『アナと雪の女王』考察。-本当に悪いのは誰。
おはようございます。はじめまして。お疲れさまです。
最近車を変えまして、スライドドアへの異常な憧れが叶い、ワゴン車になりました。
それに伴い後部座席にテレビがついたのですが、それで長女が観ているのは決まって「アナと雪の女王」です。
漏れ聞こえるアナ雪のストーリーを聞きながらいつも思うのが、「誰が悪いのか」ということです。
わたしはMBTIで言うとENTP(討論型)でざっくり言うと理論的に思考するタイプなのですが、その場の感情に任せて行動するようなアナのような人間が大の苦手です。(アナもお前のこときっと苦手だよってな)
なので一国のプリンセスたる人物が、会ったばかりの人と婚約したり、運命の人だと信用したりするのが理解できず、その後の展開に「自業自得」だと思ってしまいます。そういう面で言うとエルサ寄りの意見です。
エルサもかなり内向的で、自分の殻に篭りすぎていて、「言えばいいじゃん」って思うことばかり。(ガヤだから言えること)
ですが、わたしがアナやエルサの立場になって考えてみると、育った環境がハードモードなので、確かに、2人がそう言う思考や行動になっても致し方ないという結論になってしまうのです。
幼い頃は仲良かった姉が突然顔も合わせてくれなくなり、両親が突然他界し、2人だけ遺された状況になっても姉は顔を合わせてくれない。
あんなに仲良かったはずなのになぜ?
優しかったはずなのになぜ?
まだ子供のアナにとっては辛い経験だったはず。
その後、閉ざされた城の中で育ったアナは、外の世界に憧れや夢を抱き、久しぶりに門が開く日に「今日から全てが変わる運命の日になるかもしれない!」と夢を抱いてもおかしくないと、わたしは察します。
エルサは「自分の力は人を傷つける力」と思い込み、制御できなくなっている自分の力を恐れ、誰も傷つけない為に、自分の殻に篭ります。両親が他界した後は、唯一の肉親の妹だけは何としても守ろうと、より自分の殻の中に篭りがちになります。気持ちはわかりますが、極端です。
ではこの原因を作ったのは?
はじめてエルサの魔法がアナの頭を直撃してしまった時にトロールの長が言っています。
“Your power will only grow. There is beauty in it... But also great danger. You must learn to control it. Fear will be your enemy.”
- キミの力はどんどん強くなる。とても美しい力だが、危険もある。制御することを学ぶのだ。恐れることがその敵になる。
それを聞いた国王は、「エルサが制御出来るようになるまで城の門を閉ざす。召使いを減らす。アナとの接触もしないようにする。」と言います。
はい、これです。
わたしは原因は父にあると思うのです。
エルサの力は何に使える力なのかはよくわかりませんが、とても美しい力です。
その力を人に利用されないように、エルサやアナが大人のせいで怖い思いをしないように守るのはとても大事なことです。
ですが、「制御できないと怖いことが待っている」と恐怖心を植え付けることなく、「制御を学ぶことでその力がより自分の強みになる」と教えてあげればよかったのではないでしょうか。
『エルサは必ず力を制御できるようになる。』
そう心の底から信じて、根気強く寄り添ってあげればよかったのではないかとわたしのような後出しジャンケン勢は思うのです。
国王もエルサの制御を超えて強くなり続ける力に焦りを感じたり、恐怖があったのでしょう。
ですが親としてすべきだったのは、エルサに自分の力を恐れさせることなく、うまく付き合っていく術を習得させること。
そのためには「我が子を信じ続けて支え続ける」ことが大事だったのではないでしょうか。(盛大な後出しジャンケンです。生意気にすみません。)
長々と、詰まるところ何が言いたかったかというと
我が子の能力や未来を活かすも殺すも親次第。
決して自分の可能性を疑ったり、力を否定するようなことを許してはいけない。
我が子なら絶対にできると2000%信じる。
ということです。
それだけで、エルサとアナの人生は少し違かったのではないか、そう思います。
わたしの娘たちは3歳と0歳。
無限の可能性と明るい未来が待っています。
娘たちが生きていく上で、あらゆる困難や失敗を繰り返す中で、自分のリミットを勝手に自分で決めたり他人に決められたりして制限された世界の中で生きるのではなく、時には自分のconfort zoneを越えて、越えたからからこそ見える世界線の中で、
「自分は最強なんだ」
と心から信じられるアンミカに育ってほしいと思っています。
それが今のわたしの夢です。
アナ雪誰が悪いの論争にいつも付き合ってくれる旦那さん、最高やで。
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