2018年度高校野球「100人分の1」集計結果発表③(スピードボール・コントロール・変化球部門)
こんにちは、遊撃です。
皆さんに回答していただいた2018年度高校野球「100人分の1」企画の結果発表の第3回となります。今回発表するのは「スピードボール部門」「コントロール部門」「変化球部門」の3部門になります!
それでは早速スピードボール部門から行ってみましょう!
スピードボール部門
票が入ったのは13選手。これは全部門で最も少ない数字です。それだけ特定の選手に票が集まりました。また、複数票を獲得した選手は5人で、特に2人の選手が多くの票を集めました。その5人を順番に紹介していきたいと思います。果たして1位は…
第3位は3票で3人が並びました!
まず1人目は…
https://dot.asahi.com/dot/2018040400013.html
柿木、根尾ら大阪桐蔭はやはり“ドラフトの宝庫” 松山聖陵・土居は大化けも 西尾典文2018.4.4 大阪桐蔭の柿木投手 (c)朝日新聞社
柿木蓮投手(大阪桐蔭)です!
大阪桐蔭のエースとして、史上初の2度目の春夏連覇に大きく貢献。投手としての完成度の高さもさることながら、最速150キロを超える直球の威力も抜群。甲子園通算で62回2/3を投げ、自責点はわずかに6。この成績が柿木の凄さを物語っている。
同じく第3位の2人目は…
https://news.goo.ne.jp/article/baseballonline/sports/baseballonline-103-20181008-06.html
週刊ベースボールONLINE【ドラフト】DeNA4位 勝又温史(日大鶴ケ丘高) 甲子園不出場の“東京最強”152キロ右腕/プロ野球ドラフト会議 2018/10/25
勝又温史投手(日大鶴ケ丘)です!
3年夏の西東京大会では、後に甲子園でベスト4と躍進する日大三にサヨナラ負けを喫し、甲子園にはあと一歩届かなかった。それでも評価は高く、ドラフト会議では横浜DeNAベイスターズに4位で指名された。MAXは152キロを誇り、マウンドさばきや投げっぷりも見事。投手として完成してくると、楽天の則本みたいな投手になれるかも…。野手としても評価されている。
もう1人の第3位は…
https://www.sportingnews.com/jp/野球/news/大阪桐蔭は次戦で浦和学院と激突大会第12日目8月16日の試合結果/1eknwymjz4iq111g4wojz8hfuv
大阪桐蔭が3回戦突破!次戦で浦和学院と激突!【大会第12日目:8月16日の試合結果】Written By Sporting News Japan Staff 時事通信フォト
渡邉勇太朗投手(浦和学院)です!
この画像だけで「ハッ」となる人もいるかもしれないが、彼のフォームや佇まいからは、大リーグ・エンゼルスの大谷翔平を感じることが出来る。最速は149キロだが、そのストレートのノビは素晴らしい。3年夏は背番号11を背負いながらも実質エースとして活躍し、チームをベスト8に導いた。U-18日本代表にも選出された。
それでは第2位を発表します。
第2位は21票を獲得した…
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/photonews/photonews_nsInc_201807110000179-0.html
佐々木朗希に阪神熱視線「今年でもドラ1」/岩手 [2018年7月11日9時22分 ] 大船渡対盛岡三 力投する大船渡・佐々木(撮影・下田雄一)
佐々木朗希投手(大船渡)です!
球速だけで言えば、現在の高校野球界で圧倒的なNo.1。最速は157キロをマークし、コンスタントに150キロ超を記録する。まだまだ粗削りではあるが、手足が長く、現時点でこれだけのスピードのあるボールを投げることが出来るのは大きな魅力だ。甲子園へ向けて、残すチャンスはあと1回。大谷翔平(160キロ)超えなるか。
それでは1位の発表に移ります。
MAX157キロを誇る佐々木を上回る32票を集めて、スピードボール部門の1位に輝いたのは…
https://dot.asahi.com/dot/2018080900005.html?page=2
ドラフトの目玉、金足農・吉田輝星を襲う連戦連投の「蓄積疲労」【西尾典文】西尾典文2018.8.9 金足農・吉田輝星 (c)朝日新聞社
吉田輝星投手(金足農業)です!
