あの日の自分で
軽い気持ちでついて出た言葉が、重い言葉だったりするように、僕らはあやふやな境界線上で生きてる。
もちろん境界線を裕に越える人もいるけれど。
大抵そんな人たちのために切羽詰まって心臓すり減らしてる人の方が多いような 気がする。そんな事を早朝に想う。
「革命家だ」そんなことを音楽家が言う。「なにを変えたんですか?」その返答は未だ無し。
みんな大口を叩かなきゃ自分を保てない。分かってる 僕もだ。
白い靄が眼鏡に反射する。煙草か、はたまた隣の家庭料理の煙か。
結局どれでもなく、適当に妄想し、カップ麺を掲げて成分表を薄ら笑いに見ている。
こんなにちっぽけな自分に呆れる始末。かと言って、この尻ぬぐいをしたいとは思わない。こんなんでいいの?って自分に言い聞かせて。多分それが正解なんだとまた言い聞かせて。未だその渦から動けない、いや、この部屋から動かないのは何年経つ?
でもね、月日が経ってこんな調子で大人になったよ。なれたんだよ。大丈夫だったんだなって思ったよ。
今では数さえ少ないが、友達さえも居るよ。
あの日の自分でよかったんだって。心から思えた。
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