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6月定例会が終了!初の一般質問での内容は?


議員としての仕事も2ヶ月が終わり、3ヶ月目に突入です。
先週までは6月議会で、一般質問や委員会での議案審議、本会議での討論や議決がありました。

特に一般質問に力を入れましたので、その点を中心に、ご報告したいと思います。

一般質問の準備

一般質問は議場での質問よりも、その前の事前調整が重要です。
仮にその場で質問をしたとしても、幅広い業務のあるためにすぐの答弁ができないのは当然のことと思います。

そのために「質問通告書」を事前に提出し、準備をしてもらうという仕組みがあります。しかし、その質問通告書を出すよりも前に、事前に担当課にお伺いし、質問事項に関する情報を確認したり、市の現状を把握することも大切です。それによって、質問の仕方や言葉を変更することもあるかもしれません。

そのため、5月末から6月上旬は市民の皆様からの声を、質問できるような形に練りあげ、市の現状や他自治体のことを調べたり、担当課にお伺いしたり、先輩議員にアドバイスをもらったりしながら準備を進めました。

議員になる前は想像していませんでしたが、意外にもこの確認・把握・ヒアリングなどに時間がかかります。特に議会の会期前(6月議会の場合は5月下旬ごろ)が忙しくなることが分かりました。

一般質問の内容

選挙時に掲げた公約をもとに、一般質問を組み立てました。

日進市議会では、1人20分の質問時間が与えられ、これが年間4回あります。そのため、今回に全てを詰め込むのではなく、過去の議事録で取り上げられていないものを重視することにしました。

産業振興などは、次回以降に別途、注力します。今回は「誰にとっても住みやすい日進市」をテーマに「機会の不平等」に着目をしました。

それぞれの質問の趣旨と、答弁の要約をここにまとめます。実際は質問時間20分で、答弁も合わせると35分ほどであったかと思います。そのため、ここの内容はかなり省略されたものです。

不登校の生徒児童に対するフリースクールの通学補助

私は政策の1つに「不登校児向けのフリースクール&オンライン支援の強化」を掲げていました。担当課とディスカッションさせていただいたところ、要保護・準要保護の世帯の児童生徒の方が不登校率が高い一方で、フリースクールへの通学は0人であることが分かりました。

それを一般質問でもお伺いし、要保護準要保護のご家庭向けのフリースクールの通学補助をご提案しました。「先行自治体への行政視察をする」というご答弁をいただき、どのような制度設計であれば可能なのかなどを含めて、検討をいただけることとなりました。

担当課の皆さんが大変積極的で、一緒に社会をより良くするために動けることが心より嬉しく思います。

多胎児・多子世帯の保育園入園の調整指数

こちらも政策で「多子世帯向けのサポートの充実」を掲げました。それを見ていただいた方から、メールにて保育園入園時に双子など多胎児であることの想定がされておらず、現行制度では2人が別々の保育園になる可能性が低くないとご指摘いただきました。

また、保育園に兄弟姉妹がいる場合には調整指数に加点がありますが、2人でも3人でも同じ点数です。これも3人以上の方が入園の必要性が高いと思われます。

この点も一般質問でさせていただき、「令和6年度に向けて、見直しをする」というご答弁をいただきました。また、日進市は「第3子以降の保育料完全無償化」が今年度より始まりまして、こちらもとても心強く思います。

パートナーシップ宣誓制度

「パートナーシップ宣誓制度を条例へ格上げ」という政策を掲げていました。日進市は今年度の3月から宣誓制度を開始していますが、その現状をお伺いしました。既に宣誓者がおり、嬉しい限りです。現在も宣誓に向けた問い合わせもあるそうです。

私の友人にも当事者がおり、宣誓制度があることで、同性であっても病院や不動産業者から家族と同等の扱いを受けることができ、それが我が日進市にあることに喜びの声があったこともお伝えしました。

また、事前に職員の方と話す中で、「ファミリーシップ宣誓制度」にすることも大切ではないかと思うようになりました。そこで、ファミリーシップ宣誓制度に関してを聞きました。

こちらに関しては、まだ最近にパートナーシップ宣誓制度が始まったばかりですので、様子を見て検討を進めるというご答弁でした。

インクルーシブ公園・遊具

※写真は遊具のイメージで、インクルーシブなものではありません

「プレイパークやインクルーシブ公園の設置」という政策から、今回はインクルーシブ公園の設置や、既存の公園の遊具更新の際にインクルーシブ遊具を導入いただくのはどうか質問をしました。

「今後、公園に遊具を設置をする際の検討項目の1つにする」という趣旨の答弁がありました。また、プレイパークに関しても併せてご検討をいただくよう、お願いをいたしました。

エンディングノート・終活支援

「終活サポート窓口の設置で葬儀・遺言・相続の悩み解消」という政策を掲げておりましたが、これに関しては窓口の設置よりも「エンディングノート」の作成の方が、より市民の皆様にハードル低く普及するのではないかというご意見を市民の方からいただきました。

その通りと思いまして、市の方に確認をしたところ、既に日進市にもエンディングノートがありました。専門家の知見も入った良質な内容ですが、もっと普及をしてほしいと思っています。そちらに関しての質問をしました。

また、現在はご高齢の方向けの配布になっているため、50~60代など介護・介助を担う方にも配布をした方が良いのではないかと提案し、また現役世代の私も使うことをお伝えしました。

空き家対策と民泊

日進市には500軒もの空き家があるとのことです。しかし、所有者の多くは保有をしたいという意志があり、空き家バンクなどを通じた活用は進んでいません。

また、日進市には宿泊施設がほとんどありません。
一方で、隣の長久手市にジブリパークができ、日進市観光協会の活動も活発になる見込みがあることなど、観光客増加のポテンシャルが高まっています。

そこで、空き家を所有をしたまま民泊として活用し、市民のご家族や観光客が宿泊できる場所を作るようにサポートするのはどうかという質問をしました。
隣の名古屋市には多くの民泊がある一方、日進市には1軒です。

これに関しては、良いアイディアと思う一方で実施に向けた課題の整理が必要であることも私も特に理解できます。ご答弁も、「調査研究します」とのことでした。今までにない視点から、課題解決を市職員の皆さんとも考えていけたらと思います。

まとめ

日進市のマスコットキャラクター「ニッシー君」と

簡単にまとめましたが、実際の質問・答弁は35分ほどでして、事前にも様々な調査研究・職員の方へのご相談などもあり、ここに書ききれるのはほんの一部です。

少しでも、応援いただいた皆さま、ご期待いただいた皆さまへ私の仕事をご報告したく、文書にすることを試みました。気になることがあれば、お会いした際などにぜひ聞いてください。

また、議会の様子は下のリンクから、動画でも見ていただけます。(吉野の一般質問シーンから始まります)

もしご要望やご意見があれば、メールでご連絡をいただけますと幸いです。

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「info@yutoyoshino.com」

議会以外でも様々な動きをしていますので、次は議会以外の活動をまとめたいと思います。

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引き続き、より良い日進市・社会のために動いていきます。
ぜひ、見守っていただけますと幸いです。