら感じました。…弾き手の手から離れた楽曲、聴き手の意思に委ねられていく過程でこんなふうに豊かに解釈される世界観を持つ作曲をし、演奏し、発表できるコンポーザー&アレンジャー&プレイヤーと同時代に生きている幸せを感じます。そしてそれに共感できる人を多く持てているのも本当に貴重だなぁと。

 こんな楽しみを与えて下さるござさんには感謝しかありません。わたしは office zodiacさんほどの知識はまるでないのですが、この動画を何度も見ている間に、ござさんが考えを巡らしたであろう西欧の歴史が浮かんだのでした。それは多分、なだらかに繋がれるいくつもの曲のパッチワークに、平和に共存すべき国々を思わせられたからかも知れません。英語表記も付記してあるし...
 大声での主張やシュプレヒコールでなく批判でもなく、こんなふうにピアニストとしての矜持を持った表現ができるござさんは、規格外の表現者であると思い、それもまたうれしかったりします。
 この動画から、さらに世界中の方々にGozaの名前が広まりますように。Gozaさんがさらに豊かな表現を生み出す世界となりますように...
そう祈らずにはいられません。

ござ「Goza's Piano channel」より「『世界一“ショパンっぽい”曲』作って弾いてみたら、メチャクチャな難易度になった」コメント欄より引用

やはり、というべきか...2月からの練習とメン限動画にありました。ござさんの深い思索と、地道で緻密な練習風景に、さらに心打たれたことを付記します。(2022.7.11)

同上

 このコメントは一人で書いたものでなく、そのとき返信を下さった方々とのやり取りの中でアウフヘーベン?されたものだと思っていて、実はその方に掲載許可をいただきたかったところなのだがTwitter上で探しきれず、やむなくお名前だけ書かせていただいた。
 2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が開始されてから、表現者の端くれとして何か出来ないのか、すべきではないのかということは少なくない人が考えたのではないか。
 ござさんがメン限動画でこの大曲の練習風景を上げていらっしゃるが、練習が「2月から」と仰っていたことでああやはり、と膝を打ったのだった。むろん、コンサートで「Syndrome」を演奏することについては、ご自身が練習に余裕をもって計画し自信をもって演奏できることが大前提だったと思う。CDの発売を経てその反応を見つつ、きっとあの問いかけを自らに課し、根拠を持って練習し、問いへの解として演奏されたのだろうという気がする。

 演奏は、痩せているござさんが全身、全体重をかけたようなfffの演奏の激しさを見せて観客を圧倒した。いつも穏やかで優しい彼の内に秘めた激情を感じた。激しさ、何かへの怒りのようなもの、平和への希求。
 聴いた人も何かを表現せざるを得ない気持ちにさせられる楽曲に育てている…そんな気がする。

動画が上がったとき描いたもの。琥珀はポーランドの名産。インクルージョンの複雑さをヨーロッパの歴史になぞらえて。


⑥ござバンド「小フーガ ト長調」

 ここで暗転し、ござさんのお着替え&バンドメンバーの入り。こういうライブ全体の構成面もかなり洗練されいた。吊りもの(「ござ」ロゴ幕)もあって、メンバー紹介もスマート。1曲ずつの説明にこだわらずライブの流れを止めない工夫がされていたと思う。

 始まったのはまさかのクラシックで、ピアノの音色が生きるバンドアレンジ。Per、Drに負けない響きの豊かさ!!直前に行われたねぴふぁびと同じ選曲だがこちらはバンド仕立てで、2つ聴くことでござさんアレンジの幅の広さを感じられる豪華な答え合わせになっていた!
 ネオクラシックの格調の高さとバンドの迫力あるアレンジ。そしてやっぱりネオクラシックには弦楽器効くんだなあと感じるベースがGJ!あと直井さんの動きが可愛くて目が離せない。

⑦ござバンド「pretender」

 スマートなメンバー紹介の後、ヒゲダンさんの「pretender」、これござさんらしさ満載で大好き!ご本家の印象的なイントロはそのままなのに、始まってみるとなんとラテン!バンド編成を明確に意識したアレンジに、ござさんがこれまで積み上げてきただろう、豊かな音楽性を感じました。Pfの入りスマートすぎる!
 左手にもメロディラインにも細かいリズムが入っていて、これがござさんのラテンピアノの完成形なんだなぁと感無量(2022年当時、ござさんは世界の音楽研究に余念がなく、しばしば配信でその一端を紹介してくださっていた)!
 お尻を浮かせて音に体重を乗せているのもGJ!それにしても、クラシック的な演奏からのラテンへの切り替えが早い!