言わずと知れた甲子園のスター。「輝星」という名前以上に、今年の甲子園で輝いていたかもしれない。最速は152キロだが、きれいな回転でかつ回転数の多い直球により、打者は球速以上の速さを感じる。「分かっていても打てないストレート」を投げることが出来る投手だ。ここぞの場面でギアの入れ替えができる点からはクレバーさも窺える。秋田県大会から夏の甲子園決勝の途中まで一人でマウンドを守り抜き、金足農業を秋田県勢103年ぶりの夏の甲子園準優勝に導いた。
というわけで、スピードボール部門の1位は吉田輝星投手でした!
【スピードボール部門の最終順位】
1位 32票
・吉田輝星(金足農業→北海道日本ハムファイターズ)
2位 21票
・佐々木朗希(大船渡)
3位 3票
・柿木蓮(大阪桐蔭→北海道日本ハムファイターズ)
・勝又温史(日大鶴ケ丘→横浜DeNAベイスターズ)
・渡邉勇太朗(浦和学院→埼玉西武ライオンズ)
続いてコントロール部門に移ります!
コントロール部門
21人が票を獲得。先ほどのスピードボール部門と違い、上位の選手にもまんべんなく票が集まりました。それでは5位から紹介していきます!
5位は4票を獲得した3人の選手がランクイン。
1人目は…
https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASL873PTZL87UTQP00Y.html
高岡商エース「やってきたこと全て込め」直球 満塁封じ 2018年8月7日16時14分 佐賀商―高岡商 一回表佐賀商1死、古賀颯を三振に打ち取る高岡商先発の山田=井手さゆり撮影
山田龍聖投手(高岡商業)です!
高岡商業のエースとして、チームをベスト16に押し上げた山田が4票を獲得した。正直、この夏までは制球に難がある投手のイメージだったが、甲子園でその評価を一変させた。圧巻だったのは3回戦の大阪桐蔭戦。敗れはしたものの、大阪桐蔭の宮崎以外のスタメン全員から11個の三振を奪い、3失点に抑えた。左打者の外角低めへのストレートは一級品。卒業後は社会人へ進み、プロ入りを目指す。
同じく5位の2人目は…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/180817/spo18081717250081-n1.html
済美・山口直哉投手、スタミナの秘密は驚異の“重ね着ラン” 3試合31イニング完投 2018.8.17
山口直哉投手(済美)です!
2回戦・星稜戦の延長13回完投で一気に有名になった。準々決勝の報徳学園戦以外は、県大会から通して全試合で完投するなど、チームの絶対的存在として、済美の夏の甲子園ベスト4の立役者となった。最速は145キロに満たないが、とにかく甘いボールが少ない。すべての球種を低めに集めることが出来るので、痛打されなかった。京都産業大学に進学するとのこと。
第5位、3人目は…
http://www.iza.ne.jp/kiji/sports/news/181022/spo18102215190056-n1.html
ドラフト会議の目玉は金足農の吉田輝星 抽選は過去5年でパ圧勝 2018.10.22 夏の甲子園大会でチームを準優勝に導いた金足農の吉田。どの球団が交渉権を獲得するのか注目される=8月21日、甲子園(甘利慈撮影)
吉田輝星投手(金足農業)です!
スピードボール部門での1位に続き、コントロール部門でもランクイン。甲子園では多少荒れ気味ではあったものの、ここ一番の場面では決してコントロールを間違えなかった。球威はもちろんだが、甘いコースにいかなかったからこそ抑えることが出来ていた。
続いて第4位です。4位は6票を獲得した…
https://www.hochi.co.jp/baseball/hs/20180820-OHT1T50086.html
大阪桐蔭は柿木が1回戦以来、済美は山口が先発マウンド…準決勝第2試合スタメン 2018年8月20日11時44分 スポーツ報知
柿木蓮投手(大阪桐蔭)です!
こちらもスピードボール部門の3位に続くランクイン。ストレートで押すイメージが強いが、柿木も失投がとにかく少なく、常にボールが低めに集まるので連打や長打を浴びにくい。入団した北海道日本ハムファイターズでは早速紅白戦で起用されており、首脳陣からも高い評価を受けている。
続いては2人の選手が8票で並びました。
第2位の1人目は…
https://www.sankei.com/sports/news/180815/spo1808150018-n1.html
【夏の甲子園】下関国際のエース鶴田克樹 粘って完投、初の2勝に「歴史が変わった」2018.8.15
鶴田克樹投手(下関国際)です!
