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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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2023年12月の記事一覧

今年最後の投稿は、ゴダイゴ「西遊記」で・・・

今年もあっという間の1年、皆さんにとってこの1年、如何だったでしょうか。 私はといえば、セカンドキャリアとなる現職は軌道に乗り始め、まずまずの1年でしたが、(詳細は省きますが)父親がいろいろと苦労を強いられました。結果的に年末ギリギリに新たな住処を見つけ、そこに引っ越すことが出来ましたが、(私の場合はそうではないですが)親の介護はどこか他人事に感じていたものが、その役が周ってきたことで、自分もそういった年齢であるんだなあと痛感。そういえば職場等、周りも親の介護・看護等をされ

松任谷由実「悲しいほどお天気」(1979)

私がリアルタイムで聴いていたユーミンのアルバムは「ダイアモンドダストが消えぬまに」あたりです。(ちなみにシングル「守ってあげたい」の頃は中学生でしたが、そんな私でも印象に残ってます)。 それ以前の作品は全て後追い。ただ大学生の頃、全作品を聴きこみましたね~。そんななかでも「流線形'80」、「SURF&SNOW」、そして本作はよく聴きました。 この時代のニューミュージックの最高峰の音、それが本作だと思ってます。ティン・パン・アレーから流れを汲む豪華なバック・ミュージシャンと松

浜田省吾 「J.BOY」 (1986)

1986年、当時私は高校3年。突如全くTVに露出しないアーチストのアナログ2枚組の大作が、オリコンアルバムチャートの1位を記録。その作品が今回ご紹介する「J.BOY」です。 実は当時、私が夢中になっていたのは大江千里、バンドでコピーしていたアースシェイカー、そしてアイドルでは岡田有希子(但し彼女はこの年の4月に他界)。浜田省吾は全くスルーしており、大学に入り、ハマショーもバンドでコピーするようになったことから、遅ればせながら後追いで彼の音楽を知った次第。 特に初期のフォーキ