プログラミングでの%って?整数の世界を体験しよう
こんにちは。Yuukaです。
こちらの音声配信は、私が得意とするプログラミングや数学に関連した、知って得する情報をお届けしています。
さて、今日は整数の世界をプログラミングで体験する時間です。
%(パーセント)記号や整数の割り算についてお話しします。
%は剰余演算子といって、割り算の余りを計算できる記号です。
Python、C言語、Java,、JavaScriptなどの主要言語で使われています。
10%OFFの%(パーセント)ではないので注意してください。
割り算の余りというと、小学校の算数で登場して以降、あまり使わないと思われる方、多いかもしれません。
中学以降の一般的な数学では割り算で余りが出る場合、小数や分数に直してしまいますよね。
でも、この%(剰余記号)、使いようによっては、いろいろと使えるんですよ。
まずは、代表的な数学の問題を考えてみましょう。
偶数・奇数の判定
「偶数」とは、2で割り切れる整数のことをいい、そうでない整数を「奇数」といいます。
この定義をそのままプログラミングしてみましょう。
また、2 つの正の整数(ゼロは含まない)の最大公約数を求めるユークリッド互除法も割り算の余りを使って計算する。プログラムは少し複雑なので、別の機会で説明します。
季節の判定を割り算で行う(余りを切り捨てる)
四季(春・夏・秋・冬)の季節について、気象庁では次のように分けて予報に使っています。
春:3月、4月、5月
夏:6月、7月、8月
秋:9月、10月、11月
冬:12月、1月、2月
これを割り算を使って判定してみます。
3、6、9、12という数に着目しましょう。
これらは3の倍数ですよね。
次に、
1、4、7、10という数に着目しましょう。
これらは3で割ったら余り1です。
最後に、
2、4、7、11という数に着目しましょう。
これらは3で割ったら余り2です。
この性質を利用すると、
春:3で割ったら商が1、余りは1、2は切り下げ
夏:3で割ったら商が2、余りは1、2は切り下げ
秋:3で割ったら商が3、余りは1、2は切り下げ
冬:上のどれでもない場合
そのままプログラミングすると次のようになります。
いかがでしたでしょうか。
見慣れない%(パーセント)、そしてその余りを切り捨てて整数の世界で考えるなど、プログラミングで数学の世界を体験できます。
では、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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