ゾーン 相場心理学 6章
この章では。マーケットにおいて「何事も起こりえる」という事実を強調している。
しかし、この事実をきちんと理解しているだろうか、、、
理解しているか?というのは、何事も起こりえるということを頭の中にいれておくだけでなく、心から強い信念を持つことである。
その強い信念をもった精神プログラムを構成するのが一番難しいだろう。
作者も、自分の心の鍛錬が必要であると何度も言っている。
さて次はトレーダーにおいて重要な要点についてまとめる。
本文より抜粋
恐怖心なくトレードできる能力
その観点からマーケットが提供するものを認知する能力
今この瞬間の中で完ぺきに集中力を維持できる能力
自然にゾーンへと達することができる能力
1と2に関しては、これまでの章で触れられている部分だ
恐怖心は判断を鈍らせ、失敗のおおもとの原因である
そして、その恐怖心から私たちは無意識に情報を狭め、認知できなくなるのである。
自分の心を解放することで、意識を広げることができるのだ、そしてこれが「ゾーン」への道のりへ繋がる。
トレードにおいての「ゾーン」とは、マーケットと同調することだ。
マーケットとはほかのトレーダーたちの心理、つまり集団心理を反映してるものであり、同調するというのはその集団心理と繋がることができることである。しかし、そうたやすくはない道のりだ。
主に2つのハードルが存在し、ひとつは 3の今この瞬間への集中力を維持する能力の取得、もう一つは左右の脳の分業を超えること。
それぞれ、左脳は理性、右脳は直観とインスピレーションをつかさどる部分だが、大人になっていくと右脳の部分を使うことが難しくなってくる。
なので、トレードにおいての感覚(勘、直観、発想など)を理性、つまり左脳で抑制してしまうという事態が起こるのだ。
トレードについての概念を漠然と理解するだけでは成功はつかめない。
マーケットでは常に何かが起こりうることを信念を基盤として持っていなければならないのである。
その信念をもつことで、初めてトレードへの心の準備ができているということなのだ。
このように精神鍛錬を積むことで、マーケットと同化することができる。
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