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人生に無駄なことなんてないのね

実は、先日彼と別れの崖っぷちに立った時
「このままでは一人ぼっちになってしまう」という恐怖に耐えられず
マッチングアプリなんぞに登録して、新しい人を探そうとしてしまいました。
いま思うと、私としては相当、常軌を逸している行動です。

その時二人の男性に実際に会いました。
最初の人は完全に最初から「お友達」として、なので
会ったあともしばらくLINEのやりとりをしていましたが
自然にお互いにいなくなっていきました。

マッチングアプリで理想の人に出会う確率の低さにうすうす気付いた頃、
プロフィールなんてあてにならないと思った私は
2人目の人はえげつないことに「高収入」と「ゴルフが趣味」というだけで
やりとりすることに決め、2回ほど「会って」「終わり」ました。

この男性、(Aさんと呼ぶことにしましょうか)第一印象がとても良く、
収入や趣味にも偽りはなさそうで、ちょっとだけわくわくした私でした。
同い年で会話も楽しく、「また食事に来ようね」と終始楽しそうでしたが
お酒を飲むと気が荒くなる癖があったようで、別れ際に突然、私の耳元にがみがみとお説教をして消えていきました。
まさに「言葉の武器」、今でも耳になにか衝撃波でもくらったような感覚が残っています。

しばらくは不快な気持ちでいた私でしたが、Aさんに会ったのも、言われた言葉も、私の人生になにか意味があるのではないかと思いました。

たとえば、「占いなんて」、という人がいますが
私はその時「占ってみよう」と思ったことや、そこから偶然降ってきたアドバイスには、なにかしらの意味があるはずだと考えるからです。

酔ったAさんは私にこう言いました。
「俺はお金があるので、この先になんの不安もない。なにも恐くない。
だから、特定の女性を作る気はない。
生活のことは家政婦さんがいればいい。
もう、女性の理想や要望に、男がハイハイとあわせる時代じゃないんだよ。」
「今の時代、お金がある男ほど、結婚なんてしないよ」

ふぅん・・・。
急にどうしたというのか、過去に女性とお金のことでもめたトラウマでも?
そんなふうに離れていかなくても、私もまだそこまで気持が入ってないから全然大丈夫なのに。
でも、数日たって、まてよ、言われたことそっくり自分に置き換えてみたらどうだろう、と思ったわけです。

私が不安なのは、「ひとりになること」ではなくて「経済的な見通し」がつかないのが不安なのです。
もし、そこがOKであれば、ひとりで寂しければ旅に出るとか、車を買い替えるとか、インテリアにお金をつぎこむ、なんてことで解消できそうな気がするし、あきらめきれずにいつも妄想している「お店を持つ」ことや「起業する」なんてことに情熱をかたむけられそう。なにか勉強することもできる。
それなら私もあえて、「結婚なんて」しないかもしれません。


私は「充分お金があるからもうなにも恐くない」とは、なれないと思いますが、老後に備えて少しづつでも資金を蓄えることと、今後少しでも多く収入を得るにはどうしたらいいかの準備をしていこうと思いました。

私のぐらぐらした「軸」をピンと立て直してくれたAさん。
今頃どうしているでしょうか。
私は「お友達として」だって良かったのに。

もしかして真剣に「結婚」とかを考えてみたのかな。
逆に、お金だけあっても幸せを感じられないからマッチングアプリやってたんじゃないのかしら。








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