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カンボジア日記第96号(もえるバトレニ)

សួស្តី!

友人が旅行の際に持ってきてくれた本を読了しました。

日本語のサッカー関連の本が読みたくなっていたのでありがたかったです。

サッカークロアチア代表について東欧サッカー、旧ユーゴ諸国を拠点に活動している著者が綴っています。

カタールワールドカップでの日本代表との試合や現クロアチア代表の選手紹介、インタビューなどが綴られています。

個人的には、
なぜ人口387万人の小国であるクロアチアから優秀な選手が輩出されるのか、クロアチアサッカー協会のテクニカルディレクターを務めたロメオ・ヨザクのインタビューが興味深かったです。

ファンクショナルテクニックを育成する重要性を挙げながら、

「サッカー選手でも『本物なのかどうか?』を見分けるファクターが『諦めない』という潜在意識なんだよ。いかなる試練が訪れても、厚い壁にぶち当たっても『諦めてなるものか』と立ち向かっていく。微妙な差ではあるが、旧ユーゴ諸国の中でもクロアチア人はそんなキャラクターを強く秘めていると私は考えている」

最終的なプレーの意思決定にはキャラクターが大きく影響すると述べていました。

自分は今、カンボジアでサッカーの指導をさせていただいているのでカンボジアの選手に置き換えて考えてしまいます。

もちろん、サッカーの技術や戦術などの方法論も大切ですが、サッカーに情熱を注ぐ姿勢や目の前の練習に全力を注ぎ、試合では絶対に諦めないなど、サッカーに対してどう取り組んでいくかというところを選手たちと磨いていきたいと思います。

今日の朝の練習でも熱量をもって取り組めている選手は何人かいます。

チームとしてそのパーセンテージが最大になるようにこちらも最大限の熱量を注いでいきたいと思いました。


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