勝負と運と

10月16日、私の出身地であり、地元である山梨に大きな歴史的快挙が誕生した。J2の下位ギリギリに居るヴァンフォーレ甲府(後記・VF甲府)が5回決勝戦まで進んだ事のある強豪・サンフレッチェ広島をPK戦までもつれ込む激闘の末、天皇杯優勝したのだ。まさに天変地異の出来事、下克上達成である。
私はこれまでに歴史的瞬間というのは手に数えるくらいか、それ以下ぐらいでしか耳にした事が無かった。直近で言えば、男子バドミントン桃田賢斗の世界選手権2連覇、リオ五輪でのバドミントン女子ダブルス、タカマツペアこと高橋礼華/松友美佐紀ペアの逆転の金メダルくらいなもの。日本バドミントン界において、初めての金メダルを獲得したのだ。
私はふと思った。勝負の世界において、実力者同士の拮抗は、最後に運が絡んでくる。バドミントンの話では、拮抗していたと思われる。しかし、今回のサッカー天皇杯に関しては、実力に差がある中での優勝。普通なら格上の広島が優勝してもおかしくないだろう。なんなら、VF甲府が準決勝で当たった鹿島アントラーズに勝てるとも思えない。それをVF甲府はやってのけたのだ。
何故、勝てたのだろうか?もちろん、VF甲府の選手達の技術が低い訳ではない。しかし、相手の方が高いのは明確なのは事実。そこには、勝ちたい、という執念のもとに運が乗っかったのでは無いのか?と私は思う(あくまで、自分の個人的な見解です。決して悪く言う、とかでは無いので御理解ください)。VF甲府が今大会ではかなり調子が良かった、とも考察される。やはり、勝負の世界は何が起こるか分からないから面白い。
私の趣味でやっている麻雀もそう。麻雀なんかは運要素が高いものではあるが、アガりや流局させるまでの技術なんてものもある。その技術の高い有名プロでも、時としては無名のプロに負けてしまう事もある。意外と勝利の女神は時として違うところにやってくるのかもしれない。
何が言いたいか。勝つためには技術はもちろん必要なのだが、それ以上に諦めない事である。どの勝負の世界においても、最後に運が傾いてくる。「自分は運も技術も何もないから無理…」と考えてしまっている方、今1度努力すること、勝ちたい!という気持ちを忘れないで頂きたい。

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