四球を全く出さないという訳ではないが、とにかく低めにボールを集めることが出来る。そのコントロールに加えて、重い球質を生かした打たせて取る投球が持ち味だ。テンポも良く、野手としても守りやすいだろう。準々決勝の日大三戦では7回途中までノーヒットピッチングを披露するも逆転負けを喫した。それでもチームを甲子園初勝利・初のベスト8へと導いた投球は見事だった。
第2位、もう1人は…
https://www.hb-nippon.com/news/52-column/34017-column20181110001
まさに別格!星稜エース・奥川恭伸の圧巻のピッチングに迫る!2018.11.10
奥川恭伸投手(星稜)です!
スピードボール部門2位の佐々木朗希(大船渡)、創志学園の西純矢、横浜の及川雅貴と並んで、新3年生世代の高校BIG4の一角に挙げられている投手だが、その中でも総合力で頭一つ抜き出ている。夏の甲子園では開幕戦でいきなり150キロをマークしてインパクトを残すも、2回戦の済美戦では足をつって途中降板し、チームはその後逆転サヨナラ負けを喫した。明治神宮大会でも圧巻の投球を見せるが、決勝で札幌大谷に敗戦(奥川はリリーフ)するなど、もう一つチームとしての結果が伴っていない。先の選抜で星稜に初の栄冠をもたらすことが出来るか。彼の投球からは目が離せない。
第1位の発表の前に、複数票を集めた投手を紹介します。
3票
・林優樹(近江)
2票
・恩田慧吾(前橋育英)
・西村陸(中央学院)
・平田龍輝(智辯和歌山)
それでは1位の発表に移ります!
9票を集めて第1位に輝いたのは…
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/baseball/hs_other/2018/04/05/___split_15/
2018.04.05 あの公立エースをメジャーも絶賛。センバツ「発掘されたドラフト候補」安倍昌彦●文 text by Abe Masahiko 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki
増居翔太投手(彦根東)です!
2年生の春からチームの主戦投手として活躍し、2年夏(対波佐見)と3年春(対慶應義塾)に甲子園でそれぞれ1勝ずつを挙げた。3年春の3回戦・花巻東戦では、9回を投げ切って無安打無得点の投球を見せるも、打線の援護がなく延長戦に突入し、10回に初安打を浴びてそのまま力尽きた。ストレートは勿論、スライダーやチェンジアップを内外に投げ分けることができ、ギアの入れ替えや打者の特徴を掴んだ上での投球を見せるなど、進学校の投手ならではのクレバーさも光った。卒業後は慶應義塾大学に進学する。
というわけで、コントロール部門の1位は増居翔太投手でした!
【コントロール部門の最終順位】
1位 9票
・増居翔太(彦根東→慶應義塾大学)
2位 8票
・鶴田克樹(下関国際→東京農業大学)
・奥川恭伸(星稜)
4位 6票
・柿木蓮(大阪桐蔭→北海道日本ハムファイターズ)
5位 4票
・山田龍聖(高岡商業→JR東日本)
・山口直哉(済美→京都産業大学)
・吉田輝星(金足農業→北海道日本ハムファイターズ)
続いて変化球部門に移ります!
変化球部門
○○の○○(例:吉田のスライダー)のように、変化球まで教えてくださいという形で募集をしましたが、複数の球種で票を獲得した選手もいました。なので「その投手が何票を集めたか」で順位を決定しました。22人に票が集まりました。
それでは5位から発表していきます!
4票を集めて5位に入ったのは…
https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201808180000415.html
済美・中矢監督 継投ズバリ 準決勝相手は大阪桐蔭 [2018年8月18日13時37分] 済美対報徳学園 最後の打者を空振り三振に仕留め、雄たけびをあげる済美・山口直(撮影・前田充)
山口直哉投手(済美)です!
4票の内訳
・スライダー 3票
・チェンジアップ 1票
済美を夏の甲子園ベスト4に導いた「鉄腕」が、コントロール部門の5位に続いて、変化球部門でもランクインした。
続いては8票で2人の投手が並びました。
第3位の1人目は…
https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201806270005-spnavi
常勝軍団・大阪桐蔭の挑戦2018 大阪桐蔭・根尾昂、想像を超える夏へ 投打で魅せる背番号6の挑戦 沢井史 2018年6月29日(金) 11:00 投打で圧倒的な才能を発揮する大阪桐蔭・根尾。今夏で最も注目される選手なのは間違いない【写真は共同】
根尾昂投手(大阪桐蔭)です!
