濃密な高校3年間その後の進路。

大谷高校への進学が決まり…
自身の胸中はというと…
ワクワクしていた。
テレビで見ていた高校サッカーへの憧れ。
あの舞台に立ちたいという思い。
未知への挑戦。

全てにワクワクしていた。

本格的に学校が始まる前に…
練習参加や1年生だけで参加するフェスティバルなどがあり…
既に充実していた気がする…。
学校が始まってからの
日々のトレーニングもたのしかった。

グランドは
正規のコートがギリギリ1面取れるぐらい…
さらにそれを…
曜日で
サッカー部
野球部
グランドホッケー部(のちにOBがロッチの中岡さんとアメトークで知る)
ラグビー部
と使える日やサイズを分け合う。

強豪とかではないから
仕方がなかったが…それでも楽しかった。
1年生なんて特にその中でも使えるスペースは
限られたものだった。

加えて…
引き続き合格した…
トレセンのトレーニングもあり…
日々充実していた。

当時…
大谷高校サッカー部には
インターハイには1年生は出れないというのがあったらしく…

当面の目標は
「それを覆す」に設定したのを覚えてる。

結論からいうと…
失敗に終わった…。

色々な理由はあるにせよ…
悔しかった。

インターハイが終わると
辞めていく部員がいた。
高校サッカーではあるあるだと思うが…。

その後の練習試合で
それまでは1年生チームやったが…
3人だけ上の年代に出れることに…
そのうちの1人に入った。

ここがチャンス…。
ターニングポイントになる。

と思い…
なんとか結果を残す事が出来…
爪痕を残せた。

周りの諸先輩方に印象づけるという作業。

しっかりと成功した。

その後…レギュラーになる事が出来た。

やはり…

1年生と3年生…決定的に違うのは
「体格」
この差はどうしても埋めれなかった笑
それでも楽しかった…

3年生は…
怖くもあり…厳しくもあり…優しかった。

3年生にとっては最後…
自分にとっては初めての選手権…
京都予選で敗戦。
悔しくて大泣きしたのを覚えてる。

高校では
前回の最後に触れた…
監督との出逢いが凄く大きかった。

現在…
大谷中学校にいる…
「高橋圭三先生」

この人の存在が
高校3年間で
自分の能力を引き上げてくれた。

1年生の時は
担任でもあった…
それには正直驚いた笑

なによりも底抜けに優しかった…
でも…他の同級生には本当に厳しかった。
何故なのかを…いまだに聞いた事がない。

自分の記憶では3年間で
1度も怒られた事がない。

プレー中もそれ以外でも。
どのようなプレーをしても怒られなかった。

こうだろ!
こうしろ!
それは違う!

などの指導は本当になかった。

自分の選択を尊重してくれた中で
「こういうのもあるよ」
「こうしたらもっと良くなるよ」
などの指導だった。

当時の自分には
これが本当にありがたかった。

底抜けにサッカーが楽しかった。
サッカーは自由なんだと感じ…

自分が上達しているのが
よくわかった。

前回の最後に書いた…
喜び…楽しさ…を感じさせてくれた人。

この人との出逢いが
高校3年間で凄く成長出来た要因。

そして高校2年になると…
ある程度チームの中心としての…
立ち位置を確立できていた。

あくまで自身の評価であるが笑

周りの評価はわからない。

そんな中…
自分の中で違和感が…
インターハイが近くになるにつれ…
チームのテンションは高くなる。

それに相反して…
自分のテンションは下がる一方。

つまらん…おもろない。

そういう感情が自分を支配していく。

さらに
夏休み入る頃に…
家庭の事情で夏の遠征を行かないという選択をとった。

自分の中では
それも譲歩した選択であった。
両親には感謝してもしきれない。

あの時本当は
学校を辞める選択もしようとしてたが
両親が止めた。

サッカー部も辞ようとしたが
両親が止めた。

そんな中…

先輩達の声が耳に届いた…
「そんな感じでレギュラーで試合出られても」
といった声…
別に気にもしなかった…
こちらからすれば
「ん?なんも知らんやつは黙ってろ。」
「うわべでしか物事見てへんやつは黙ってろ。」

