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だからこそ挑まねば。

「東南アジアで300人に会う!」という目標を掲げ、11月中旬からバックパッカーをし始めた。

 そして、ベトナムを経てカンボジアの首都プノンペンという街にやってきて、ここに2ヶ月も滞在した。

 正直、到着した時点で「300人に会う」ということへの熱量は、あまりなかった。理由は、お金がもう既に貯金の半分を切り不安になったからなのか、単純に飽きてしまったからなのか色々あると思う。

 それでも自分でやると決めたことだから、とりあえず続けた。

 しかし、ベトナムで上手く行き会ってもらえることが当たり前だと思い込んでしまっていた僕は、生半可な気持ちでアポを取り、人に会っていたため、相手への感謝がかなり欠如していた。

 そして、色んな人に叱られた。「相手のことを想像する力が足りない。」、「人からTakeしてばかりで君は何かGiveしているのか?」、「マッキーから思いやりを感じない。」

 自分の人間性の低さが顕になり、伸びていた天狗の鼻が粉々に砕かれた。「俺は1人で海外に来て、他の人がやらないようなことをしてる。俺まじすごい!」そう思ってたからこそ、この事実に気付いた時すごく絶望した。

 「やっぱり自分は最低な人間だ。こんなやつ居ない方がいい。」そんなネガティブなことばかり考え、さらにはそれを人のせいにして逃げ出そうとした。

 でも、そんな時思い出だした。

 こんな僕を応援してくれている人が沢山いることを。

 さらに、目の前にいるインターンシップ中の会社の社長は、超多忙で苦しくても、絶対に逃げないで奮闘していた。

 そんな彼の姿を見て思った。「僕より遥かに人間性も思考力も高い人間がここまで頑張っているのに、なぜ僕が諦めて良いのか?いや、諦めて言い訳がない。」

 「自分はレベルが低い。だからこそ挑まねば。」そう思った瞬間、ネガティブな感情が一気に自分の弱さに対する闘争心へと変わった。

 初めて自分の弱さに向き合った時、絶望しか感じなかった。でも、それに気づけたからこそ自分を変えていけるという自信が湧いてきた。

 時間はかかるだろうが、諦めず、弱い自分と向き合い続けて行動すれば、成長はする。そう信じて3月からタイでの生活を始めようと思う。

自分は弱い。だからこそ挑むのだ。

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