「道化師」の役割
「道化師」滑稽なことをして人を笑わせることを職業とする人
またの名をピエロ、中国語で小丑
道化師というとサーカスで活躍しているイメージが多いだろう。
道化師はいつから存在していたのか、
職業として確立し始めたのは古代エジプトまで遡るらしい
当時は貴族などの特権階級に重宝されていたそう。
冗談やジョーク、馬鹿なことをやって人々を笑わせるという娯楽を提供する対価としてお金をもらうのが道化師だ
しかし、現代ではメディアやネットの発達により、道化師の役割を果たす人が増えたように思える
テレビの中の芸人だって笑わせることによって人を楽しませるのだから役割としてはピエロ的な立ち位置だ
ところが、ここ数年で一般人でも収入を得られるコンテンツが増えた
代表的な例がユーチューブである。
素人でもエンタメを提供できる時代になってしまったのである。
しかし、素人がやっているからこそエンタメの世界と現実の境界線がわかりにくくなってしまうという曖昧さが発生する
なにもわかりやすいお笑い的な芸をやらずとも、炎上みたいなこと、
他人のネガティブな部分にフォーカスするなど、、
数えきれないほどの例があるが、やはり現実との見分けがつかないリアリティさがある
どこからどこまでが演技なのか、これはシナリオなのか?わからないのである。
これをエンタメとして楽しめる人は良いのだが、なかには現実のこととして捉え暴言や誹謗中傷行為をしてしまう視聴者もいるだろう
叩きに耐えられる人とそうでないひとがいると思う
耐えられる人というのは、圧倒的にエンタメを提供する才能があるといえる
むしろ叩きを楽しめるのかもしれない
ここで人間心理というものを考えると、
人を叩くというのも娯楽のうちに入るのだなということ。
なんでしょうね、人を下に見ることで快感を得る、という部分もあると思うのだけど、多分叩いている人はわからないでしょうね
ピエロを本気で叩く時点でピエロの勝ちなのである。
ピエロというのはわざと自分がそういう対象になって娯楽の場所をつくりあげますからね
しかし、さっき言ったようにずっとピエロを演じるのに限界を感じる人もいるだろう、精神的負担もかかってくるからだ
ずっとピエロを演じられる人には感嘆を覚えざるをえない
果たしてその仮面の下にはどういうひとが隠れているのだろうか
見えない仮面に騙される人の多いこと。
つまり相手がピエロだと気づかずにまんまと引っかかってしまう
エンタメの世界はすごい
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