⑧ござバンド「花」

 うってかわって「花」。
 繰り返し聴いているはずだけど、その都度アレンジに驚く。Pf.の同音連打にからむ熊吉郎さんのベースが先鋭的。Per.直井さんの確信に満ちた演奏も好きだ。リズムをDr.高橋さんに一任して、Pf.のリハモの凄さが活きてる。ソロピアノと違うプログレ感が心地いい。

⑨ござバンド「葛飾ラプソディー」

 待ってました!!「葛飾ラプソディー」!!!周囲から「よかった」の声が多かったのはこれのような気がする。ソロ回しが素晴らしくて、バンド編成の醍醐味が感じられた楽曲&アレンジ。控えめなピアノソロから始まり、Per.隊の盛り上がりと共にボルテージどんどん上がっていき、すごい和音弾いてるー!
 熊吉郎さんのベースソロ、音を楽しんでいる様子がほんとにいい!拍手みたいにPer.直井さんが裏拍合わせる一体感たるや!みんなニコニコして演奏しているのがかわいいし、バンマスのござさんがみんなを遊ばせているのが最高!
 ソロを讃える拍手が会場から湧く一体感があるの嬉しい!そしてもはや恒例の、Dr.高橋さんとPer.直井さんの技の競合!2周くらい?と拍手が起きかけたのを軽々越えて続くわ続くわ…Xだったのかな?ござさんのニコニコぶりも最高!
 終演後のござさんの満足の「ふうー!w」も最高で名演だった!

⑩ござバンド「清新の風」

 そしてついにみんな大好き「清新の風」!
 バンド編成はねぴらぼ以来で、まさに清新!グリーンの照明に照らされたござさん、草原で弾いてるみたいで爽やかで気持ちよさそう。
 考え尽くされた曲ってソロピアノでもオケ入ってもバンドでもいいんだなぁと感心する。前回のコンサート、ストリングスとても良かったけどちょっとだけミスがあったから、ござバンドメンバーの、完璧に整った演奏が愛おしい。メンバーみんな、この曲を大事に演奏しているのがわかってグッとくる。…

⑪ござバンド「Danny boy」

 この日、ストピのダニボ(ござアレンジ)で泣いてるからどうかと思ったのに、またすごいアレンジで来たのでびっくり。
 Bass.イントロで始まる仕立ては去年と同じ。でも佇まいが違う。Bass.の複調?不協和音のイントロのハーモニクスが、次第にアンティークオルゴールのような、擦り切れたレコード録音のような、レトロな響きに聴こえてきて、それに合わせるような静かにスタートするPf. …
 間奏も控えめで主旋律の美だけ。Per.とDr.も囁くような演奏で、しみじみ楽曲の美しさを感じさせられた。そしてこの控えめで落ち着いたアレンジで思い出すのは、出兵する子を思う原曲の歌詞。一連のレトロな雰囲気は、原曲に想いを馳せるための仕掛けで、CD所収のような軽やかなJAZZパートがないのもそのため?!
 「今演奏するなら」の問いに対する答えの一つは、この混迷の時代に出兵する子を思う親心なのね…この素朴な原曲の意に気がついた瞬間、だーっと涙が。ござさんあなたって人は…!ほかの方の演奏も聴いたが、ござアレンジが頂点だと思う所以である。

Danny boyの一場面。アンティークな雰囲気の電球の効果もあり、切なく静かなDanny boyだった。

⑫ソロ「そして鐘が鳴る」

 丁寧なMCで、配信組への謝意を口にしてござさんとござバンドメンバーは下手にはけていったが、Danny boyの感動は止まることなく、アンコールを望む拍手は初めは個々に、やがてそろってうねりとなった。
 やがて出てきたござさんは1人で、その深々としたお辞儀に号泣する人多数。

 「次にソロライブをするならどんな曲を演りたいか」の答えとしての新曲、と聞き、会場からかすかだけど確かな歓声が上がった。
 「そして鐘が鳴る」!!タイトルが詩!もはや詩!!ござさんのオリジナル曲はいつもタイトルがキマっているけど、これは本当に詩だ…

