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サムネイルの成長を実感する日

 ゆうづきです。趣味で個人的にVTuberをやってます。
 最近「うまくサムネイル作れるようになったな」と感じる日が増えてきました。初投稿から4年経っているのですが、そんだけやれば人は成長します、恐らく。なのでサムネを作ってみた感想を書いていきたいと思います。もし何かの検索で引っかかって読んでいる方にも、考え方の一助になれば幸いです(※全て私の主観によるものです)。


2024年現在のサムネ

 これが今の私の実力です。配信内容がわかりやすく、時に若干シュールに。目指すべき方向性がかなり見えてきた、って感じです。未だに配信の伸びは悪いけど。

 ほかにも色々。

 これは遊戯王の配信用に作ったやつ(未使用)。割とふざけてるけど、「このデッキが宇宙レベルに強いぞ~」ということをイメージしてます。立ち絵も宇宙猫顔っぽく。

 ノープラン誕生日雑談配信のサムネ。文字をぱらぱらとずらしてみた感じ。で、誕生日なので一応楽しそうな感じに。こういうときは明るめの色をたくさん使うが吉。

 4月から遊び始めるP3Rの配信サムネ。総攻撃カットインに近づける感じで、立ち絵の色味とか服とかを選定。かなりそれっぽく仕上がったんじゃないでしょうか。まあ3Dモデル弄ってるだけだから本家にはもちろん叶いませんよ…

活動初期のサムネ

 「今のサムネがいいのはわかったんだけど、じゃあ昔はどうなん?」と思われるでしょう。それがこれ。

見づらい
構成が適当
色味のせいで主役がわかりづらい

 活動初期からVTuberをやっていたわけではなく、当時はゆっくりボイスを中心とした動画と、たまに配信をするぐらいでした。

 企画内容にはこの際目をつむるとして、今見てもわかるこの適当加減。1枚目とかほんとなんなんですかね。

昔のサムネは何が問題か

 まず第一に、「色味が良くない」。色相環とかそういうのを全く考えたことがない、もしくは勘がないのが原因だと思われます。

こういうやつ

 似たような色でまとめすぎたり、背景画像が複雑だったりすると見づらいですね。赤文字に薄めの赤で縁取りするとかさ。対策としては「白と黒を考えること」です。どんな画像素材を見ても、真っ白or真っ黒ってのはほぼ無いです。大体差し色が入ってたり、影色があったりと、複雑な色合いをしてます。その点、真っ白or真っ黒は混じりっけが無いため雑に置いても目立つのです。赤文字を白縁取りしてもかなり目立ちます。白と黒を上手く活用してみるといいかもしれません。

 二つ目に「フォントが細い」。適当なフォントすぎてインパクトが無いです。有象無象、ありとあらゆるサムネイルがひしめいているYouTube上では、やっぱり目を引くようなものがいいですよね。フォント一つとっても、かわいい系・かっこいい系・ホラー・邪悪・ポップ…といろいろあります。企画内容や背景画像にあわせて載せていくべきですね。

このへんをよく使ってます。

 そして何より「主役が目立たない」。かなり致命的です。とりあえず主役をデカくしとけばいいってもんじゃないです。縁取り、影付け、色濃いめ加工、集中線、ぼかし等々…「ひと目で主役がわかる」ようになったほうがいいです。もちろん、画像だけじゃなくて文字も同様です。

 一例として。

立ち絵:縁取り・影無し
立ち絵:縁取り・影あり

 立ち絵がはっきりしてるのがわかるかと思います。立体感も出て良さげ。私の場合上から下まで青いので、寒色の背景と合わせるととたんに埋もれてしまいます。それを防ぐために白で縁取りしているわけですね。写真撮影してる人はもしかしたらこの気持ちわかってくれるかもしれない。

どうやって成長したか

 どうやって成長するのがいいのか、悩みました。結論としては「他のサムネを真似る」です。良いと思ったものはどんどん使っていくべし。文字のフォント、位置、大きさ、加工、背景画像、立ち絵のポーズ、色合い、画面の構成などなど。一番わかりやすい例として、「主役や立ち絵を片側に大きく配置するようにした」ことが挙げられます。

 この辺は2022年頃の。素材とかは一旦無視してもらうとして、大事なのは構成です。見せたい物、主役になる物、またはイメージを連想させやすい物を画面の端に寄せて作成してます。この頃からだんだんと感覚で「わかりやすい構成」が作れるようになってきました。同年VTuberになり、自前の立ち絵を使うようになってからさらにこの傾向が強くなりました。
 あとはもうほんと数作って慣れるしかないです。今手元をざっと確認したらボツ含めて5~600ぐらいサムネがありました。多大なる犠牲の上に成り立っているのだ…

