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12月議会の議案審議と一般質問

議員になってから3回目の一般質問などがあった12月議会。
その内容をご報告したいと思います。

議案審議

補正予算の審議や、人事院勧告に基づく職員の給料・特別職・議員期末手当の改訂などを審議しました。

この2つ目に関しては、民間企業の賃上げなどに基づいて、国の「人事院」が公務員の給料を同様の職種と同じになるように毎年1回の勧告を出すため、それに基づいて日進市も関連する業種の給料を上げるためのものです。

「公務員・特別職などの給料を上げるなんて…」と思う方もいるかもしれませんが、同様の職種の民間企業より給料が低い場合、公務員の成り手がいなくなり、より良い行政サービスが実現しなくなってしまいます。それは特別職・議員も然りです。

より優秀な人材に役所に来ていただき、未来の行政を担ってもらうという意味で、非常に重要なことと考えます。

他にも「にぎわい交流会館」の指定管理に関してや、道の駅の開駅に向けた市道の廃止などが議案として上がっていました。

一般質問

不登校の児童生徒に関して

市として文部科学省に要望へ行ったとのことでしたので、その詳細を確認しました。その上で、6月議会からご提案している要保護・準用保護の世帯への、フリースクールに通う際の補助に関して、法律などの観点から問題がないかの確認もしました。

実際に弁護士などにも確認をしており、制度設計の際には、引き続き相談をして進めるとのご答弁がありました。着実に前に進んでいることが明らかになり、期待が高まりました。

小中学校の総合学習のためのカリキュラム

10月11月は各地に視察に行き、見識を広げてきたわけですが、そのうちの1つ「つくば市」を参考にした探究学習のサポートができないかを質問しました。

その際の視察に関しては、他の視察先も含め、こちらの記事にまとめています。

答弁としては「地域の特性を活かした総合学習を一定レベルの質で担保できるだけでなく、教職員の負担軽減に繋げることができる」という前向きな言葉がありました。課題はカリキュラム作成にあたっての人材確保であり、こちらもご検討をいただける形となりました。

企業版ふるさと納税に関して

私自身も1000万円の寄付企業を日進市にお繋ぎし、実際の歳入増加に貢献することができました。そこから、歳入増加に企業版ふるさと納税が効果的ではないかと興味を持ち、9月議会に引き続いての質問です。

この秋から市は力を入れており、DMを関連企業に送付するなどし、現在9社からの寄付があったとのことです。今後の波及も期待します。

また、個人のふるさと納税に関しても、納税後の事務連絡に日進市の宣伝を盛り込むことや、返礼品に日進市や返礼品事業者のパンフレットなどを同封し、これをきっかけに日進市との縁がより深くなるような工夫をご提案しました。

スタートアップ支援拠点「STATION Ai」との関わり

来年に隣の名古屋市に開設する施設との連携などに関して質問しました。
スタートアップ企業との接点を持つことで、実証実験のような形でイニシャルコストを下げてサービスを導入できたり、いち早く市民サービスの向上に繋がるなどの可能性が広がると考えています。

市としても「行政や地域で抱える地域課題を提示し、それを解決し得るスタートアップの募集・選定を行い、その解決に向けてスタートアップと伴走して課題解決に取り組んでいくことが重要」と捉えているとのことで、この施設を活用して、より良い日進市になるような手法を模索できればと思います。

新規創業の支援に関して

日進市の雇用・歳入増加には、新しい事業・会社が増加も影響します。この部分を支援することが、市民の生活をより良くし、また市民サービスの向上にも繋がると思うのです。

既に実施されている「特定創業支援等事業」も実績が出ており、さらなる調査検討を進めていただけるとのことでした。

市内事業者の雇用確保や就活生のサポート

少子化の影響を受け、業種によっては人材不足が予測される中で、市内事業者の雇用確保の支援も必要になってきます。その一方で、市内の若年層の都市部への流出も懸念されます。市内に大学が多いという点を生かした上での対策をお伺いしました。

答弁としては、名古屋商科大学日進キャンパスでの「地元企業説明会」の第1回が企画されていたり、ハローワーク名古屋東との共催で「就職フェア」を実施する予定とのことでした。
それぞれ、第1回イベントでの結果を踏まえ、より良い形で継続していくことを期待します。

SNSアカウントの現在の運用方法に関して

日進市も各種SNSがあるものの、より良い活用をしている先進自治体もあります。そこで、今の状況を伺いました。

今後は、LINEを利用して、市民の皆さんが必要な情報をそれぞれ選択し、それにあったものをお届けできるようにしていくとのことです。最も多くの方が使うSNSでの発信は効果的と思う一方、Twitterなどと比べて拡散などには繋がらないため、複数のSNSでのベストミックスを探るのが良いのではという意見も申し上げました。

まとめ

12月議会の議論や一般質問のご報告は以上です。簡単にまとめていますので、今回も取り扱っていないことがあるのはもちろん、背景事情のご説明も本来はしたいところですが…

ぜひ、またお会いした際などに聞いていただけたらと思います。また、日々の活動は各SNSでも行っておりますので、そちらでも見守っていただけますと幸いです。