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フェスのお手伝いをしたはなし

ひょんなことからフェスの裏方お手伝いに携わらせていただきました。
今までに経験のないジャンルのイベントで(そもそもフェスすら行ったことない)、
行く前は本当に大丈夫だろうか?ってめちゃくちゃ不安だったんですが、
蓋を開けてみたら素敵な出会い、気づき、勉強になることばかりだったので、記録をば。

参加したのは「ICHI FES」というフェス。“人とつながり、夢に出逢う”がコンセプトです。
詳しいことは私の言葉より公式を見ていただければと思います(笑)。

リユース食器のこと

「人にも地球にも優しいフェス」を掲げているイチフェス。ユニークで感動したのは「リユース食器」の取り組みでした。ゴミをできるだけ出さないために、会場での飲食につかう食器は持参してもらう。忘れた人にはレンタル食器をつかってもらって、洗って返してもらう。
これ、すごくないですか。こんな大変なこと、普通はなかなかできないと思います。
ゴミ問題は多分イベントやる人なら誰しも直面する部分なはず。りとゆうでやる時も、マグカップ使えないかな?とかマイカップ持ってきてもらうにはどうしたらいいかな?ってことを考えてはいましたが、アナウンスにかかるパワーや、当日のオペレーションを考えると、結局本格的に手をつけられていませんでした。

たくさんの方がマイ食器を持参していて、
ゴミ箱の場所を聞く代わりに、お皿を洗う場所を訊ねてくれる。
めちゃくちゃ感動しました。そして、こんなことできるんだ!と可能性を見せていただきました。

これもきっと主催者や運営の方々が、丁寧に想いやコンセプトを伝えてきた証拠なんだろうと思います。
そしてそれらが伝わった時には、ちゃんとアクションとして返ってくるんだというのを目の当たりにしました。

空間づくりのこと

とにかく、会場が良かった。自然と一体になりながらも、かわいらしくてワクワクする色や光があって、
端から端が見渡せる形じゃないのに、ひとつの空気感を纏っている空間が森の中にありました。
(何言ってるんだって感じかもしれないけど、本当にすごかったの。)
まさにイチフェスの“ICHI”を表現したような。


あとは会場にたどり着くまでに森の中を歩くのもすごく良かった。
行きは高揚感、帰りは余韻。
時間を生み出すデザインに感服でした。

お客さんの関わり方のこと

お客さんたちみんな、能動的に企画に参加してくださったり、互いに声を掛け合ったりしているのが本当に印象的でした。
お客さんの参加によって完成する企画やアートも、最初はちゃんと出来るのかなってちょっと心配してたけど、なんのその。

「楽しませてもらいに来た」ではなく「楽しいことを見つけに来た」っていう感じ。そんな人たちが集まったら、みんな楽しくなるに決まってるじゃないですか!

一方通行ではなく、相互的で循環のある関係性を結ぶためにはどうしたらいいんだろうってあらためて考えさせられています。

やりたいことを追い続けること

フェスの運営に携わる方たち全てがとにもかくにも素敵でした。
各々仕事や学業など本業がある中で、イチフェスという一つの場を創り上げることに真剣に向き合う姿にすごく刺激を受けました。
特にフェスの最後、テーマソングを会場のみんなが手をあげて歌う景色に、運営メンバーが涙している背中を見て私も泣けてしまい、、(涙腺が緩すぎて恥ずかしかった笑)

私自身、コーヒーのお仕事につくことを決断してすぐだったこともあり、
期待と不安で心がぐらぐらしていたタイミング。
こんな風にやりたいこと・叶えたいことを真剣に追求している姿を目の前にして、「あぁ、私もこんな風に頑張りたい」って純粋に思わされました。
勝手に自分を重ねるのも図々しい話なんですが笑

そんなわけでまとめると

思い返すほどに「関わってよかった」と感じ入るフェスでした。
自分の力じゃ出会えることがなかったような人たちと繋がれたことに、素敵な機会をいただけたことに心から感謝です!
きっと自分自身のこれからの糧にもなると思う。
ここで出会った人たちとはまた一緒に何かできる気がする。
東京の山奥から持ち帰ってきたたくさんのワクワクを、また自分の力に変えていきたいと思います!

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