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感覚派ほど論理的にスマブラをする必要があるのかもしれない

こんにちは、ユウ(ゲ)キです。

今年度のオフ大会の実績が
・スマッ秋SP#2 ベスト8
・スマッ秋SP#3 ベスト8
・スマッ秋SP#4 ベスト8
となりました。NO.8君よりもNO.8という名前に相応しい実績ですね…。

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(yoko#、りょくたんの位置も変わってなかったりするので、運命を変える人が現れることを祈ります)

今回は自分といえば大技のパナし芸で有名ですが、何故か当たる(ときがある)のはどういうことか。言語化するのはとても難しいなと思ってたのですが、スマブラとは別の世界の将棋で活躍している羽生善治さんが著書とした「直感力」を参考に自分の考えと照らし合わせたらいい感じになったので述べていきます。

それでは、どうぞ~

~羽生善治さんの考える「直感力」とは?~

「直感力」とは「論理的思考を一瞬で行われるようなもの」である
選択肢が複数あると我々人間は長く考えてしまいがちです。しかし、長く考えるのは悩んでいるケースが多く、創造的に考えていることが少ない。迷宮に入ることなく、ある程度見切りをつけて判断し、実行に移すこと。思考の過程を事細かく繊細に理論つけるのではなく、流れの中で「これしかない」と判断したこと。自然と湧き出てきた感覚、「感じ」。もがき、努力したすべての経験をいわば土壌として、そこからある瞬間、生み出されるもの、それが直感であるのだ。

~羽生善治著『直感力』より引用~

結局のところ、今までの経験の中から似たような状況になったときに「この手しかない!」と瞬時に閃くことなんだと思います。
スマブラをやっている中でも突然閃いて実行した行動が上手くいった、なんてことがあると思います。これが「直感力」です。

~直感力を鍛えるために~

多様な価値観を持つこと。直感は何もせずとも経験によって蓄積されていくもの。経験は大切ではあるが、そこから何を吸収するべきかが何よりも重要で、それによって価値観というものが変わっていくものである。自分の思うところ、自分自身の考えによる判断、決断といったものを試すことを繰り返しながら、経験を重ねていく。そして、得た経験を自分自身の価値観に落とすことで、幅広い選択を現実的に可能にすることではないか。
~羽生善治著『直感力』より引用~

スマブラに対する考え方は人それぞれであるからこそ、たくさんの人とスマブラをしてたくさんの意見をまずは受け入れることかなと思います。
前にアドバイスはどこまでいってもアドバイスということを話しましたが、まさにそんな感じですね。
得た経験をどこまで自分の価値観に落とし込むか、とても大切だと思います。
今思い返すと仙台オフにいた頃、やりたくはないけど成長するためには意識しないといけないこともあると思いながら、スマ4時代から活躍している人たちの意見やSP時代に名を上げた人たちから考え方を聞いたりと結構多様な価値観を持っていたなと思えるようになりましたね~(まだまだ多様な価値観を持ててはいないですけど)

また、普段やるスマブラの中でも大技を当てるためにも日頃から狙うことが必要です。どういうときにこの技が当たるのか、当たらないのかというのを自然と覚えていくといった感じですね。この考え方は大技に限らず牽制の仕方や各状況で限りなく正解に近い選択をするときにも使えます。


~更に「直感力」を鍛えるためのヒント~

・無駄なことをする

たぶん無駄だし、どうせ役に立たないだろうと気楽にやってみる。直感的ではなくてもヒントや何かのきっかけになることもある。逆に役立つだろう、使えるだろうといきこんで期待したことには意図した効果はなかったりする。ロジカルに考えて積み上げる力も必要だが、無駄と思えることを取り込むことも大事だと思う。無駄を排除した効率を求めたところで、気づかぬところでリスクが誘発する可能性はゼロになることはない。無駄と思えるランダムな試みを取り入れることが効率を求めた結果、気づかぬリスクが誘発するという可能性を回避できるかもしれないかと考えている。
~羽生善治著『直感力』より引用~