時にははっちゃける

 ここ最近、気の抜けたサムネを作ったり、趣味全開のデザインにしてみたりすることが多くなりました。

画像2枚、あとは文字だけ
クソコラもたまにはね
これは右下のサブタイを本家からオマージュ

 毎度毎度サムネの構成のことばっか考えてたら疲れちゃいますよね。たまには白背景に気の抜けた立ち絵やフォントだったり、趣味全振りのサムネも作ってみるといいと思います。特に、何かしらの再現系のサムネを作る場合、それに必要な素材の検索・作成の手間がかかります。ですが同時に「手を抜くならどの辺がいいのか」「最低限の情報だとどうなるか」「再現するための素材集めや作成はどうすればいいか」など、得られるものは多いと思います。

最近の傾向

 ついでなので最近の私のサムネの傾向についてもお話します。

 近頃は「明るめの色でまとめる」「フレームのような線を入れる」ことが多いです。私の立ち絵が全体的に暗めの色なので、そこを補完するような色を使っています。またフレーム線を一本いれることによって、少し引き締まったような見た目になります。

 しかし、4年もサムネを作っていると良いことばかり起きるわけではありません。サムネ作成の効率化を図ろうとして、別の企画でも似たようなサムネになってしまうことが多々あります。立ち絵のポーズやフォント、配置や角度など多少変えてごまかしているのが現状です。これは今後改善していきたい課題ですね。

ツール類について

 ここまでサムネ作成がどうだったかと駄文を書き連ねていましたが、流石に有益な情報を載せとこうと思います。私が普段サムネ作成に使用しているツール類についてですね。

PhotoScape X
 
無料である程度の機能が使用できる画像編集ソフト。とはいえ、サムネ作成に必要な機能はすべて揃っています。

 画像の配置、縮小拡大、文字入れ、色調の変更などができます。特に「画像のシャープ化」はかなり良い機能で、ガビガビの画像であっても多少まともに見えるようになります。あとグリッド表示機能・自動位置補正機能があるので、上手く使ってみてください。
 
※注意:あんまりたくさんの画像を読み込ませたりすると強制終了します。保存はこまめに行いましょう。

GIMP
 
こっちも無料の画像編集ソフト。私はもっぱら画像の切り抜きに使用しています。

 特に使うのが「ファジー選択」と「パス選択」。遊戯王のモンスター画像を切り抜く際に使用するとめちゃんこ楽です。ちゃんとした使い方は各自で調べてね。

MikuMikuDance
 言わずと知れたアレ。VroidStudioで制作したモデルで活動してるVの方はじゃんじゃん使って表現の幅を広げるべし。

こうやってカード持たせてみたり
武器を持たせてみたり

 ハードルはまあまあ高いですが、その分チュートリアルを解説してるところも多いので勉強し得。最終的には踊らせて動画作ってもいいよね。
 アクセサリーとかポーズは、ニコニコ静画やboothを覗いてみてください、先駆者がたくさん良いの作ってくださってます。まずはそれらをありがたーく使わせていただきましょう。いずれ自作アクセサリーをアップできると信じて…。

waifu2x
 webサイトも立派なツールなので紹介。読み込んだ画像を引き伸ばしてノイズを除去してくれます。普段は遊戯王マスターデュエルのカード画像の高精細化に使用してます。

こっから切り抜きとか背景にしたりとか

 使ってみるとこんな感じ。細かいディテールが潰れたりすることがあるので、そこは設定を弄って調節してください。

OKUMONO
 
素材サイト。フレームとか背景とかをメインにアップされてる場所です。全体的に可愛い系のアイテムが多いです。

TOPECONHEROES
 
こちらも素材サイト。どっちかというと動画作成の方に適しているかも。Human Pictogramは割と有名ですよね。

まとめ

 いろいろ書いていきましたが、結局何が言いたいかというと、

人の真似をする
たくさん作って感性を磨く

ぐらいです。他人に依頼するならいざ知らず、自分で頑張って作ろうと思うなら、まずは上手な人のを真似してたくさん作ることです。イラスト練習とかとも同じことが言えますが、労力的にはサムネ作るほうが100億倍楽なのでちゃちゃっと1日5枚ぐらい作ってみてください。多分うまくいきます。あとはじゃんじゃん質問しな。作業雑談やってるとことかにお邪魔して「それなんのフォントですかー?」ぐらいは聞いていいと思う。あ、もちろん作業の妨げにならないようにね。

 とにかく、頑張れ。プレゼンのスライド作成とかにも役立つと思うから。多分。





※この記事は全て投稿者の主観によるものです。

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