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事業再構築補助金 図解&解説

こんにちは!中小企業診断士の横田優斗と申します!

Twitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について図解をしています。おかげ様で、昨年の12月から本格運用を始めたましたが、現在726名もの皆様にフォローをいただいております。ありがとうございます。

そんなTwitterでは、あまり知られていない、わかりにくい支援策を、図解することで中小企業の皆様へ届けることを目指しています。

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今回は図解したもののうち「事業再構築補助金」について、本noteにて細かく解説をしてみたいと思います!よろしくお願いいたします。

2021年から始まる大注目の補助金!その内容について解説していきたいと思います!

事業再構築補助金とは?

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事業再構築補助金とは、ポストコロナ・ウィズコロナ時代に対応するための企業の思い切った事業再構築を支援する補助金です!

補助額についてですが、一番利用されることの多い「中小企業(通常枠)」についてまず述べさせていただきます!それがこちら!

補助額:最大6,000万円 補助率:2/3

です!大規模の補助金!注目は間違いなし!以下細かな補助額などを載せておきます。

■中小企業
通常枠 補助額:100万円~6,000万円 補助率:2/3
卒業枠 補助額:6,000万円超~1億円 補助率:2/3
※卒業枠は400社限定。中小企業⇒中小企業から卒業し、中堅企業へとなるための枠。

■中堅企業
通常枠 補助額:100万円~8,000万円 補助率:1/2(4,000万円超は1/3)
グローバルV字回復型 補助額:8,000万円超~1億円 補助率:1/2
※グローバルV字回復型は100社限定。グローバル展開をする事業向け。

そもそも「中堅企業」って何?って話ですがそちらはまだ公表されていません。続報をお待ちください。

対象となるための要件は?

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紹介しましたように、補助額の大きな補助金であるため、対象となるための要件もございます。そちらの内容について説明させていただきます。

■過去の売上要件
直近6カ月のうち任意の3カ月の合計売上が、コロナ以前の同3か月と比較して10%以上減少。

任意の3カ月とは飛び飛びで3カ月でも大丈夫とのこと!ただ「コロナ以前」というところがまだ詳細が出ていませんので続報を待ちます。

■事業計画作成にあたり
事業計画を認定経営革新等支援機関や金融機関と策定し、一体となって事業再構築に取り組む中小企業

中小企業診断士事務所・公認会計士事務所・行政書士事務所などの国に認定された認定経営革新等支援機関や金融機関などと共に作り上げる、しっかりとした事業計画が必要になります!

■売上増加要件
〇事業終了後3~5年で
付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加
又は
従業員1人あたりの付加価値額の年率平均3.0%(一部5.0%)以上増加
が要件となっています。

以上の条件を全て満たす中小企業と中堅企業が対象になります!

どういった経費が対象?

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それでは、「事業再構築のための補助金」と言いますが、具体的にはどのようなものが対象となるのでしょうか?

それが以下の通りです。

■建物費
■建物改修費
■建物撤去費
■設備費
■設備撤去費
■システム購入費
■クラウドサービス利用費
■外注費(加工、設計等)
■研修費(教育訓練費等)
■技術導入費(知的財産権導入に係る経費)、
■広告宣伝費・販売促進費(広告作成、媒体掲載、展示会出展等)等

などなどです!様々なものに使えますね!
その中でも少し補足をさせていただくと、「建物改修費」に関して言えば、今やっている事業を縮小するために改修する場合などにも対象となります!コロナで縮小せざるを得ない事業などは多くあると思います。そのために利用できるのは良いですね!

一方で対象外となる経費もあります!

その例で挙げられているのが、
■補助対象企業の従業員の人件費
■従業員の旅費
です!

この点は注意が必要ですね!さらにはもちろん、補助金の目的と関係ないとされてしまうと補助対象にならないこともありますので注意が必要です!

補助金採択率の見通し

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最後に補助金採択に関する見通しを述べさせていただきます。

予算が①1兆1,485億円であり、申請予想件数が②55,000件となっています。

単純に、①÷②で一社あたりの補助を出してみます。
すると、一社当たり2,000万円程度の補助を予想していることになります。

そして、補助金の補助率は2/3ですので、2,000万円の補助が投資金額に対して2/3で出されます。

つまり、一社当たりの投資額2,000万÷3/2=3,000万円の投資をする計算になります。

・・・ちょっとややこしいことを書きましたけど、要するに3,000万円の投資をする企業が55,000社いることを見込んでいる予算です!

そんな企業が多くいるのでしょうか?上記の活用例を見てもそこまで投資金額がかかるのは少なそうですよね!

そうなると、採択率は高めになるのではないでしょうか?

額低めの申請が多くなるかもしれませんが、他の補助金との兼ね合いを考えても、少なくとも数百万円規模にはなるのではないでしょうか?

とにかく注目すべき補助金ですね!

まとめ

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いかがでしたでしょうか?今回は「事業再構築補助金」の概要について説明をさせていただきました。

noteを始めたばかり(再スタート)なのですが、これからも、事業再構築補助金に関することとか、小規模事業者持続化補助金で採択された事例の紹介とか、他の補助金の概要とか、補助金申請にあたる心構え・マインドセットなどを書いていけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。

ちなみにこのnoteの元になる、補助金などに関する図解を私のTwitterアカウントにて発信しております!

Twitterではすでに沢山の図解を用意しておりまして、最新の補助金情報なども発信していますので合わせてご登録いただけたらと思います。

読んでいただきましてありがとうございました!!

次回は事業再構築補助金の活用例について紹介したいと思います!お楽しみに!


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