いつも自分の本心やそういうものを人に見せずに生きてきたからこそ…
そう思った…。

けど…その後…ショックだったことがあった。

自分の中では
信用し信頼していた人に
理由を全て話した時に…

どちらかというとその人も
自分が
「はいはいそういうイメージで見てる人ね」
思っていた分類であったこと。
これは本当にショックだった。

この時に
17歳の自分は思った事があった…

やはり…
そんなもんか…

もうサッカー部辞めようかなって。

そんな事を思いながら
日々生活していたら

ある日…
恩師に呼ばれた。

そこで洗いざらい…
想いをぶちまけた…。

汚い言葉も散々使った…
綺麗に取り繕う気なんて全くなかった。

うんうん…と

頷いて全てを受け止めてくれた。

サッカー部初の休部という措置。
トレセン入るような選手が…
チームの中心で出てた選手が…

って周りはなったのかもしれないし
なってないのかもしれない。

幸いにも…
素晴らしい同級生に恵まれた。

理解をし…

わかったから辞めるなよと…

自分の代になったら
戻ってこいよと。

嬉しかった…。

自分の人生の中で
2度目…
サッカーから離れた。
 

そんなことがあり…
高校2年生が終わった。

そして自分達の代。
新人戦に合わして戻ってきた。

本当に
サッカーから離れた生活をした。

だからこそ…
久しぶりのトレーニング…
本当に楽しくて幸せを感じた。

圭三先生…
同級生…
家族…

本当に感謝した。
感謝してもしきれないぐらいに。

新人戦…
本当に調子が良かった。
やはり
楽しまないとと改めて感じた。

チームは3位。
新チームにしては
良い成績。

そして自身は
京都府の選抜として
京都招待という大会のメンバーにも選ばれた。

その後国体メンバーにも選ばれて…
本戦にも出ることができた。

その高校では
インターハイは勝てず…。

最後のチャンス。
高校サッカー選手権予選。

チームの下馬評は
思いの外高く…。

ベスト4まで行ったが…
2-0からの追いつかれてPK戦負け。

サッカーあるあるの
2点差はセーフティではない。

にぴったりハマる展開。

負けた瞬間…
涙も出なかった…。

きっと…
どこか清々しかったからかもしれない。
泣き崩れてる同級生がいる中…
どこか清々しかった。

その後…
自分を大谷高校に誘ってくれた男の一言で
泣かされましたがね笑  

この1年間は
サッカーが本当に楽しかった。
良い意味で選手主導が多かった…
それほど自分たちで
物事を考えて答えを出そうとする人間が
集まっていた。

圭三先生が
それを楽しそうに見てる姿は
今でも覚えている。

反対する事は
ほぼなかったのではないかな?

卒業してからある時…
そういう話をした事があった…

見ているのが
本当に楽しかった…と
嬉しそうな顔していたのを覚えている。

無論…
それがみんなにとって
正解かどうかはわからないが
自分達にはそれが正解だった…

だからこそ…
伸びたのだと感じてる。

充実した1年間を過ごし…
その後も!!!
と考えてた自分は

実はその後の進路に関しても
凄く苦労した。

中学の時に感じた事を
ここでも感じるとは…

結論からいうと
どこの大学からも推薦の話はなかった。
練習参加の話すらなかった。

京都出身というのもあり…
立命館に憧れをいだいていた。

国体のメンバーに
入れれば推薦が貰える可能性がある。

というのを耳にし…
国体はその為に死ぬ気で頑張ったが…

要らないと…

同じ高校の同級生が
阪南大から推薦の話があり
圭三先生が自分の事も聞いてくれたが

要らないと…

記憶にある中では

関西は全滅やったはず笑

さらに追い討ちをかけたのが…

京都産業大学のセレクション。
国体メンバーも数人受けるので…
一緒に受けたが…

普通に落選。

どうかなりそうでした…笑

そんな中…
当時京都府選抜や国体の監督でもあり…
圭三先生とも公私ともに仲の良かった…

桂高校の監督…
「平井幹弘先生」
国士舘大学OBということもあり…

聞いてみようか?

と動いてくれて…
国体の本戦に出ればプレーを観れるからと言われ…
国士舘大学からお話をいただいた経緯がある。

ただ…
国士舘大学からすれば…
絶対取りたい選手ではないから…
スポーツ推薦とかではない。

AO推薦でした。

平井先生がいなければ
大学進学もなかった…。

自分は平井先生が大好きだった。
もちろんライバル校ではあるが…
選抜や国体で指導を受け…
圭三先生とは違った指導者。

凄く厳しく…でも大きな愛情があり…
人間味の溢れる指導者であった。

自分は大好きだった。

なにより
その後腐れ縁となる
「渡邉将基」
が本当に敬愛してる姿を
この頃から見ていた…

自分にとって
大切な指導者である。


以前にも何かで言った事があるが…

本当に人に恵まれてきたと…

人生のターニングポイントで
人に恵まれてきたと…

指導者…
「高橋圭三」
「平井幹弘」

この2人の指導者に出逢えた事は

本当に幸せだと感じてる。

ありがとうございました。

面と向かって伝えた事はまだない。
いつかちゃんと面と向かって
お礼と感謝の気持ちを述べたい。

凄く長くなりましたが
読んでいただきありがとうございました。

次は
大学生活をかきたいと思いますが…
また長くなると予想されるので…

ご了承ください。


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