「嵐の夜に」日本×ウルグアイ マッチレポート

 皆さんこんにちは、TDKです。
 この挨拶もそろそろ板に付いてきたような気がします。ちなみにこれを書いている現在(10/15深夜)、お酒の飲み過ぎで頭が痛いです。ところで皆さんはどんなお酒が好きですか?私は意外(?)と甘いお酒が好きだったりします。果実酒やサングリア、スイーツ系のリキュールなどなど。普通の居酒屋に行くと、梅酒を飲むことが多いです。ややオシャレなお店に行くともっとたくさん甘いお酒があって楽しいです。この話もそのうち記事にしましょうかね。もはやサッカー関係ないですけど、お酒は得てしてサッカー観戦のお供になりがちですし(笑)

 そしてこれは先に言っておきますが、本記事、全くもって笑いがございません。もう少しマッチレポートというものに慣れれば余裕も生まれるのでしょうが、性質上中々小ネタは挟みにくいと実感しております。

◎試合前雑感(10/15)

 さぁ、そんなこんなで本編に入っていきましょう。マッチレポートに入る前に、試合前に抱いている感覚を何となく書き付けていきます。本当にザックリです。

「マッチレポートだけで十分!」という方はお手数ですが雑感は飛ばしてお進みくださいませ。


 対戦相手はウルグアイ。本物の強豪。やっぱり4-3-1-2が強い。トレイラすごい。トレイラ可愛い。トレイラ愛してる。トレイry・・・。
 ちなみにウルグアイの国歌は正式には11番まであるらしいです。そして一般的に歌われる1番の日本語訳は

「自由を、自由を、東方人よ!」
それは我らが祖国を救いし雄たけびよ
それは激しき戦いの場で燃え上がる、気高き熱意の激励よ
「自由を、自由を、東方人よ!」
それは我らが祖国を救いたまいし雄たけびよ
それは激しき戦いの場で燃え上がる、気高き熱意の激励よ
この栄光ある神聖な、神からの賜物たる我らは、暴君に引けを取らない!‐戦慄するがいい!
暴君よ戦慄するがいい!
暴君よ戦慄するがいい!あぁ!
我らが戦いの場で、死にながら叫ぶであろうものは「自由」!我らが叫ぼうとするのも「自由」!
我らが戦いの場で、死にながら叫ぶであろうものは「自由」!我らが叫ぼうとするのも「自由」!
我らが死にながらも、叫ぼうとするのは「自由」!
我らが叫ぼうとするのは「自由」!
我らが叫ぼうとするのは「自由」!

いや、超アツい。というかもはや怖い。この歌詞にあの熱唱。歌詞に関しては知らぬが仏かもしれませんね(笑)
 激アツ国歌の話は置いておいて、やはりこの4-3-1-2という陣形をどう解釈するのかがウルグアイ攻略の鍵になってくるかと思います。そこで、今回の雑感ではウルグアイの4-3-1-2の特徴について、私見を交えながら書いていきます。ベストメンバーはこんな感じ。

 見ていただいて分かる通り、この陣形にはサイドアタッカーが存在しません。したがって、サイドをどのように理解してどのように扱うのかが重要になってくるのではないでしょうか。頻繁に見られた形は「2トップの片方がサイドに流れ、SBが直接当てる」というもの。これでサイドを省略してしまおうという考えでしょう。この非常にシンプルな作戦も、強力2トップのクオリティによって威力を発揮していました。「当てる→回収する→逆サイドに展開」みたいな。図にしたものが以下。

①相手SBとデュエルに挑むCF
②収まれば良し、そうでなくとも守備力が高い中盤で回収を試みる
③逆CF+逆インサイドハーフの動き出しで撹乱

このようなイメージです。元より中央での勝負が好ましいであろう4-3-1-2という陣形において、サイド省略の手段があるという点は非常に大きいのではないかと思います。

