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脱毛器の宣伝に騙されてはいけない


「メンズ脱毛」と最初に検索したのはいつだっただろう。
それから脱毛器の宣伝が数多く出てきた。
これから脱毛器を導入しようと思っている人は、内容をきちんと精査した方がいい。

「セルフ」と「メンズ」

増えて減ったセルフエステ

個人的な実感では、サロンの中でこの2年増えた種類は「セルフ」と「メンズ」だ。
小さなサロンは大手に買収され、なくなっている店舗も多いと思う。
実際に2020年はM&Aに関するサイトで、地方のこぢんまりサロンが数多く出ていた。
セルフエステの店舗で火傷被害が出たニュースが2021年10月ごろ出た後だっただろうか。セルフエステの店舗の売却がグッと増えた。
元々専門的な技術や知識を得て使用する機械を、ご自身で使っていただくのは多大なリスクが伴う。
リスクがあるのをわかっていながら、それでも、コロナ禍で人と接するのを避けるため、セルフに手を出した経営者が多かったということだろう。
セルフエステの場合は、全く美容業界に携わったことがない人も参入していた話も聞く。機器を使ったエステは、万が一のことがあったときに、一生続く「皮膚被害」が多いはずだ。知識もなしに手を出していい分野ではない、と私は思っている。

増え続けるメンズ脱毛

同じく増えたと思う「メンズ脱毛」のお店。
私の店舗も含めてコロナ禍の間にも増えた分野だ。
セルフと違い、女性専門の脱毛店が、メニューとして広げたり、既にある女性専用脱毛店舗をM&Aで買収し、男性専用に転換しているパターンが多い。
また、美容系の男性、女性関係なく1人営業のこぢんまりサロンを開いているパターンも多く見る。まだまだお客様を増やしていきたい段階だが、オープンにあたり、1番気を使ったのが脱毛器の選抜だった。

脱毛器のこと

他のエステ機器と同じく、脱毛器もピンからきり。
安く導入しやすいけれど、実際に効果はどうなの?と不安になるものから、何百万もして、一度導入したら、失敗は許されないな、と覚悟するものまである。恐ろしいのは、どの機器もあたかも簡単に成功できそうなことが書いてあることだ。

これが「設備投資」であることを忘れてはいけない。あくまで投資。絶対に成功することなどない。
見かけたものの中で多かったのが
1人数百円で施術可能」
「導入した79%の店舗が売り上げアップ」
という文言である。

1人数百円で施術可能な経費の少ない施術?

お客様が見たら、びっくりではないだろうか。
1回数百円なのに2万3万も取ってるの?と。
事実は違う。この数百円は消耗品として使うジェルや、2〜3年で変更しなければならない光が出てくるハンドピースの何十万という価格を、照射できる回数で割り、脱毛にかかる平均的な照射数をかけたものだ。
お分かりだろう。最初にかかった設備投資費は入っていない。
仮に400万円の機器だとしたら、延べ何人に施術をしないと元が取れないだろう。その費用が自己資金にしろ、融資にしろ、マイナスから始まるのだ。
さらに先ほど書いたように、ハンドピースは交換が必要になる。これが大手で集客が十分にできる新店舗ならば、初期投資はあまり気にしなくてもいいかもしれない。これから始めるこぢんまりサロンにとっては、けして、1人数百円の経費の少ない施術ではないのだ。

導入した79%の店舗が売り上げアップする?

79%は思いついた数字だが、サイトによっては9割8割と高い数字を打ち出している。
これを信じて導入する人もいる。
ただ、よほどダメな店でない限り、当たり前じゃないかと思う。
少なくても技術や接客を気をつけて、店を運営していこうとしているのだ。リピーター様はいるものだろう。それがたとえ数人でも。
その中で元々のメニューに来ていた人はご新規様の数も含めてキープできるものと考える。
その上で新しいメニューが増えるのだ。
新しいメニューのお客様が年間で数人来れば、売り上げは上がったと書ける。
リピーター様が何回か受けてくれる人がいるかもしれない。もちろんこれも客単価アップと書ける。
ただし、それが費用に対して、十分な売上かどうかは、どこのサイトにも書いていなかった。
安易に飛び付いてはいけない。
最初から数機検討中と伝えて、何社からか話を聞くのもいい。機器のスペックや、実際にかかる費用などしっかり話を聞く。その上で、導入するかどうかを考える。

400万円越えの機器を選んだ理由

さて、私が実際にいろいろ検討した上で、選んだのは、400万越えの機器だった。
ネットには60回脱毛に通っても脱毛が進まなかった、という人が男女問わずいる。そんな場合、安い機器なのではないかと私は考えている。
150万円を超えると、機器のスペックが高くなってくる。機器の生産国なども価格に関係しているようだというのがわかる。
また、取扱業社は基本的に海外から輸入してきているだけの会社が多い。

その中で、今の脱毛器を選んだのは、第一にお客様のメリットが大きいこと
私自身が、肌が乾燥したり痛いのは嫌だ。
選んだ機器が肌を整える“イオン導入”が出来る純国産器というのが、大きかった。さらに、実際に当てても、痛みを感じにくい。
単純に、性別も年齢も関係なく、肌の調子が良い方が「不快じゃない」はずだ。

第二に取り扱いの会社が自社でもサロンを経営していてデータがあること。
数年間のデータがあり、火傷を負うような事例がなかったこと。また、脱毛効果をほとんどの人が感じているというデータもあった。
実際に導入したが、全く良くなかった、では信用問題につながる。機器を売るだけの会社では、言いっぱなし、売りっぱなしになる。そこは避けたかった。

第三に光エステができる機器であること。
子供の頃から冬になると顔には“ハタケ”足の皮膚は“メロン”のように割れていた。かゆいのは、とにかく不快。
実の兄も、家族も乾燥肌。
男性や子どもが女性と違って「何もしなくても良い」なんて幻想だと思う。
乾燥するし肌の調子も悪くなる。
肌色は、その人の能力への期待感と密接に関係している。クマがあったり青白い人は、有能な人でも、余裕がないように見える。
肌ツヤが良いだけで、快活で機動力がありそうに見える。
そんなイメージ作りを応援したい。

・第一にお客様のメリットが大きいこと。
・第二に取り扱いの会社が自社でもサロンを経営していてデータがあること。
・第三に光エステができる機器であること。

3つの理由で、設備投資に大きな金額を出す決意をした。結果的には、安心して施術をうけて欲しいと言う、想いまでクリアする機器だった。
「脱毛」する時に、少しでも“イオン導入”でヒアルロン酸をはじめとする潤い成分を肌にるとどまるようにする機器を選んだ。
ジェルで潤っている状態に光を当てるから、脱毛後の「肌荒れ」や「痛み」を感じる機会がほとんどないとお客様に言われる。


想いがあるからこそ、まだまだマイナスの状態でもお店を続けようと思えるのだ。脱毛器の宣伝に飛びついてしまわぬように。
自分の想いを実現する機器はどれか、リスクも含めて考えて選ぼう。





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