8票すべてがスライダーに投じられた。右打者の外角低めに根尾のスライダーが決まると、高校生にはまず打てない。それだけの鋭さがあった。2年生の間は1つ上の学年に徳山壮磨(早稲田大学)がいたため、全国の舞台での登板機会はさほど多くなかったが、最上級生になってからは大事な試合でマウンドを託される機会が多かった。選抜の決勝・智辯和歌山戦や、夏の北大阪大会準決勝・履正社戦でも先発を任され、チームの勝利に貢献した。
同じく8票を獲得した第3位の2人目は…
https://www.sankei.com/photo/story/news/180809/sty1808090010-n1.html
創志学園2年生エース西純矢、毎回の16奪三振 【高校野球】2018.8.9 17:11 創志学園(岡山)-創成館(長崎) 創志学園先発の西純矢=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
西純矢投手(創志学園)です!
5票がスライダー、3票は球種の指定はなく名前が投じられていた。夏の甲子園の初戦・創成館戦では、6者連続を含む16奪三振、被安打4、無四死球で圧巻の完封劇を演じた。西のスライダーも切れ味が鋭く、低めに集まればまず打ち崩すことは難しい。若干ムラッ気があるが、精神面での成長が見られれば、甲子園でも躍進するだけのポテンシャルはある投手。良い時と悪い時の差をなくしたい。
続いて第2位です。
12票を集めて2位に入ったのは…
https://www.sankei.com/sports/news/180903/spo1809030037-n1.html
【野球U18アジア選手権】日本が大勝発進 日本26-0香港
2018.9.3 20:32 【U18アジア野球選手権大会 高校日本代表対香港代表】 4回投球する奥川恭伸=KIRISIMAサンマリンスタジアム宮崎(水島啓輔撮影)
奥川恭伸投手(星稜)です!
8票がスライダー、1票がフォーク、3票は球種の指定なく名前に投じられていた。コントロール部門の2位に続いて、変化球部門でも2位にランクイン。2年生ながら唯一U-18日本代表にも選出された逸材で、今年のドラフト会議では1位指名が確実視されている。どの球種もレベルが高く、世代No.1投手の呼び声が高い。
第1位の発表の前に、複数票を集めた選手を紹介します。
3票
・市川悠太(明徳義塾)→スライダー②、シュート①
・山田龍聖(高岡商業)→スライダー①、チェンジアップ①、球種指定なし①
・及川雅貴(横浜)→スライダー③
2票
・木村勇仁(報徳学園)→カットボール②
・鶴田克樹(下関国際)→ツーシーム②
・平田龍輝(智辯和歌山)→スライダー①、チェンジアップ①
それでは第1位の発表に移ります!
16票を集めて栄えある1位に輝いたのは…
https://www.nikkansports.com/baseball/column/techo/news/201808250000283.html
2018年8月25日9時52分 近江・林優樹ら魔球の使い手の好投手が数多く誕生 前橋育英対近江 4回から近江2番手で登板し好投した林優樹(撮影・加藤哉)
林優樹投手(近江)です!
チェンジアップに12票、カーブに1票、球種指定なしで3票を集めた。ストレートの最速は130キロ台だが、ストレートと同じ腕の振りで投げ込まれるチェンジアップは正に「魔球」。特に右打者にとっては、少しシンカー気味に逃げていくので、バットにも当てづらい。先発した3回戦の常葉大菊川戦では、緩急自在で11個の三振を奪う投球を見せた。コントロールも抜群で、近江の夏の甲子園ベスト8進出に大きく貢献した。
というわけで、変化球部門の第1位は林優樹投手でした!変化球部門はトップ3に3人の2年生がランクインする形になりました。この後の活躍に期待したいですね…!
【変化球部門の最終順位】
1位 16票(チェンジアップ⑫、カーブ①、球種指定なし③)
・林優樹(近江)
2位 12票(スライダー⑧、フォーク①、球種指定なし③)
・奥川恭伸(星稜)
3位 8票(スライダー⑧)
・根尾昂(大阪桐蔭→中日ドラゴンズ)
3位 8票(スライダー⑤、球種指定なし③)
・西純矢(創志学園)
5位 4票(スライダー③、チェンジアップ①)
・山口直哉(済美→京都産業大学)
いかがでしたか?皆さんの予想は当たりましたか?
最終回となる次回は「勝負強さ部門」「平成最強選手部門」のNo.1を発表したいと思います!お楽しみに…!
それでは失礼します。
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