 守備では簡単にブロックを敷くというスタイルではないです。2トップが相手CBに積極的にアタックを仕掛け、トップ下やインサイドハーフもそれに呼応して前でボールを奪おうという意識が高いですね。当然場合によっては撤退守備も行うのだが、その際には2トップを揃って攻め残りさせているのが特徴です。中央で跳ね返してボールを奪回した時には素早く2トップに預けます。やはりスアレスとカバーニの安心感は尋常ではなく、ここに当てることでチーム全体が勇気を持って押し上げられているという印象を受けました。
 完全に引いた際には4-4ブロック気味に振る舞えるのですが、ヒット&アウェイしつつ後退するような場面ではハーフスペース及び隣り合ったレーンの守り方が大変そうだと思いました。例えばサイドを手厚く守ろうと考えればインサイドハーフの補助が必要となります。そしてそれに伴い、中盤3枚は適切な距離を取ってスライドすることが求められます。これが甘くなってしまうと中央にスペースが生まれて突かれるため、常に気を遣える選手が求められます。日本はサイドに個性的な選手を擁しており、ここが突破口になりそうです。ウルグアイのアンカー+インサイドハーフで日本のボランチ+トップ下が捕まりそうな点、そして先ほど述べた2トップによる2CBへのアタックを加味すると尚更サイドで戦えることが重要になりそうだと予想してます。

◎試合当日(10/16)

 さて、試合当日になりました。
 眠い目をこすりながらTwitterを開くとそこには

ウルグアイの先発は4-4-1-1が予想される。

というツイートが。
・・・・・・・・・・・・・ゑ?
 マジか。せっかくW杯見直してまで4-3-1-2について調べていたのに。けれども、4-4-2の亜種だと思えばそれほどトリッキーでもないですかね。人選はやや新鮮味がありましたが。というわけで、早速15分で区切りながら試合を見ていきたいと思います。スタメンについては各自パパッと調べてくださると助かります。(丸投げ)

キックオフ~15分

 戦前の予想通り、日本は4-2-3-1、ウルグアイは4-4-1-1でスタート。立ち上がりのウルグアイの攻めとしては、中央にコンパクトにまとまっているという印象を受けました。ボール奪取効率を考えてのものだったのでしょうか。基本的にサイドアタックはそれほど好まないチームではあるので、カウンターの最短経路を潰しつつ密集からの回収を狙ったのかと考えました。ひやっとさせられたのは6分のラクサールの抜け出し。見事なチャンネルランでした。チャンネルランについてはこちらをご覧ください。(宣伝)

 方や日本はと言うと、中盤から前の6人が積極的にスライドし、ウルグアイを圧迫していきます。特に前線に機動力が高い選手たちが集まっているため、これが機能し始めます。ウルグアイは諸々をすっ飛ばす手段がカバーニしかおらず、その点は日本が助かっていたとも言えます。試合前には中央勝負ではウルグアイに分があるだろう、といった内容を書いたのですが、日本がそこを制していたのは嬉しい誤算でしたね。「中で勝負しにくいウルグアイが渋々外へ逃がすも、日本が素早くスライドして追い詰める」といったまとめ方になるでしょうか。
 そして9分。南野の素晴らしいゴールで日本が見事に先制点を奪います。このシーンを図説も交えつつ見ていきましょう。

 これは中島から南野へとラストパスが出された瞬間の配置になります。遠藤と柴崎が逆だったかもしれませんが、前線についてはこの通りです。本当は図に書けばよかったのですが、ウルグアイの2列目は左サイドハーフが中島へアタックし、それに伴い全体がスライドをしています(図の柴崎付近にいるのが右サイドハーフだと思います)。ここで中島と南野が同じスペースを見つけ、シンクロが発動します。「ゴールへの最短距離を志向する」という共通項を持つ2人、ボランチと両CBの間を一刀両断するコースに気が付いたのです(図内①)。中島から供給された縦パスは、まさに電光石火のような鋭いもの。一瞬でウルグアイ陣を置き去りにします。そして見逃せないのが堂安の動き(図内②)。エリア内左奥とでも言うと伝わるでしょうか、そういったコースを走り抜けていきます。堂安のマークをしていたのはウルグアイ左SB。完全に釣られる形となりました。

