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第二章 本郷家の養子

私と母上と弟の助五郎と従者十四人は、播磨国北方城を目指して深い霧の中、山中を歩いていた。
私達一行は、山賊を警戒しながら、所々、休みを入れ、また、従者に危険な箇所がないか、調べさせながら旅を続け、玉川庄を出て六日後に北方城に到着した。
  続く

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