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花鳥風月シリーズ 完。

花鳥風月シリーズ最終作品~moon~のリリースから1週間。

新しくオープンしたWEB SHOPで、さっそくゲットしてくださった方、
ライブで直接購入して下さった方、ありがとうございました!


▼オンラインショップはこちらです!

音源は気に入っていただけましたでしょうか?

全曲を少しずつ聞けるトレーラーもありますので、
ぜひチェックしてみてください!


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2019年の4月から始まったこのプロジェクト。
1年をかけて、今まではライブでしか演奏してこなかった曲を形にしたり、初めて自分で「CD」というものの制作をしてみたり。
できた作品を持って、全国にツアーに出かけてみたり。

全てがはじめてのこと尽くしで、
それはそれは、毎日が発見と挫折とワタワタの詰まった日々でした(笑)

2015年に、「君へ」という作品で自分のCDが始めてこの世に誕生しました。
その時はあまりに何もわからず、私の気付かないところでたっくさんの人が手を貸してくださり、気づいた時にはもう作品が「できている」状況でした。

それをもって、本格的にシンガーソングライターとして活動し始めましたが、その後「CDを作る」にはどうしたらいいのかさっぱりわからず、日記のように書き溜めた曲だけがどんどんと増えていきました。


その間もずっと「君へ」のCDを大切に、手元で聞いてくださったみなさん、新しい曲を聴きたい!と毎月ライブ会場に足を運んでくださったみなさん、本当に本当にありがとうございました。

***

2019年。
近くで手を貸して下さる仲間や先輩たちに恵まれ、並んで戦うミュージシャンたちにたくさんのことを教わって、ついに私も自分でCDを作ってみることにしました。

何より、何年もの間、私の活動を信じて応援して、「次の作品を!!」と待っていてくださるみなさんに形でお返ししたくて、ずっとずっと頭の中にあったものを実現させてみよう!と決心しました。

花鳥風月ラフ

こんなスケッチが、私の手帳の中で何か月も眠っていました。


~flower~

テーマは「いのち」。

数か月前から、このシリーズのジャケットは水彩画がいいな。
歌詞カードはポストカード風にして、CDとはまた違う形でも楽しんでほしいな。と一つずつ想いを巡らせていきました。


今シリーズでは、メンバーさんに本当にたくさん力を貸していただいた『二人目のジャイアン』というバンドのボーカルMasaさんにご相談させていただき、クリエイターさんや業者さんを紹介していただき、CDというのはどのようにして作るのか、丁寧に教えて頂きました。


シンガーソングライターをやっているのに嘘みたいな話ですが、自分の思いや考えを伝えることがすごくすごく苦手な私。
このCDにどういう想いがこもっていて、どんなふうに作っていきたいのか、ぼんやりとイメージはあったものの、"人に伝える"ということがどういうことか、あまりわかっていませんでした。

というのも、作品を形にしてプロジェクトが進んでいく中で、仕上がっていくものが、少しずつ自分のイメージと違っていっていることに気付き、違和感を覚え始めたのでした。

もちろん、クリエイターさん達が作ってくださった作品はどれも本当に素晴らしいもので、それが悪いということではないです。

あくまで「私のイメージとの違い」ということです。

その原因は、
もっともっと作品に対して具体的なイメージを詰めて、私が細部まで舵を取っていけるくらいの考えを持っていないといけなかったことと、こうしたいんだ!と伝えなければいけないのに、遠慮や不安や嫌われたくない気持ちだったりとか、いろんな感情で、しっかりと意思表示できていないことでした。


そして入稿期限3日前。

私は今まで進んでいたジャケットデザインなどなど、いろいろな工程をひっくり返しました。

「やっぱりこれじゃ進められない!」

決して褒められたことじゃないですが、今後アーティストとして作品を残していくために、この一言が言えたのは、私にとってすごく財産になりました。
人生の中でそんな風に自分の気持ちを遠慮せず伝えられたのは、この時が初めてでした。

私の、何か引っかかっているという空気を察したクリエイターさんたちが、

一番大切なのは、祐日ちゃんが納得して、自信を持って届けたいって思える作品になることだから!全部変えよう!

