育休明け、再就職が不安。確実についている力がある。
最近「育休明けになるんです」や「一度やめたから、そろそろ働こうと思うけど不安で」と不安な女性と数人お話をする機会がありました。そこで一同不安なのが、家での時間、家事がこなせるか。次に、仕事がこなせるか、でした。
私が再就職する際、おそらく子どもが4人いることは、それだけ熱を出したや行事で多く休むだろうと思われて、マイナス面になるだろうと考えました。
根がネガティブな私は、それこそずっと就職面接を落とされるかもしれないと思うわけです。なので、どう聞かれても良いようにシュミレーションを何パターンか作りました。その結果、結論は常に、子育てをすることで、自分は効率的に動くことを常に考えるようになり、段取り力は独身の頃の比じゃ無いぐらいついているということでした。
子どもが寝たとします。その間寝て休息も正しい。その間にご飯の支度や洗濯物をするも正しい。どちらを選ぶかは自分の自由ですが、寝ていても15分や30分で起きるかもしれない。この細切れ時間で何をするかを常に考えて行動しているのが親です。
これを段取りと言います。
段取りは、親だけじゃなく、配偶者としてでも、同居人としてでも誰かと住んだことがある人も少なからず考えることではないでしょうか。洗面台やお風呂を使う時間、ご飯を食べる時間、などなど1人で自分が好きにできていた時とは違い、一緒に住む人とお互い気まずくないようにと、考える場面が1回はあったと思います。そして親とこどもの場合、相手は理解もしてくれず、本能で生きる赤ちゃんです。さらに無下に扱えば、すぐに命すら失いかねない弱い存在です。圧倒的に譲歩するのも、より気遣いをしなければいないのも親の方です。そうなると親は工夫するしかありません。昼寝を午前午後合わせて30分しかしてくれないとしても、その間に晩ご飯の支度をしなければいけない、とすればどんなものを作るか。起きている時に少しでも疲れてくれるよう色々なものを見せながら、洗濯機を回し、洗濯物を取り出して干す。こうして、誰かと生活することで、段取り力が上がります。
時間の段取りだけじゃなく、リスクに対しての管理能力も上がります。予想もつかないことをするのが子どもです。命に関わる事が起きるかもしれません。だから、親はさまざまな可能性を考えて、予測をします。そして決定的なことが起こらないように、動きます。少し大きくなった子どもは、洗濯機から洗濯物を出していると、近くで洗剤に手を出してぐちゃぐちゃするから、手の届かないところに置く、などそんな工夫もリスクマネジメントです。
だから、不安な人はこの段取り力とリスクマネージメントという点では、安心していいと伝えました。もちろん、それを仕事に変換すると意識は要ります。が、子ども相手の時間ほど理不尽なことはありません。寝たいのに、眠りは妨げられ、自分で寝返りを打ったくせに戻せ!と主張してきます。こちらはトイレに行きたいのに、泣き叫んで抗議されます。こんな理不尽なこと、大人相手では起こりません。
だから、私は面接で、その段取り力をアピールし、仕事をする時間は集中してその力を使うことを約束しました。子どもの熱に対しては、すでに病児保育に登録していることを伝え、リスクに備えていることを伝えました。その上で、休むこともあるかもしれないと正直に伝えました。絶対にそのリスクがないとは言い切れないからです。
誰かと暮らす、結婚して時間の使い方が変わる、引っ越しして全ての背景が変わってしまう、子育てをする、などそれまでのやり方やキャリアが変わることがあったとしても、それぞれがなにかの能力アップに繋がっていると思います。
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