敢えて無駄な行動をする。それは不利な状況のときほど役立つかもしれないと考えています。

例えば自分のフォックスの場合。
こいつは崖を狩られる側になると結構弱いです。普通の選択肢のその場上がりやジャンプ上がり、崖離し空下ではどうしようもないことがあります。かといって攻撃上がり回避上がりは見られたらおしまい。
こういう状況のときにたまにですが崖離し横Bをします。相手がガードをしっかりしていなければそのまま突進して崖の展開を解決することができます。ガードを継続しているのであればまた横Bで崖を掴んでみましょう。2回目の崖掴まりで無敵が切れてるからと崖狩りを狙いに前進したときに解決の糸口が見えてくることもあります。

もちろん、狩られて撃墜されてしまうときもあります。しかし、ランダムな試みをすればするほど、次また同じ状況になったときに何を見て狩るか相手は迷う可能性が生まれます。敢えて無駄なことをするのはゲームの中では必要なことだと思えるわけです。


・空白の時間を作る

ある程度空っぽの隙間、空っぽの部分がないと創造的な思考はできず、深い集中力に達することもできない。深い集中をするために体力も使うので、頭が飽和状態であれば何も生まれてこない。物事へ熱中するためには敢えて何も考えない時間を意識的に作ることが必要だ。
~羽生善治著『直感力』より引用~

試合の中でも空白の時間を作ることは必要です。勝負の決まる大事な局面になったときに創造的な思考を得ること、深い集中力に達するためにも相手を遠くへ飛ばしたとき、飛ばされたときは一度呼吸を整えましょう。
逆に相手に空白の時間を作らせないことも大事です。常に迫りくる感覚に襲われると人間は苦しくなりがちです。そういったときに甘えた行動が出やすくなりがちなのでしっかり狩るようにしましょう。

~スランプ時~

調子の良いときはそれをいかに継続して伸ばしていくかが必要ではあるが、スランプになったときにどのように対応するかで真価が問われるということ。気持ちも落ち込むし、何をしたらいいのか分からなくなり不安になることもある。解決の特効薬もないし、それはそもそもスランプとはいえない。もがけばもがくほど状況が悪くなる、分かってるけどできない、やれない。そういったものがスランプである。ただ、いかなるときもこれが自分の結果だと受け入れる必要もあるし、運に頼らず根本的な実力を鍛える必要もある。そうなったときにいかに自分の価値観を貫き通すか、スタイルを築き上げるかが必要になる。勝ち負けよりもそのときの状況を受け入れて何を学ぶか、再び立ち上がれるかが分岐点だ。
~羽生善治著『直感力』より引用~

自分も大会ではそれなりに勝ててますが、フリーではたくさんの人に負けるし、ボコボコにされます。スマメイトのレートは1500下回ることもあります。それでも何故大会では勝てるのか、それはいつものスマブラの中で勝ち負けよりも何を学んだかを重点においているからだと思います。もちろん、我を忘れて勝ち負けに拘ることもありますが、、、軌道がズレたときは他の人から刺激をもらうこともあります。
何を目標にスマブラをやっているか。全キャラvip?レート2000超え?オフ大会優勝?そのための手段は何かを考えることが大切だと思います。


~終わりに~


いかがでしたか?結局のところ、スマブラの基本となるところの理解、自キャラの理解、相手キャラの基本の対策といったところは必要になってくるわけですね。どれかに偏りがあっても今までの経験から勝てることもあるということです。自分は感覚派だ、と思う人ほど論理的にフリーをすること、そして大会のときは自身の直感を信じて戦うこと、それが大切なのかもしれませんね~
羽生善治の考え方はスマブラで滅茶苦茶活かすことができるので興味を持ったかたは今回紹介した「直感力」以外にも読んでいただけると嬉しいです。

今回はここまで。次のスマッ秋では秋田勢をしばきあげて優勝するyoko#、遠征勢絶対に倒すマンをして準優勝するりょくたん、何故かベスト8で終わるユウ(ゲ)キの形にならないことを祈ります。

~参考になったサイト~
https://r25.jp/article/901372927483135619

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