EEIC 4Sを振り返る
4S版です。これまでは授業を振り返るとしていましたが、授業が少なくなって代わりに卒論(研究室生活)が入ってきたのでまとめて振り返ります。院試については別記事で。
EEICって何?
東大工学部の電気電子工学科と電子情報工学科をあわせてEEICと言います。いわゆる電気系。
授業の振り返り
月曜2限:プログラミング言語
参考書:ドラゴンブック
出席:リアペ的なのがある(グループワークあるため、出席しておいたほうが課題がやりやすい)
課題:3回に分けてある。
プログラミング言語について学ぶ講義。型システムやジェネリクス、メモリ管理(GC)、コンパイラなどをRust/Go/Julia/Ocamlを使って学習していく。基本的に学科の講義でこういうモダンな言語を使うのはこの講義くらいな気がする。τ先生なので例によって、JupyterNotebookで講義が進む。課題は3個あり、最初の2個はグループワークで特定の動作について言語ごとの挙動の違いなどを話す。
グループはやりたい言語によって決められるためグループによってはメンバーが来ないなどと言った事象に悩まされるかもしれない(もちろん配慮してもらえる)
最終課題は簡単なCコンパイラを作るか好きなことを講義に絡めて行うか講義に関連した論文を読んで考察と共にまとめるかの3通りがある。Cコンパイラの場合はテストケースが用意されているのでそれを通せばOK。自分はverilogのmodule依存関係を解析するツールを作成して出した(単位は取れました)
火曜2限:サイバーセキュリティ
参考書:なし
出席:なし
課題:なし(期末試験1発勝負)
今年から開講されたセキュリティ系講義。最近東大はセキュリティの講義が多い。我々の代は卒業に必要な限定選択などの単位に加算されないらしくそこは渋かった。(合計単位数には加算される。)
試験一発勝負なので前日にスライドをイッキ見して単位を貰った。
火曜3限:情報セキュリティ
教科書:情報セキュリティ基礎講義
出席:なし
課題:簡単なレポート1本(成績もこれで決まる)
これもセキュリティの講義。サイバーセキュリティはネットのセキュリティに重きを置いているのに対してこちらはより広い範囲のセキュリティについて扱うイメージ(暗号などにも触れる)成績は1本のレポートで決められるので負荷は少ない。
水曜1限:VLSIアーキテクチャ
参考書:なし
出席:なし
課題:前後半レポート1本ずつと後半はちょいちょい課題がある
前半がsystem verilogでCPUを作ろうパート、後半は特定のアルゴリズムをverilogで書いて実際に配置配線してみようパートにわかれている講義
CPU実験を取っていた人に取ってはその成果物を流用できるため実質後半のみの講義と言っても良いかも。後半パートは結構骨の折れる課題が多いので撤退する人もちょいちょいいる。
4Sの講義はこんな感じで全体的に空気は緩いです。卒業までに必要な単位4単位を取ればあとは自由に時間を使えます。
研究室生活
研究室にもよると思いますが、大体4-5月にかけて研究室のトレーニング的な何かをやると思います。そのあと先生と相談して卒論テーマを決めてあとは適当に進めるのが普通だと思います。
院試があるので、大体7月中旬くらいから先生のほうから卒論はそろそろいいから院試勉強してねみたいな空気が(少なくともうちの研究室では)流れます。そうなったら卒論は放置で大丈夫です。
また、研究室によっては5月か6月くらいに旅行に行くところがあります。親交を深めようね的な目的です。弊研は基本的に隙あらば呑み研なので、もちろん旅行もありました。伊豆にみんなで行きました。
1日目はBBQの食材を集めながら宿泊地に向かうドライブ、2日目は自由行動という感じの旅行でした。2日目は富士サファリパークと富士急に行くという結構ハードな日程をこなしましたが、普通に楽しかったです。