 ところがこの新曲が始まると、詩というより歴史的ストーリー性のある大曲で圧倒された。鐘、といえばラフマニノフやシューマンで音楽家には親しみのあるモチーフ。
 時計のなかった近世から、時報であり祈りであり告知であり…いざ「こと」が起きたときの警報であり…それが「鐘」の役割だったはず。
 わたしはこの曲を組曲として聴いた。

 一部。素朴に響く時の鐘。それは平時の鐘。ある日軍靴の音が響き、それにつれ鐘は高揚し、ことの始まりを告げる。…左手でリズムを一定に保持しながら右手は時代の不穏さと事態の展開を示唆。同音連打?が多く、リズム保持が得意なござさんならではの難曲!!
 二部。打って変わって悲哀の感情がひたひたと押し寄せる鐘の音。聴き手の心臓まで早鐘。左手が悲痛なメロディを歌い、椅子から体を浮かせて全体重を鍵盤に預けるようなfffの音圧!最後の鐘は荘重な和音で荘厳に。和音の直前にぽんと弾かれる左手…すげーとしか!

 今(2022年5月当時のことだが、あれ以来侵攻に次ぐ両国の紛争は今尚続き、更にガザへのイスラエルの非人道的攻撃も起きている!)世界では信じられないような出来事が起きている。この楽曲の楽譜の一部がツイートに上がったのが2/14だから、侵攻よりも10日ほどは前のこと。だから、あれとこれとが直結しているとは思わないが、「今演奏すべき楽曲」として重い課題を背負った曲なんだと思った。
 わたしは、まさにこの曲を聴くために今ここにいるんだなあと確信するすさまじい楽曲、すさまじい演奏だった。終演後、ござさんがふわっと去っていくのが信じられないほど、聴き手に預けられた宿題の大きさに呆然としながら、めちゃくちゃ泣いた…

 ところで曲名だが、希望の鐘、祈りの鐘があなたのために鳴るという意味を含むように思う。ござさんによる「誰がために鐘は鳴る」なのだろう。
 …これは今のところわたしなりの曲の解釈なのだが、ここに至るまでライブ後、ほぼこの曲のことを考え続けてきた。大丸百貨店をひやかして回りながら、おいなりさんを頬張りながら、飛行機の待ち時間、仕事中…ずっと。実はぼんやりしていて飛行機を一本逃してしまうほどの衝撃だった。金銭的にも泣けた(普段はそんなことないと思うのだが、ござさんのコンサート後は毎回凄すぎて本当に呆然としてしまうのだ)。

さよなら関西…また来るね

 ござさんの凄さは、その作曲の気高さと演奏の偉大さが同時に存在するところだと日頃から思っているが、さらに思索的な芸術性の高い作品までもが彼の持ち分だったかと「Chopin syndrome」に次いでしみじみと思わせられている。
 そんな折、菊池亮太さんが2022.5.8のYouTube配信の中で、ござさんを「青い炎」に喩えていらっしゃって、それがストンと腑に落ちたのだった。何かせずにはいられない気持ちで、一気にイラストを描き上げた。

青い炎が立ち上るのと、YouTube配信の待合画面のモルフォ蝶のイメージで。


 ところで、右腕のシャツの透け具合から(なにっ)、ござさんずいぶん痩せたなぁと思いました。あんな激しいパッションを情熱のまま打鍵して、よく倒れなかったなぁ…
 ともかく身体をいたわり、長く長く素晴らしい楽曲を演奏し続けていただきたいと思っています。

あのときの真っ赤な照明も印象的で、当時何人もの人がイラスト等にされていたはず。
本当はお揃いのシャツではなかったけれど、仲の良さを感じてニャンコシャツをお揃いに。一番描きたかったのは、真っ赤だったり擦れた跡のある働き者のござバンドメンバーの掌。

2 あとがき

 ここまで読んでくださったみなさまに感謝です。そうそう、現場に行かれなかった方のため、最後なぜあたたかな笑いが起きたのかというと、はけるときにプロセニアムの袖幕にぶつかりそうになるという一場面があったから。
 大曲の演奏を終えて、彼自身もふわふわしていたのかもしれませんね。

「ござ」ロゴを入れて
テキトーに描いたが、なんとなくメランコリックでお気に入り

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