"情報の流動性と人材の流動性を高めないと、共創できないかも"という話

知り合いの方で、

SONY→Netflix→Disney→Amazon

って転職している方がいます。
しかも、全て映像配信の部署でのお仕事なんですよね。

これって、日本でいえば、

NTTDOCOMO→KDDI→SoftBank→楽天

みたいな渡り歩き方だと思うんです。
ただ、僕が知る限り、競業避止の観点でNGになりそうですよね。
さらには、競合に行ったら裏切り者みたいなレッテルを貼られることが多いような気がしています。

でも、日本以外の国では、そこらへんがゆるいのかもしれない。って最近思うんです。

もし、日本は競合にいくのは頑なに禁止しているが、海外はそうでもない。という想像があたっていたとすると、

日本は本能的に"共創"を禁止しているのかもしれません。

例えばですが、日本の商品をインドに売るのがめちゃくちゃプロフェッショナルな日本人がいたとして、どこの会社に行っても再現性高くインドに商品を売れるとしたら、2年おきにいろんな会社を転々としてもらって日本全体のグローバル化を推進してもらった方が、日本経済全体としては得になるはずです。
ただ、日本の場合、こういう2年程度での転職とか、競合に行くことを禁止してしまうので、それが妨げられてしまいます。

形式ばった共創プロジェクトとかはよくありますが、みんなでワイワイ集まって議論をしているだけで、本当に価値を出したいのであれば、少数のプロフェッショナルがいろんな会社で専門性を発揮することを推進したら良いのではないかなと思っています。
つまり、人材の流動性を高めることで、情報の流動性を高めることが大事なのでは?という仮説です。

ただ、問題は、
どんな会社でも一定の素晴らしい成果を出せるという再現性を持っている人に限られるという部分にあります。
能力が高いと言われる人はたくさんいる気がしますが、再現性を持っている人はかなーり少ない気がします。
つまり、どれだけ人材の流動性を高めたところで、再現性を持ったプロがいなければ、何も意味がないということです。
ただ、まずはそうやって様々な企業を渡り歩くことを当たり前にしていき、
情報の流動性を高めていくことが、人材の専門性を高めることに必須なのかもしれません。

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