そう言ってくださったのです。
そんな風に受け止めてくださる人たちがいることにもびっくりでした。

この花鳥風月シリーズはこの一言があって始めることができました。

アーティストとしてだけでなく、きっと祐日の人生の中で大きなターニングポイントとなる一言だったと思います。

自分の頭の中に描いているものを、人に伝えるというのは、実は本当に難しいことです。

環境も経験も、そもそもの性格も全く違う人に「あれってこうだよねー」と言ったところで、伝わることは自分の伝えたいことの数パーセントにも満ちてないかもしれません。

「わかってくれない」と思う前に、きちんと人に伝わるように自分が考え、伝えていく努力は、しすぎるくらいでちょうどいいんだと思います。

じゃじゃ馬祐日のわがままを聞いてくださった、そして、私の気持ちをちゃんと尊重して引き出して、それを作品にしてくださったみなさんに本当に感謝しています。

~bird~

flowerで学んだことを生かして、計画を立てて自分で一からやってみることにしました。

テーマは「モノ」。

flowerの話から続きますが、人の思いや考えというのは頭の中にあるうちは、この世の中には無いのと同じです。

それをみんなに伝えるため、人は創造をして形にします。
それが「モノ」。

誰かのことが好きだとか、感謝の気持ちだとか、
何となく伝わるフィーリングだって、見えたり、触れられたり、聞こえたり、確かに感じられなければ曖昧なものです。
だからいつだって私たちは「モノ」に託して伝える努力が必要です。

だけど、確かすぎるがゆえに、モノに固執してしまいがちになるのも人のサガ。

そこにあるだけならただの「物質」。
でも、人の思いやストーリーがのれば、ぼろぼろのぬいぐるみだって大切な宝物になります。

「価値」というのは面白いなぁと。

どっちが大事とか、そういうことではなくて、見えないものと見えるもの、それぞれがそれぞれの存在を支え合っている。

そんなメッセージを込めて制作した楽曲たちを集めました。

~wind~

「目には見えないもの。でも、確かにあるもの。」
そんなテーマのwind。

birdからの流れを継いで、今度は逆に「見えないモノ」がテーマ。


2作目も完成させることができ、あとは流れに乗っていけーーー!
という勢いでいましたが、ついにパンクしました(笑)

いつも120%で駆け抜けてきた分、何か思わぬトラブルや予定外のことが起きた時は、一瞬でキャパオーバーになるんだと知りました。

今までも何度もパンクすることはありましたが、今までの私は「うまくいかないなら最初からやらない。」そんな風にして人と何かをやることは極力避けてきたので、人には気付かれず、自分がストップするだけのことがほとんどでした。

ですが、今回の花鳥風月シリーズはそういうわけにはいきません。
「ほら、やらなければよかったのに。」
そんな風に思う自分もいました。

だけど、前に進みたかったし、恩返ししたかったし。
つまづいてしまったのなら、そこからもう一度歩き出す姿もかっこ悪いけどしっかり届けよう!と決めました。
半年かかっちゃったけど。

中学生の時、担任の先生がくれた「やり切れ。それが自信になるから」という言葉。

これは本当です。


完成させられて本当に良かった。

作品に関するあれこれ、詳しい内容は過去の記事からご覧ください!

~moon~

「妥協でも弱さでもない、必要な夜を。」
と題して作ってみました。

いよいよ作品も最後。
ここまでくると、いろんなことが4回目なので、リリース前にウェブショップをオープンしたりできちゃうくらいの計画性がでてきました(笑)

待っていてくださる人がいることがどれだけチカラになるか。
それを痛感した4作品でした。

作品に込めた色々な思いは以前の記事からチェックしてみてください。

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スターウォーズ作品のように順番が前後してしまいますが、まだアップされていない~flower~、~bird~のちょい聞き音源とライナーノートも随時更新します。

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1年間、楽しみにしてくださり企画を盛り上げてくださり、本当にありがとうございました!
そして力を貸してくださったクリエイターのみなさん、手に取ってくださったみなさん、この恩は一生ものです。
本当に本当にありがとうございました。

これからも、私の頭の中にある物をちゃんと形にしていけるように、手に取って喜んで頂けるように頑張ります。

次の朝日が昇るあの場所へ、また走り出してみようと思います。

祐日

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