「正しい答え」が本当に正しいのか?

本の紹介
グループディスカッションが難しい!
問題発見の方法
終わりに

本の紹介

こんにちは、ゆうとです。
2回目の更新、そして久しぶりの更新です。
今日は一冊の本を紹介したいと思います。

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「論点思考」という本です。この本の著者の内田和成さんは、外資系コンサルファームの中でも有名なBCG(ボストン・コンサルティング・グループ)のコンサルタントですね。本を読むまでは知らなかったのですが、なにせ文章が読みやすいので、相当頭がいいんだろうなぁ...と思っています。

この本の内容を端的にまとめると、問題解決の一連の流れの中で、問題発見をいかにして行うか?について書かれています。では(1)なぜ僕がこの本を読んだか(2)問題発見の方法とはどういうものか、の2点にフォーカスして、今回の記事を書いていきたいと思います。

グループディスカッションが難しい!

僕がこの本を読もうと考えたきっかけは、様々なセミナーで行ったグループディスカッション(以下:GD)にあります。GDは「コンビニの売り上げを伸ばすには?」や「警察官の志望者数を増やすには?」といった、正しく問題解決の流れをグループで行う、というものです。
GDにおける問題解決の流れは以下の図のようになります。(one carrer資料より)

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GDを行ってくるとわかるのが、「解決策の洗い出し」などはアイデア勝負な部分があるのですが、「課題の洗い出し」と「課題の絞り込み」が全くできないのです。まず、「コンビニの売り上げを伸ばすには?」という問いに対して、「売り上げを客数×客単価に分解して、さらに客数を新規客と既存客で分けよう...」などとしても、良い答えにたどり着くとは限りません。理由は、「新規客と既存客で分ける」という切り口が適切かどうかは場合によるからです。
では適切な切り口をどのように見つけるのか?と考えた続けた結果、この「論点思考」を読むことに至りました。

問題発見の方法

この本では解くべき問題のことを「論点」と定義づけています。この本に書かれている、問題発見の方法は以下のようになります。

論点候補を拾う当たり・筋の良し悪しで論点を絞り込む全体像から決定

お気付きでしょうか?「まずフレームワークを使って切り口を考えよう」という事は一切してません。最初に「どのような論点候補があり得るか」ということをリストアップするのです。そこから論点を絞り込み、最終的に決定するという、いわゆる「ボトムアップ方式」というやり方で論点を設定しています。
僕は大きな問題をとりあえず分解していきました。しかし、この方法では最初に候補を考えて当たりをつけることが大切なのです。これは僕にとって眼から鱗で、これを意識すると、格段にうまく問題を解けるようになりました。

終わりに

ある問いに対して正しい答えを求めても、答えた問い自体が間違っていればその答えは間違いになります。すなわち、正しい問いを設定する力こそがGD、ひいては問題解決に真に必要な能力です。興味を持った方はぜひこの「論点思考」を読んでみてください。

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