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#23 高天酒造
こんにちは。
be-en代表のゆうかです。
蔵元巡り第23弾は、明治4年創業、長野県岡谷市にある高天酒造株式会社を訪問し、代表の高橋功さんにお話を伺いました。
高橋さんは酒造会社で働く傍ら、木曜昼13:00スタートのラジオでDJを務めるなど、マルチに活躍されています。学生時代は家業を継ぐ気はなく、大阪芸術大学で芸術を学んでいました。しかし、自分のブランドを持てることに憧れ、家業を継ぐことを決意されたそうです。
今回は、そんなユニークな経歴をお持ちの高橋さんから興味深いお話を伺うことができました。
地元に愛されるお酒を目指して
高天酒造のモットーは、「地元に愛される酒」。高天酒造で造るお酒を通してふるさとの心を伝える酒造りを目指しています。理想のお酒は、「まるくて、”すべらっこい” 酒」とのこと。「すべらっこい」とは、諏訪の方言で「スルスルと喉を通る」という意味だそうです。
諏訪には酒屋が9蔵あるそうですが、日本酒免許は酒税が厳しく、販売数の維持が難しいことから免許譲渡する蔵もあるそうです。
令和4年度の国税庁の調査※によると、長野県には清酒の製造者数が80、ワイナリーが65 ありますが、今年中にはワイナリーの数が日本酒の蔵の数を抜くと言われています。
※出典:酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和4年アンケート
杜氏は功さんの妹の美絵さんが務められています。杜氏は地域によって独自の呼称があり、諏訪市周辺を出身地とする美絵さんは、諏訪杜氏にあたります。
現在、高天酒造には蔵人が3名、社員が5名の他、家族5名でお店を切り盛りしているそうですが、昔は杜氏が村人をスカウトし、チーム制で泊りがけの酒造りをしていたこともあったそうです。
現在も原村の農家さん3名が冬になると蔵人として仕込みにいらっしゃるそうです。
今回のご訪問で、日本酒製造場所をくまなく案内していただき、高橋さんの優しいお人柄を感じました。
一部ですが写真でご紹介します▼
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そんな地域愛溢れる高天酒造で造るお酒は9割を地元に卸していて、1割は口コミで県内外へ卸しています。毎日高天を飲まれるお客様は、新酒に変わると味の違いに気がついて電話をかけてこられるほどだとか。
高天酒造のお酒は品評会でも高い評価を得ており、長野県清酒品評会で「首席優等賞」を何度も受賞しています。
2014年には、多年にわたって長野県で事業を継続し、地域社会に貢献してきた老舗企業に贈られる「長野県百年企業<信州の老舗>」も受賞されています。
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地元を愛し、愛される高天酒造さん。
お酒を中心に広がる輪と愛が素敵だと感じました。
また素敵なご縁に恵まれますように。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
文責:むーみん
今回訪問した高天酒造株式会社のHPはこちら▼
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