 そしてこれが、南野までパスが届いた瞬間です。ウルグアイの両CBは完全にベクトルがゴールの方へ向いてしまいます。すると南野は受けたパスをダイレクトで切り返し、CBを置き去りにします。そして堂安が左SBを引き連れたおかげで、ウルグアイの左サイドハーフ(図内③)と左SBの間には広大なスペースが生まれていました(図内①&②)。南野がそれをどこまで意識していたのかは定かではありませんが、この時間的・空間的な猶予を南野は存分に利用してゴールを奪いました。個人的にはせっかく中央にいたのに戻れなかった左サイドハーフがもったいないと感じましたが、3人の連携が超スピードであったため、致し方ない部分も大きかったかと思います。

 さて、15分までは先に書いたような展開で進んでいきました。13分40秒頃にウルグアイCBからのロングフィードで吉田が走らされるシーンがありました。このようにウルグアイはCF(この試合ではトップ下も?)が相手CBとバトルを仕掛けて制するというのが黄金パターンでしたので、ここの吉田の対応は素晴らしかったと思います。

15分~30分

 日本が良い入りを見せ15分を終えた試合、この時間帯でも動きがありました。
 依然として高い運動性能で試合を進める日本。ウルグアイと比較すると、アタックと網の設置がシームレスに移行していたように思います。前半20分前後まではとにかく日本の距離感が良く、ウルグアイは中々危険な攻撃を繰り出すことが出来ていませんでした。しっかりと連動していたので、奪った後も奪われた後も日本が主導権を握っていました。特に印象的なのが守備面。ウルグアイCBへのアタックを継続しつつも、裏のコースへのケアも怠っていませんでした。アタックした後すぐにコース切りに転換出来ていたので、ウルグアイの強みである中央の勝負から追い出すことに成功していました。
 そしてそんな中不意に訪れるピンチ、16分30秒頃の出来事。やはりと言いますか、課題のセットプレーからでした。コーナーキックからヘディンの素晴らしいゴディングシュート(すみません)。東口がナイスセーブを見せ事なきを得ましたが、この後高さに苦労するのだろうな、と漠然と予感しました。
 日本も負けていません。17分30秒頃、中盤の守備網で引っ掛けたボールを大迫に当て、大迫がそれをしっかりと落とします。そして前を向いた南野が同じく前を向いて走り出した中島へワンタッチでスルーパス。不発に終わったものの、デザインとしては素晴らしい展開でした。さらに18分55秒、スローインから素早く展開し、大迫が完全に抜け出します。このように、1つ1つの局面において常に機先を制するということが念頭にあるように感じられたここまでの時間帯。入りは満点だったと言っても過言ではないでしょう。
 ここまでのウルグアイの守備は、ゾーンで守るのかボールを奪いに行くのかという点がやや不明瞭でした。前に出て圧力を掛けようとするアクション自体は多かったのですが、日本の攻撃を脅かすほどのものではなく、むしろそのせいで後ろに入られて苦労している場面が目立ちました。完全に引くという選択肢はなさそうでしたので、もっと連動した圧力を掛けていれば日本の攻撃も簡単には前進しなかったのではないでしょうか。
 こういった具合に日本がペースを握って進んでいた試合、振り出しに戻せてしまうのはさすが強豪国といったところでしょうね。
 27分。吉田がやや不用意な形でファールを犯してしまいます。このフリーキックからウルグアイの同点弾が生まれます。W杯でも多く見られた、いわゆる「大外折り返し」からのゴール。やはりゴディンは強い。当たり前の事実ですが、改めて驚異的でした。ただ、見返してみるとウルグアイもきちんとした意図を持ってこの攻撃を成功させていました。大外に選手を流すのと同時に、ニアサイドでも日本の選手たちを釣っていたことが分かります。

こうすることで中央にはスペースが生まれ、折り返した際の決定率が高まっていると私は解釈しました。こういった作戦にはどのように対処すれば良いんでしょうかね。例えば大外からダイレクトにゴールを割られる可能性は低いので、そこの見極めを素早く実行すれば中のケアに意識が向けられるかな?というのは思い付きました。しかし、そう簡単に事が運ぶのであれば、大外折り返しがこれほど猛威を振るうはずがありません。この辺りは指導者の方などのお話を伺ってみたい部分です。

