"局地的な勝利条件を適切に設定するのは重要"という話

局地的な勝利条件を適切に設定することの重要性を感じる。

ビジネスでもコンテンツでも、大きくは

  1. 商品やコンテンツの質を高める

  2. 商品やコンテンツの認知を高める

  3. 商品やコンテンツのマネタイズをする

といった、プロセスに分かれると思う。

例えばBASEFOODであれば、
最初は研究開発を進めてAmazonや自社サイトで販売しながら、商品やコンテンツの質を高めていったのだと思う。広告費はなるべくかけずにフィードバック→改善のサイクルを回したのだろう。
次にファミリーマートの店舗におくことで、利益率は低いかもしれないが、広くマスに対しての認知を取りに行っているのだと推察される。
最後は、自社のECサイトでのサブスクへの加入に誘い込むのだろう。もしかしたら、ホリエモンの小麦の奴隷のように簡単にパン屋が開けるフォーマットを作って、FC展開なんかの可能性もあるかもしれない(あくまで妄想)

つまり、質向上、認知向上、マネタイズのそれぞれで主戦場は変わるし、そこでの勝利条件も変わるということである。

アニメなんかは良い例かもいしれない。
小説やマンガで作品の質が担保されている作品のIPを獲得し、制作したアニメをテレビで放映して広く認知を取りに行き、アニメIPのグッズなどでマネタイズする。
これも、局地的な勝利条件をうまく設定している例かもしれない。

ただ、大きな問題がある。
質が高いからといって認知向上のための戦場につながるわけではないし、
認知向上できたからといってうまくマネタイズできるわけではない
BASEFOODの例であれば、質が高い商品を作れたら絶対にファミリーマートの棚におけるか?というと、おそらくそうではないだろう。
アニメも認知されたからといって、全てがマネタイズに成功するわけではない。

つまり、一つ前段階の勝利条件は次の戦場の開放条件である必要がある

よくアニメやドラマなどでは、
{日時}までに{難しいハードル}ができたら{報酬}してやる
みたいなフォーマットが用意されるが、おそらく現実はそんなにわかりやすいクエストではできていないので、そのクエスト条件を自ら分析して見定める必要がある。

なので、局地的な勝利条件を適切に設定することは重要なのだ。

このクエスト条件をどうやって分析し、どうやって見定めるのか?はまた考えてまとめてみようと思う。

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