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ラブライブ!The School Idol Movie 4DX 感想殴り書き

どうも、ユウトニンジャです。
私は青春の全てをμ’sに捧げて来たのですが、この度の4DXも観てきました。
自分のこの映画に対するスタンスを、しっかりと形にしておきたいと思うので、感想を殴り書きをします。

内容について

この映画、一言でいえば「μ’s以外への責任の話」かなと思いました。
μ’sって、ずっと9人に拘って来たんですよ。サンシャインは結構第三者や街の人達が話に絡んでくるんですけど、μ’sってマジでずっと9人に拘って来たんです。
「9人じゃなきゃμ’sじゃない」という話や、海に行った時も9人だけの場所をこの9人だけが見るという思い。彼女達は、常にμ’sの中だけの話に終始していました。
細かい話なのですが、2期10話の餅つき、あれも雪かきへのお礼なんですよね。他の生徒は今までの活動へのお礼だと思ってやってるのに。そこにμ’sら9人の特別感を感じる。彼女にとって雪かきは、同じ仲間の協力ではなく、部外者の助力であり、「貸し」なのかなと思います。要するに、それだけ彼女達は9人だけに拘っていたんです。

解散も、あの9人が全員納得したからこそ、それで大丈夫だと思っていた。しかしラブライブ優勝した上に、中継がバズり(あの時代には無い概念じゃない?)、めちゃくちゃ有名になってしまう。そして、多くの人に夢を与えてしまった。それだけの人から期待を、次への期待を寄せられてしまう。アイドルという夢を与えるものだからこそ、夢を与えた責任を取る必要がでてきてしまった。この映画は、「μ’sの9人以外にちゃんと向き合わなければならなくなってしまう」、という話でした。

その回答は簡単な内容でした。「凄いのはμ’sだけじゃない、スクールアイドルはみんな凄い」。さっきの文脈になぞらえれば、「私達が与えた夢を、叶える力はあなたにもあるはず。だから、そのことに気付かせてあげる」という内容だったのかなと思います。

ここで初めて、「みんなで叶える物語」の意味合いが変わった気がしました。今までのμ’sだけで終わらせていた時は、みんなの応援や、みんなの希望、みんなから託された夢を、μ’sが叶える、という意味合いだなと感じました。しかし、「私達はここで降りるから、次はあなたたちが叶える番だよ」と提示することで、そのままの意味で、「みんなで叶える物語」になったのかなと。

そう考えると、「だから、最後はμ’sだけで終わらさせてくれ」って僕光歌ったと超かっけえな。

あとAーRISEがクソかっけえって話もしますか。本当に彼女達は常にプロ意識が高くて、リムジンも続ける決断も、アイドルとしてどうすればいいかを考え続けてきた人達でした。
まだラブライブも無い時代から名を挙げてきた、「まだ」学生のアイドルとしてやってきた彼女達だからこその考え方だったのかなと思います。
その一方で、μ’sはラブライブきっかけで名を挙げてきたアイドル。だからこそ、「学生のアイドル」であることに重きを置いた。この対比がめちゃくちゃ美しくて好きですね。

あとSANYUDAYSONGの話もしようかな。μ’sの曲の特徴に、「明るい別れ」というものがある気がします。明るい曲調なのに、どこか寂しさも持ち合わせていて、それが終わりあるスクールアイドルの魅力を引き立てる。中でもSUNNYDAYSONGは、それが顕著に出てる。めちゃくちゃ明るい曲なのに、これが終わればμ’sは終わってしまうんだなという一抹の寂しさも常に感じる。笑いながら泣ける、μ’sにピッタリの曲だなと、何度聞いても思いますね。
個人的にはAngelicAngelの方が好きなんだけどね。

4DXについて

最初に言っちゃうと、まぁ、いらないかな~と。
これは一般厄介クソキショゲボヲタクの意見なんですけど、ラブライブって、最近流行ってるシャニマスとかウマ娘とかブルアカみたいな、移入先の男性主人公が居ない、百合作品なんですよ。つまり、求めているのは没入ではなく傍観なんです。
で、4DXはどうかと言うと、彼女達が動くのと一緒に動くみたいな、没入が多かった気がします。だからこそ、基本はいらない気がしましたね。ハロ星やる時に水かかったの、マジで小雨降られた時の「うわっ!」っていう不快感なったし。

でもいいタイミングも3つありました。車での移動、ジョギング、SUNNYDAYSONGです。つまり、彼女達本人ではないけど、彼女達と同じ空間に居る、と感じるタイミングですね。それはめちゃくちゃよかった。

あとas time goes byの時。椅子が振動して鳥肌が立つんですけど、それが歌に感動して鳥肌が立ってると錯覚したので、結構楽しめてよかった。

あと最初、にっこにっこにーの時に横揺れしたのマジでめちゃくちゃ面白かった。
振り返ってみると、結構良い点ありましたね。でも4DXってもっとしっかりとしたアクション映画とかで体験するべきで、根本的に相性はあんまよくないのかもな~と思いましたね。
……本当のことを言うと、後半は映画に集中しすぎて、揺れとかにあんまり気づきませんでした。すみません。

とはいえ、こんなに長い期間が経ったのにまた改めて上映してくれること、4DXの上映を決断してくれることには本当に感謝しかないです。本当にありがとうございます。

俺とラブライブ!

最期に自分語りをば。

エッセイ:幼少期に龍騎を観た衝撃/にゃるら

これはにゃるらさんのエッセイなのですが、龍騎に出会って初めて物語に対する向き合い方が変わったという話をしています。その作品が、俺にとってラブライブ!なんですよ。それまでもその期のアニメをチェックして、面白そうなやつを見たり、ごちうさを見て心がぴょんぴょんしたり、最終回まで見終えて涙を流したりすることはありました。
しかし初めてラブライブ!を見て、12話の「ともだち」を見た時、BSの再放送をリアタイし、これが終わったら風呂に入ろうと思いながら、なんとなく見ていた中学生の夜のあの時。園田海未のビンタを見て、自然と涙が頬を伝ったのを覚えています。明確に、「これは今までのアニメとは何かが違うぞ」と感じた瞬間でした。
毎期チェックしてアニメを見ていたのが、次の期ではラブライブ!2期しか見れなくなるほどに衝撃を受けました。
だからこそ、俺にとってラブライブ!は凄く特別なんです。

まぁ、ハマったきっかけはまた別の次元の動画作品なんですけどね。

明日はオケコン現地なので早く寝ます✌
それでは、また次の記事で。
(ちなみに、来場者得点のカードは穂乃果でした。)

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