30分~前半終了

 同点弾を決めて勢いづくウルグアイ。攻撃時には4-2-4とも言えるような高い位置取りを見せます。対照的にやや勢いを落とした日本のブロック内を、入れ替わり立ち替わりに選手が出入りしていきます。それに加え、攻守が入れ替わる局面、とりわけ攻撃から守備への切り替えにおいては立ち上がりと比べて力強さが出てきました。こうした流れの中、日本も前線の個の力で攻撃を押し進めていきます。特に堂安が目立っており、彼はこの試合を通して「自分が敵を引き付けられる」ということをきちんと認識し、利用していたという印象を受けました。32分40秒頃にボールをスルーして大迫のシュートを演出したシーンなどはまさにこうした堂安の長所が出たものでした。
 そして35分30秒、大迫の勝ち越しゴールが生まれます。これもまた堂安の頑張りから。ペナルティエリア右手前で仕掛けた堂安は、ボールを失いそうになるも必死で中島へ繋ぎます。中島の前には4人ほどウルグアイの選手がいましたが、細かいタッチでわずかなシュートコースを作り出しました。そして鋭く枠内を捉えたシュートをムスレラが弾き、大迫がきっちりと詰めました。完全に足が止まっていたウルグアイ守備陣とは裏腹に素早く詰めていた大迫のファインゴールと言っていいでしょう。
 こうして勝ち越しに成功した日本ですが、ウルグアイも負けていません。とにかく日本陣形をずらそうという意図なのか、恐らく普段よりも横の揺さ振りに対して積極的だったように思います。揺さ振られてボールを奪い返しても激しいプレスが待っていた日本、攻撃を形にしていたのは大迫でしょう。引き続き大迫経由で前を向ける機会が多く、日本の生命線となっていました。これは最後のまとめにも書こうかと思っているのですが、こうした状況でも中島南野堂安が脅威であったため、一概に大迫だけを切れば良いという状況ではなかったことが功を奏した形かと考えています。

 そうこうしている間に前半は終了。日本の攻撃力は存分に見せつけられる内容でした。

ハーフタイム

後半開始~60分

 さて、後半が始まりました。いきなり果敢に攻め込むウルグアイ。前半終わりの勢いそのままといった印象です。46分には再びコーナーキックからピンチを招いてしまいました。今度は近いサイドで頭ですらした結果、外でフリーの選手がシュートを放ちました。高さの理不尽さには終始手を焼くことになるのですが、とりわけ強豪国の多彩なセットプレーに抗う策は見つける必要がありそうです。
 この時間帯、長友が低い位置を取り、疑似的な3バックのような形になっていたのが興味深かったです。それに伴って中島もやや低めの位置にいたのですが、そこからでも独力でエリア付近にまでボールを運べるところが彼の素晴らしさです。後方の安定を狙いつつも推進力も担保されていたこの形、突き詰めると面白いかもしれません。
 そしてその中島、前半にも増して更なる意欲で再三ミドルシュートを狙います。大迫のゴールに繋がったシーン同様、日本の選手の詰めが早かったです。この試合のムスレラはミドルシュートを中途半端に弾いてしまうシーンが散見されたため、ここをスカウティングで掴んでいたチーム全体の共有事項だった可能性が高いです。実際に効用は大きかったかと思います。
 こうして調子が出てきたウルグアイ相手に十分渡り合っていた日本ですが、56分に痛恨の同点ゴールを許します。エリア内に倒れていたカバーニの存在が完全に抜け落ちていた三浦のバックパスが命取りに。こういった軽率なミスからの失点は「親善試合だから」となぁなぁで済ませることがないよう願いたいですね。きっと試合後にお灸を据えられているとは思いますが。
 今日の日本は失点後の切り替えという点に関して言うと素晴らしいリアクションを見せていました。気落ちする様子は一切なく、攻めに転じることが出来ていました。森保監督の立ち振る舞いなどを見ていても、しっかりとチームを鼓舞してモチベーションの維持を図っていたという印象です。
 嫌な形での失点からわすか3分後、日本が再び勝ち越します。決めたのは堂安。代表初ゴールでした。自軍コーナーキックから一度はウルグアイにボールを拾われたのですが、素早い囲みで奪取に成功します。そして中央に預けた堂安はそのまま迷うことなくエリアに進入、リターンからワンタッチでゴディンを置き去りにして冷静に流し込みました。この試合を通してボールがない所、ボールを離した所での動きが秀逸だった堂安。それが結果となって表れたシーンでした。

