見出し画像

【歌詞】萎れたひまわり


水色の電車が通り過ぎるときの
踏切の音にもううんざりしている
だけど夕暮れ時繰り返されるその音は
オレンジ色に溶けていた
それでも好きになれなかった

何事にも距離感っていうのが大切なこと
これがわかるまで何年もかかってしまう
台所に立たなくなったあなたのこと
嫌いになれる訳がない
だけど少し憎かった

ほつれたスカートに
刻むようなミシンの音
今は放置され続ける洗濯物
でもどれもすべて真実で

綺麗に作られた料理も
間に合わせのインスタントでも
あなたが自分を好きなら
私は何もいらなかった

だけどため息ばかりの姿
ねえ どうしたらいい?
誰かの愚痴なんて聞きたくない
花瓶には萎れたひまわり


綺麗に作られた料理も
間に合わせのインスタントでも
あなたが自分を好きなら
気にならなかった、大好きだった

いい匂いがする、味方でいてくれる
ねえ 目の前を見て
嫌いになれるわけがない
花瓶には私が水をやる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?