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一週間の沖縄旅 移動〜到着

今回は文字多め苦労話愚痴話が多めです。
前回の四国旅から戻り、バイクのメンテや個人的タスクが落ち着いたところで沖縄へ旅立ちました。

鹿児島からフェリーに乗り、バイクごと沖縄へ向かう計画。
3月下旬に1週間で旅程を立てました。

移動が多いことや3月で春休みの学生や家族連れが多いのでは?と思い早めに計画やフェリーの予約などを進めました。
そのおかげで思いのほか厄介な旅路に。

出発〜鹿児島新港

出発はフェリーの予約日の3日前。
3日かけて岡山から鹿児島へ移動します。

高速道路を使えば1日で行けるのでは?
と思うと思いますが、この3日間ずっと雨なのです。
雨の中、バイクで移動するのはかなり体力を消耗するのを経験済みのため、早めに少しずつ移動する作戦です。

初日はパラパラ降る感じだったので余裕こいて最初の宿泊地の山口県まで下道を走って向かってました。
が、東広島を過ぎたあたりから雨足が強まりザーザーぶりに。
レインジャケットは着ていたので体は濡れずに済んだのですが、
背負っていたバックパックがレインカバーから染みててちょっとだけ中身が濡れてました。レインカバーの意味•••。
幸い入れてたものは無事でしたが、念のためコンビニ袋で応急の浸水対策。
バイク用グローブも中までぐっしょり雨がしみてます。

そんな状態でなんとか山口県の周南市のホテルに到着。
身体以外はびっしょりです。
やっぱり雨移動はかなり体力を奪われますね。
弱雨なら寄りたいところがあったのですが、全スルーでした。

移動2日目は、ホテルで濡れたものを乾かしてからスタート。一部生乾き。
2日目も当たり前のように降る雨。

下道移動の反省点として、
雨宿りポイントを見つけられない問題がありました。
バイクを雨から防げる場所って少ないと思います。
コンビニの軒下は気休め程度。

反省点を活かし、高速道路移動へ変更。
SAならバイクの駐輪スペースは屋根がついてるので休憩もできますし、渋滞とかで余計に濡れなくて済む。
素晴らしい作戦。
この作戦で残りは移動します。
2日目は周南市から熊本市まで移動です。

が、1日目よりもひどい雨。
道のりの半分くらいの位置の壇ノ浦PAですでにバックパックとグローブはぐっしょり。
売店でタオルを買って気休め程度に乾かします。
※バックパック自体も防水なのですが、どっか破けているらしくそこから染みているみたいです。

雨移動をする覚悟はできていたのですが、雨の不快感と奪われた体力でかなりイライラしてました。
そんな状態で、追い討ちのようにおじさんバイクの立ちゴケドミノ倒しで愛車が倒された時は、怒りと悲しみと疲労で呆然としてました。
幸いバイクは無事。おじさんも無事。シランケド。
この日起こる嫌なことは全てこのおじさんのせいにすることにしました。ヘイト請負おじさん誕生。

そこからはヤケクソ。
関門海峡を渡る感動なんてない。
無心でその日の目的地の熊本市を目指し、なんとか無事熊本へ到着できました。

3日目。
いよいよ鹿児島のフェリーに乗る日。
夕方までに熊本市から出港地の鹿児島新港を目指します。
当然この日も雨。

熊本〜えびの間で山越えがあるのですが、
この辺りで2日目以上の雨にやられます。
毎日、昨日の方がマシと思える天候すごい。
霧と前の車から巻き上がる雨で視界がほとんどなく、道路がほとんど水浸し状態。
今までなんとか耐えていた靴まで雨が染みてくる。
トンネルが多い区間なのですが、トンネルが聖域かと思うくらい嬉しい。もうずっとトンネルでいいよと思うくらい。

途中から悟りを開いたのか、景色が山にモヤがかかって水墨画のように見えることに気づく。
高速道路じゃなければバイクを降りて写真を撮りたいくらいです。
そんな境地を大型トラックに雨をぶっかけられて現実に戻されるの繰り返し。
私はバイク修行僧なのか?バイク修行僧って何だよ。

なんやかんやで鹿児島市へ。
鹿児島に入ったあたりから雨足は落ち着いて、お昼ご飯を食べたりフェリーで食べるお菓子を買う余裕ができました。
桜島SAのつけ麺がとても美味しかった。

フェリー乗船

3日の修行移動を経て、とうとう鹿児島新港へ到着。
もうヘトヘトでフェリーの乗船手続きを行います。
手続きは順調に済みました。思ったよりカンタン。
港の待合室から桜島が見えるはずなのですが、あいにくの悪天候で裾野がちょっとだけ見える程度。残念。

バイクの乗り入れ手続きは別窓口なのですが、早く到着して開いてないので、開いた時間にコインランドリーで洗濯と濡れたものを乾かすことに。
港近くに屋根付き駐車場のコインランドリーがあって助かった。
乾いた衣類で気持ちリフレッシュできました。

その後バイクの乗り入れ手続きへ。
窓口がちょっとわかりにくいのと現金のみなのが罠ですが、無事精算して手続き完了。
受付のおじさんは口数が少ないぶっきらぼうな人なのですが、いい人でした。

バイクの乗船口がわからず右往左往しましたが、他の車が立ち入り禁止と書いてあるゲートに吸い込まれていくので私も倣って吸い込まれると無事フェリー乗船口へ到着。よかった。
車両甲板へ乗り込む時は緊張しますね。勾配のある凹凸のある坂道を登らないといけないのでドキドキ。
ここも無事乗り込み完了できたのでよかった。

初の寝台フェリーに乗り込みソワソワ。
甲板からどこまでも続く海を眺めたり、
フェリーと並走する海鳥をぼんやり眺めたり、
自販機や売店、レストランをウロウロしてみたり。
私の未体験空間があります。
普段とは違ってできることが限られているので何も考えなくていいのは気楽です。
(回線のせいか電波もほとんど入らないのでnote更新もできない。)
ここから沖縄の本部港まで約22時間の航路をフェリーで過ごします。
のんびりグローブとバックパックを乾かします。

見えそうで見えないちょっと見える雲に隠れた桜島
フェリーからみた朝日 雲が多め

終わり

この移動だけの3日間でバイクの嫌なことを凝縮体験した日々でした。

フェリーの予約日が決まっているのに対し悪天候を避けられない状況ができてしまいました。
正直、降っても1日くらいだろうとタカを括っていたのですが、まさか移動日全部雨。流石にしんどかったです。
3日に分けて移動した作戦が正解だったのかいまだにわからない。
最初の厄介ごとでした。

さて、ここからが本編です。次回から沖縄編突入。

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