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グランツーリスモ #36

小学生の頃、兄と一緒にゲームをしていたものの1つ、「グランツーリスモ」。実話をもとにした、ゲーム世界と現実を見事にハイブリットさせた至極の映画でした。

今日はその映画について、感想を綴っていこうと思います。

世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話をハリウッドで映画化したレーシングアクション。
ドライビングゲーム「グランツーリスモ」に熱中する青年ヤン・マーデンボローは、同ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するため競いあわせて選抜するプログラム「GTアカデミー」の存在を知る。そこには、プレイヤーの才能と可能性を信じてアカデミーを発足した男ダニーと、ゲーマーが活躍できるような甘い世界ではないと考えながらも指導を引き受けた元レーサーのジャック、そして世界中から集められたトッププレイヤーたちがいた。厳しいトレーニングや数々のアクシデントを乗り越え、ついにデビュー戦を迎える彼らだったが……。

https://eiga.com/movie/99416/

プロゲーマーからプロレーサーへ

グランツーリスモのゲーム中に、レースのスタート音が映画で流れた時には、胸熱してしまった。

昔、懐かしい聞いたことがある音が、スクリーンから流れてくるの聞いて、兄と一緒に遊んだり、一人で耐久レースに熱中したり、世界中にある様々なレースサーキットの大会に出場したり、

当時のプレーステーションによる画質やゲームのクオリティーには圧巻していました。

そんな自分にも熱中していた時期があるから、主人公ヤンの挑戦心と自信はどこか通ずるものがありました。所詮ゲームの中だと思われるかもしれないが、ゲームの操作を実際にリアルで操作できる、興奮や好奇心にはかなわないだろうな。

でも、現実は肉体的にも精神的も過酷。そりゃそうだわな、時速300キロに迫る鉄の塊を、あんな狭いコックピットで操作すること。生死と紙一重のレーサーたちは、常に命を懸けた戦いであるのだから。

教官の存在

鬼教官といわれてもおかしくない、厳しいジャック。
彼が最後にヤンのことを認めてあげたのは、一人前になかった称号をたたえたのことがわかる。

ヤンが、過去のレースで車体がホップアップしてしまい、クラッシュした事故。おまけに観客に死人を出してしまった、そのトラウマがフラッシュバックしてしまうときでさえ、

ジャックはヤンの冷静さを取り戻すのに、試合前に聞いている音楽を無線越しで流した。ヤンは、怒りがこみあげてくるものの、正気を取り戻した。

このシーンは教官としての指導力、精神を感じた。
本物のコーチだと思いました。ヤンのことを熟知し、ヤンのそこに眠っている潜在的な能力を見事に引き出してあげた。これほどまで、素晴らしい教官と出会えたヤンがうらやましかった。

逆境を乗り越えるのはいつも自分

ヤンは本当にしたたかで努力家だ。

ゲームで磨いてきたセンスを現実でもそれを生かし、
ゲームで磨いてきた独自の操縦センスで、次々とライバルたちを追い抜いていく。

そう考えると、やっぱり人生で何が役に立ち、どうつながるなんで分かりっこない。

でも、これだけは言えるのは、それは誰からやらされているものではなく、自らが勝ち取りに行って、鍛錬し続けた結果の賜物ということ。

ヤンの努力する姿勢を見てきたから、
思わずよっしゃ!!と声を高らかに揚げてしまい、最後には泣いてしまいました。

私のヤンと同じように、そしていつかは教官のように、
自分に厳しくも楽しみつつ、人を支えられる人間でありたい。

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