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#12 太田酒造

こんにちは。

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第12弾は奈良県生駒郡斑鳩町に店舗を構える『太田酒造』さんをご紹介します。

太田酒造について

明治2年に創業し、地酒、奈良漬の製造販売をしています。

商品の販売口である太田商店は、江戸時代後期に建造された木造の酒蔵を利用していて、主屋、茶室、内蔵、蔵前小屋、南大蔵、西大蔵は登録有形文化財に指定されています。

太田酒造がある斑鳩町はかつて聖徳太子が飛鳥から斑鳩宮に移ってきたことで脚光を浴び、世界文化遺産である法隆寺をはじめとする寺社、文化財、藤ノ木古墳なども楽しむことができます。

太田酒造のこだわり

太田酒造では店舗販売にこだわり、小売店では販売していません。

理由は、商品の味と品質にご納得いただいたお客様に購入していただきたいから。

奈良漬を試食させていただきましたが、お酒の風味が強く、苦みと日本酒の香りが印象的でした。奥様曰く、「切ってから数日経った方が、風味が落ち着き美味しくなる。」とのこと。実際に、切り分けてあったものを試食させていただいたところ、コクがあり、とても美味しかったです。

うりの奈良漬

太田酒造で製造している奈良漬は酒粕や黒糖を使用し、保存料や人工甘味料を使用しない、無添加にこだわっています。

かつては地酒も太田酒造の蔵で製造していましたが、奈良漬が好評で、今では自蔵での酒造業は撤退し、奈良漬の製造に集中しているそうです。

太田酒造さんでの奈良漬製造の始まりは、お酒作りでできた酒粕に砂糖をたくさん入れて家族だけで食べていただけだそうです。それを近所の方々へもお裾分けしたところ好評になったとのこと。次第に、地域の方が手土産として購入してくださるようになり、今では全国から注文を受けるまでに広がりました。

また、信州で食べた奈良漬がとても美味しく、黒糖を入れていると聞き、太田酒造さんの奈良漬にも使用し始めたそうです。黒糖は高価である上、ブロック状の固形で仕入れるため、仕込みに手間がかかります。太田酒造さんの美味しさへの追求が感じられました。


奈良漬を取り出す店主

奈良漬を漬けている酒室も見せていただきましたが、量に圧倒されました。

蔵の入り口
蔵の奥

本当にすごい量。。!

しかも、蔵にある奈良漬はすべて売り切れてしまうそうです。

それもまた凄いですね。。。

数秒ですが動画をリールに残してありましたので、よければご覧ください!


太田酒造は、高齢のご夫婦で切り盛りされており、漬け樽が重くて作業ができなくなっているとのことで、男性従業員一名の力を借りて製造を続けられています。
太田酒造さんの美味しいこだわりの奈良漬を是非守って行ってもらいたいと思っています。

斑鳩町を訪れた際は太田酒造の奈良漬をぜひご賞味ください!

▼今回ご紹介した太田酒造の HP はこちらから👇

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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