60分~75分

 先ほど長友が残った疑似的3バックについて書きましたが、この時間帯には柴崎が最終ラインに落ちる場面もありました。このように、加勢に出るウルグアイを相手にビルドアップを安定させようとする策もあり、森保監督が細かな調整を怠っていなかったということがよく伝わってきました。
 また、終始前線へのロングボールには上手く対応出来ていました。致命的なミスこそあったものの、三浦も対人戦は負けていませんでした。ラフなボールから前進も可能なウルグアイの手段を1つ潰せていたのは大きかったです。
 65分、日本が一気に前に出て追加点を奪います。酒井から堂安へ素晴らしい縦パスが入ります。酒井本人も意識しているというサイドから縦に付けるパスが活きました。ここからの堂安の折り返しはキーパーにキャッチされ、スローからウルグアイが前進を図ります。しかし、日本の切り替えの早さの前に危険な位置でボールを失うこととなります。そこから一瞬の判断で柴崎が大迫に楔のパス、これまた一旦失いかけるも堂安が突いてルーズボールにすることに成功します。そのまま迷うことなく堂安が放ったミドルシュートをムスレラがまたしても中途半端に弾いてしまい、南野の餌食となりました。狙いを持ってミドルシュートを打ち込んできた日本の作戦勝ちが改めて際立つシーンとなりました。
 その後は両者共にやや間延びが目立つ展開。攻め込み合いの様相を見せ始めます。そんな中で74分にウルグアイが追い上げを見せます。中盤でボールを失った日本、前掛かりになっていたのも災いして帰陣が遅れます。ほぼ数的同数の中、カバーニが巧みに逆サイドにボールを供給し、ロドリゲスが巧みに流し込みました。これに関しては親善試合モードと言いますか、現状維持に対するウェイトが低かったことによって生じた失点だったように思えます。

75分~試合終了

 ここまで盛大な打ち合いを演じてきた両者でしたが、間延び具合がより一層増してきます。日本はさすがにサイドでの守備強度も落ちていました。この試合、結果的に日本は交代枠を2つしか使わなかったため、それも無理もないことです。
 81分には右から左へ斜めに走り込んだカバーニに長友がしっかりと付いて対応をしました。この時間帯にあっても集中と体力が衰えない長友の恐ろしさが存分に出ていたと思います。
 とは言え、終盤は特に何もなく過ぎ去っていったという印象です。堂安が身体を張って好機に繋げるなど、随所に良いシーンもありましたが。ウルグアイの方も日本を飲み込むほどの力が残されておらず、無事に4-3の勝利を日本が収めました。

◎試合後雑感

 結果として日本の前線の力を思う存分世界に向けてアピールした試合となりました。攻撃面はもちろんのこと、守備面でも献身的なプレッシングを見せ、効果的なカウンターの起点になっていました。ひとたびボールを奪えば各々がゴールへの最短距離を目指し、実際に障壁を物ともしない個の力も備えています。まさに「縦に早く」を体現していました。誰が奪っても誰がもらってもルートが複数あるため、相手の対策も決して容易ではありません。この試合は大迫を経由するシーンがやや目立ちましたが、中島南野堂安は全員が仕掛けられる選手たちです。個人的にはこの前線を最大限に活かすことを目的としたチーム作りをすべきだと思いました。守備力に優れた選手を中盤に据え、素早く前線に送り届ける。これが理想形でしょう。まだまだ親善試合であり、これからのアジアカップを見てみないことには何とも言えませんが、現時点では希望を持てるような試合内容・選手クオリティだったのではないでしょうか。

 今回の記事は以上になります、ありがとうございました!

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