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たった一つの『ポチッ』が・・・

今から約14年前、私はベッドの上で携帯のボタンを一つ押した。

当時はガラケーなので、ボタンを押した時の『Pi』という音が今でも鮮明に覚えている。

何を押したかって?


求人案内の応募ページ。
そう、2009年冬に私は一つの選択をしました。

今でもそうですが、住宅のチラシを見るのが好きで毎朝母親が机の上にポンッと置くチラシの山から住宅のチラシを漁っては眺めていました。

その影響もあり、将来は建築関係の仕事につきたいと思うように。

高校は工業高校の建築科に進学し、3年間の勉学(実際は部活動に明け暮れてたのは内緒)を経て無事に建築関係の仕事に就職できました。

18歳にして県外に出てのひとり暮らし。しかも社会人。

今となっては『は?』と自分で思いますが、当時は大学に行った友人達よりも偉いんだと勘違いしてましたね〜笑

そんな勘違いのガキンチョが何歳も上の方に指示を出すとは、この頃は思いもしませんでした。

仕事内容は『施工管理』

職人さんを雇って指示出しの係ですね。

格好いい言い方をすると『現場代理人』です。

が、先述したようにキャリア十数年のベテランの職人さんからすると
『このクソガキ!』と思う事もあるようで、私のようなビビりは震え上がっていました。

もちろん優しい方もたくさんいらっしゃったので、職人さんが嫌になったことは一度もありません。
むしろ『これもいい経験だ』と思い、毎日仕事に励んでいました。

しかし、仕事をしていく中でやっぱりキツイ事もたくさんあり
段々と楽しさよりもキツさの方が勝っていくように。。

ある日、『このままこの仕事をずっと続けていくイメージが湧かない』と思う様になり退職を頭がよぎる様になりました。

昔から『3年やってみないと分からない』と、言われてたのでとりあえず3年間は・・・と思ってましたが、無理やり続けるよりも早く見切りをつけたほうが自分の為にもいいんじゃないか。ということで退職を決意するのでした。

この時が2008年の10月初めくらいですかね。

しかし、やめて地元に帰ったとしてもニートだったら親にも迷惑かけるし
何より自分が不安だったので辞めるなら次の仕事を見つけてから。と思ってこの頃から求人サイトをよく見るようになったんです。
それと、次の仕事先を見つけておいた方が辞める時もすんなり辞められそうと思ってたので笑

しかしこれがなかなか見つからない。

ピンとくるものが全然ないんですね。
適当に見つけたらよかったかもですが、せっかくやるなら自分が楽しそうなものをやりたいと思ってたので、そこは妥協できなくて。

年も明けて正月休みで地元に帰って友人達には『もう辞める』とは伝えたものの、いつ辞めるのかは決まってないという中途半端な感じで報告をし、『俺はこのまま辞められないのか?』と思っていた年明けの1月中旬
いつもの様に寝る前に転職サイトを眺めていたところ

見つけたんです。。

スポーツクラブで働いてみませんか?

スポーツクラブ?運動指導?
スタッフは施設使い放題?

ここしかないんじゃないか?!

ビビッときました。
なんか、これやってみたい!と直感的に思ったんです。

元々身体を動かすことは大好きで、高校の部活で後輩に指導して上手くなっていくのを見るのがめちゃくちゃ嬉しく感じていたのを思い出しました。

今でもはっきり覚えています。
真夜中の暗がりのベッド上で迷うことなく『応募する』のボタンを押したことを。

あれから14年が経ち・・・

約10年間フィットネスクラブ在籍後、フリーランスとして独立をして、間も無く3年を迎えようとしています。

お客様からも『天職だね』と言われるほど今の仕事がしっくりきている様です。

14年前のあの選択をしたから今の私があり、、
もっというと生まれてきてからの選択の連続で今の私があると思うと、、、
いい選択をしてきたな自分。と誉めておきましょう。

ただ、もう一度同じ道のりを歩みたいか?と問われると・・・

そうとも限らない。と思う。

見ず知らずの僕をサポートしてくれてありがとうございます。そんなあなたの気持ちに答えれるように、意味のある記事になるよう頑張って書いていきます♪