ビカクシダの着生の感想

前回はビカクシダ(別名コウモリラン)を木に着生させる方法を調べた。先週の日曜日に実際に流木に着生させてみたので、その感想や反省を書く。


着床に準備したもの

材料は、近所のホームセンターで調達した。

  • テグス: 200円程度、手芸店

  • 流木: 800円程度、熱帯魚エリア

  • 水苔: 400円程度、園芸店

  • ヘアゴム: 200円程度、ドラッグストア

テグスは釣り糸として使う印象が強かったが、手芸店に置いてあった。

水苔は大小2つの容量で売られていて、どちらを買うか悩んだが、水を含ませると大きくなるので、小さいほうで十分だった。(たしか120mlくらいを購入して半分以上余った)

ヘアゴムは、参考にした記事にはなかったが、勝手に追加で購入したもの。水苔やビカクシダの根を流木に固定するために使用。

着生の手順と所要時間

かかった時間はおよそ1時間30分。手順はDUSKINの記事を参考にした。

  • ビカクシダを鉢から取り出す: 1時間

  • 水苔とビカクシダを流木に巻き付ける: 30分

ビカクシダを鉢から取り出す

以前書いたように、ビカクシダは貯水葉で鉢を覆うくらいに大きくなっていた。こういうとき、鉢を割って取り出すのが良いらしい。それは知っているのだが、できれば鉢を再利用したかったので、無駄に時間を使ってしまった。

結局、陶器の鉢をコンクリートに軽く叩きつけて割って中身を取り出した。そこで気づいたのだが、ビカクシダの根はかなり細く数も多い。それが鉢にへばりついていて、直接手で剥がそうとしてもなかなか取れない。

これは鉢を割らなければ不可能だっただろう、と確信したので鉢を割ったことに後悔はない。着生植物というのは、みんなこんなふうに根がへばりつくのだろうか。

水苔とビカクシダを流木に巻き付ける

流木に着生させたビカクシダ

まずは水に浸した水苔を流木の窪みに押し付け、テグスを巻き付ける。しかし、巻き付けたテグスの端を固定する方法がわからない。どうしても隙間ができてしまうので、追加でヘアゴムを買ってきて補強。

その上にビカクシダを乗せ、さらにテグスで巻き付ける。このときもヘアゴムで補強した。ヘアゴムは目立つが、ビカクシダの根は鉢に頑固にくっついていたので、そのうち流木にもヘアゴム無しで固定できるようになるだろう、と期待。

作業後の感想

ビカクシダを鉢から取り出す努力と時間は無駄だった。早めに諦めて鉢を割るのが賢いと思う。このときに葉や根を傷つけてしまったらしく、その部分が今は茶色に変わっている。

流木に着生したビカクシダは、期待した以上に格好が良かった。僕が育てている耐陰性の植物の中でも、ビカクシダは特に耐陰性が強いらしく、育てやすい。追加でもうひとつ購入したいと考えている。

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