見出し画像

コーヒーが世界と日本を救う(かも)

こんにちは!挨拶終わりに早々ですが質問をさせてください。
あなたは何県民ですか?

私は東京に住んでいますが「群馬県民」です!(まだ住民票を移していません笑)
もちろん、東京に住民票がある方は迷わず「東京都民」と答えるでしょう。

続けてもう一つ質問です。
あなたは何人ですか?
これは国籍やアイデンティティによるので少し回答が難しくなるとは思いますが、各々が信じる自分自身の所属の国を答えるでしょう。
もちろん、私もそのように聞かれたならば自信をもって「日本人」と答えます。

ここで少し考えてみてください。同じ人間なのに枠組みが違うだけで自分自身の呼称が変わるのって不思議に思いませんか?
突き詰めて考えると私たちは同じ惑星である、地球という場に住む「地球人」ということになります。
そのように自分自身を地球市民として捉えて世界の様々な問題を解決しよう。全ての人が幸せに暮らせる未来を作ろう。そして、そのために達成しなきゃいけない目標を全世界で統一しようというものが、昨今流行っている“SDGs”というものです。

今回はこの“SDGs”に基づいて、地方創生に関する現状と、私たちに何ができるのかというのを考えました。
結論は「コーヒーを買う」です!笑
何故そう考えるに至ったのか文字に起こしたので
どうぞ、最後までお付き合いください!


地方創生≒SDGs

まず地方創生とは何なのか。「まち・ひと・しごと創生法」に明記された地方創生の目的を表す一文が次の通りです。


「国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社会の形成」

みんなが平等に幸せに生きていける世の中を作っていくことを目標としているこの考えは拡大解釈するとSDGsにおける、地球上の誰ひとりとして取り残さないというスローガンと同義になります。
目指す先は同じなのです。

そのような理想社会を目指すための地方創生の課題とは何でしょうか。
政府は地方創生推進交付金(地域創生を支援するため国から交付される交付金)を交付するにあたって各自治体や新事業に次のような要素が必要として提示しています。

1、自律性
2、官民協同
3、地域間連携
4、政策間連携
5、事業推進主体の形成
6、地方創生人材の確保・育成

これらを兼ね備えた事業は地方創生が実現できるとしているわけです。
正直これを見た時私は「よくわからないな」と思いました。

加えて疑問に思いました。
「地方を活性化させていくのは事業なの?」
と。

私は地方創生を叶えていくのは一人一人による個人単位の小さな行動だと考えています。
一見、意味のないようにも思える微々たる活動が積み重ねによって大きな力になるのではないかと。

SDGsにおけるKPI17つに分類されており、大変わかりやすいものとなっています。加えてその目標は全世界で共通しているものなので異なる人種間、又は国家同士での協力も可能にしているのです。
以下がその目標です。

スクリーンショット 2019-12-19 22.15.06

そしてこれら17の項目が事業という枠組みを超えて一人一人の個人求められています。皆がこの問題を解決してく本人であるという当事者意識を持たせてくれているのです。

先ほども述べたように地方創生とSDGsの最終目標はほぼ同義です。SDGsでは地方創生にもアプローチでき、個人単位で貢献できる小目標が明確化されています。日本だけでなく世界にも働きかけることができます。

ちなみにG7からG12にかけての中段の目標は日本の一般国民にとても重要であり、国内の問題とも密接に結びついています。つまり地方創生につながるヒント群であるということです。
中段目標を主に達成しようとする働きが地方自治体や国民にとって地方創生を達成するエントリーポイントになります。

ならば、SDGsの達成を目指しませんか?大は小を兼ねる。
これが私の考えです。


変なマークの持つ力

ある時、お店でこのような不可解なマークを見つけました

スクリーンショット 2019-12-19 22.21.42

初めて見た時、何だこれはと不思議に思い調べてみました。

「フェアトレード」と呼ばれるものです。

これは約60年前に「国際貿易では開発途上国の労働者が、適正な賃金が払われないケースが多い」という問題意識から始まった公正な取引によって地域間の格差を是正していく活動です。

特に先進国にはフェアトレード専門店が多数あり、スーパーなどでも気軽にフェアトレード商品を買うことができます。消費者がフェアトレード商品を継続して買うことが、生産者の自立を助けるため「お買い物を通じた国際支援」とも言われているそうです。

このフェアトレードという考え方はSDGsを達成する上でも大きな役割を果たしています。貿易のしくみをより公平・公正にすることにより、特に開発途上国の小規模生産者や 労働者が、自らの力で貧困から脱却し、地域社会や環境を守りながら、サステナブルな世界の実現が可能になっていきます。

人々のSDGsにおけるサステナビリティを実現しようとする動きと評価から、
欧米を中心とした世界の企業でフェアトレードに取り組み、そういった商品を扱うことが増えてきました。トレンドとしてもフェアトレード商品を扱うことで企業の印象向上増収効果そして投資家からの資金調達が可能になるため、多くの企業が取り組んでいます。

では日本ではどうでしょうか。
下のグラフをご覧ください。

スクリーンショット 2019-12-19 22.25.23

今回、欧米の代表としてイギリスを取り上げましたが、圧倒的にフェアトレード商品の流通額が低いことがわかります。これは日本人がフェアトレード商品を買っていないという訳ではなく、フェアトレード商品とそれを扱う企業が少ないということです。

では何故、日本ではそういった企業が少ないのでしょうか。
それは認知度にも関係があると考えられます。

スクリーンショット 2019-12-19 22.27.02

上の図から日本における認知度がイギリスと比較してこれまた圧倒的に低いことがわかります。つまり、認知度が低く、人目を集めない商品を売ったとしても収益に繋がらないため扱わなくてもいい状況にあるということです。

では、どうしたらいいか、、、
答えは簡単。私たちが買えばいいのです。


将来への課金

企業がフェアトレード商品で増収→企業がSDGsに関する様々な取り組みを進める→日本社会がSDGs達成に貢献→その過程から多くの人が地方創生達成のエントリーポイントを発見・行動

このような流れで日本国民がフェアトレード商品に興味を持ち、買うことでそれが結果として日本社会を救うことになるのではと考えています。

ではまず私自身に何ができるかと考え、それは「買う」ことが第一ステップだなと感じたので、、、

買ってみました!!!

画像5

これはペルー産のコーヒーです。
実際に飲んでみたところとても美味しかったです。
むしろ今までで飲んだコーヒーの中で一番じゃないかと思うぐらいに品質の高さを感じました。

ふと、「本当にこの商品の購入が生産者にとって価値ある行動になっているのか」と不安に思い、当商品の現地生産者と深く関わってきた株式会社やなか珈琲の高橋さんに直接メールにて質問しました。
以下のようなお返事をいただきました。

スクリーンショット 2019-12-19 22.33.47

フェアトレードというシステムによって実際に現地生産者の方々への効果があることが分かり、そして品質の高さにも納得しました。

終わりにヒーロー活動

最近ではこのフェアトレードというものがより広がっていけばいいなと思い、FacebookやInstagramなどのSNSで商品の発信なども少しずつしています。
更にこういったSDGsに関わる活動や行動が広まり、日本社会全体で達成できるようになれば自然と地方創生も進みます。そうして国民全体が幸せに暮らしていける世の中が実現すればいいなと思いながら、今日も私はコーヒーを買って世界と日本をちょびっとだけ救っています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

参考データ出典元

http://globalnewsview.org/archives/5917