八色の虹④

どうもこばゆうです。
八色の虹②の続きです。

1章 僕という存在②

私はとてもショックを隠しけれず、いっぱい泣いた。そしてやっぱりこのことが出た。

「この子どうする?」

次に飛んできたのは

「おやじがかってに拾ってきた人でしょ」

これを聞いてショック。育ててくれたのに、そう言われてるのはひどいと感じた。

「誰か育てられる人いる」

「いねーよ。どこも自分の子供いるんだし。」

「じゃどうするのよ。」

「捨てる?」

「それはダメでしょ」

いろいろな言葉が飛んでくる。

そのご遺書が見つかった。それにはこう書いてあった。

[遺産の半分を高貴に譲ること。もう半分は、その他親族に公平に分けること。]

これでもめてしまい、警察沙汰に。

その後の議論の結果はこうだった。

孤児院行き。

理由も聞いても教えてくれない。

「あんたは邪魔だから。遺産泥棒。」

この一言のみ。

そして孤児院も相当ひどい環境だった。

暴力暴言が日常茶飯事、さらには人のものの盗難など、さらには警察行きの事件を起こす奴もいた。

私は何度か抜け出そうとしたが、すぐ捕まった。

中学三年生の夏。私はとうとうその施設を抜け出し、上京して、ある繁華街をぶらぶらと歩いていたら、警察に捕まった。(まあ、こうなると分かっていながら歩いていた。)

東京の児童相談所に保護されて、その職員に預けられた。

その人の名は公表しないがとても親切だった。勉強も教えてくれた。中学のブランクから、回復して、無事に都立の高等学校に行った。

性は阿賀野のままで、住民登録もしてくれた。ようやく幸せな生活を送れるようになった。

東京は僕の育ってきた環境とは大違いだった。まあ高いビルや住宅の密集が多く、畑なんぞ少なかった。最初は環境に慣れるのに精一杯でともだちなんぞ出来なかった。(先生と話せるようになってからともだちもできた。まあ半年くらいだった。)

その引き取ってくれた人も優しくて、いつもサポートとかしてくれた。いい人の出会えて本当によかった。このまま高二のある日まで過ごす。

八色の虹⑥に続く。

さてどうでしたか?
好き、コメント等、お待ちしています。
ではまた。            こばゆう

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