ダブルのジャケットを着たら少し世界が変わった気がした

私の会社は比較的自由で服装規定もほぼなく、オフィスカジュアルではない服で出社することも多い。
どうしても肉体的な作業が発生することもあるので、汚れてもいい服や暑さや寒さに強い服というように機能を重視している日もあった。

一方で営業職として外回りをする日はジャケットにブラウス、テーパードパンツ。
外回りをする日の服はなんかいつもしっくりこない。
外回り用のジャケットはザ⭐︎スーツという感じでふだん着る気になれない。
しかもこの外回りをする日は1年の中でめちゃくちゃ偏りがある。
1月2月は毎日出社して、3月はまるまる外回り　みたいなイメージ。

だけど私の服は、会社に行く日と休日の服と外回りをする日の服に分かれていた。

そして反動なのか会社に行く日の服はどんどんカジュアルになっていった。
その自分も好きになれなかった。
とても素敵な仕事をしている人に見えないから。
私は素敵な仕事をしているバリキャリになりたいのかもしれない。

私の理想は会社に行く日も外回りも同じ服を着れること。
それを少しカジュアルにしたりリラックスにして休日を過ごすこと。
まったくその理想を叶えていなかった。
いや最近までそれが理想だとも気づいていなかった。

そして会社に行く日も外回りにも着られるアイコン的な服がダブルのジャケットだった。
買えばいいじゃない、って話なんだけどもう一つ問題があった。
私はダブルのジャケットが似合わない。
たまにウインドウショッピングで見つけて羽織ってみるのだけどなぜか似合わない。
お父さんのを借りてきたように見えたり丈が長いせいかだらしなく見えたり。

服についていろいろ調べるようになり再びダブルのジャケットが気になるようになった。
シーズンだからなのか街でも目につく。
1日で手当たり次第の店に入りありとあらゆるダブルのジャケットを着たら一着だけピンとくるものがあった。

ずっとダブルジャケットが似合わないと思ってたけど着丈が短ければ似合うことがわかった！

— yutori (@yutori__com) February 12, 2022

私にも似合うジャケットがあるんだ！という喜びがあった。
着丈が短いのがポイントだと思いゾゾタウンで着丈を絞り込んでみるとそんなに数はなかった。
一つずつ試着してみようと思った。

だけど、突然の出会いがあった。
スカートの試着がしたくて行ったリリーブラウン。
ちょうどダブルジャケットがあったのでつい見ていると店員さんが声をかけてくれた。
これは丈が長そうだから似合わないだろうなと思いながら着ると、なぜかものすごくしっくりきた！！！
しかもボタンは金色！裏地がストライプ！
ときめくポイント満点だった。
ちなみになぜ似合ったのかは不明。笑　勉強不足です。
ただ母が試着のときにいつも偶然いたので個人的な思いこみではないと思う。

そして私は買ったジャケットを羽織って早速会社へ行った。
いつもよりちゃんとした格好。オフィスカジュアル？コンサバ？
白いワイドパンツにセーターをあわせて、スニーカーはレザー素材。

そうしたら私の目指す素敵な人っぽさがでた！
仕事できる雰囲気醸し出てる…（雰囲気だけじゃだめだけど）
会社の人からもいつもと雰囲気違うね、と褒められた。
いつも信じられない格好で仕事してるのですが、この日はちゃんと背筋伸ばして仕事ができた。

これがまさに求めていたもの！！！
早く買ってあげたらよかったなあ、と心底思った。
似合うものでなかったらまた結果は変わっていたと思うので、しっかり似合うものを見つけられられたことが成功の秘訣かと。

こういうふうに一つ一つお気に入りを見つけていきたいな。