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いい映画はまず「沈黙」を生む

ゴールデンウィークが始まった。
世間はきっと移動する人たちで溢れているのだろう。
ぼくはまったく予定を入れていないので、
ナマケモノ状態となりのんびりしている。
(実家、最高…)

前から見たかったアマゾンプライムで配信中の映画「沈黙-サイレント-」を視聴。
全編2時間30分越えの長編で、かなり気合を入れて見た。
たくさんの事を考えさせられる素晴らしい映画で
劇中のセリフをいくつか引用して、ご紹介したい。

信仰より形あるものを崇める傾向があるのは不安です
最も救いが必要なのはキチジローです
なぜ、私が彼らに与える答えは、あまりにも弱々しく思えるのでしょう?
祈りを捧げても心は迷う
弱い者の居場所はどこに?
結婚において国籍は問題ではない。大事なのは愛です。
人の魂を歪めるなど、拷問より残酷だ
日本は沼地だ。苗を植えても育たない、根が腐る
神をどう呼ぶのかを尋ねた。答えは大日だった
主よ、私はあなたの沈黙と闘いました

「葛藤」「裏切り」「信仰」がテーマかな?。
いい映画は見た後、余韻に浸っていたくなる。
それは自分の中で、反応が起こっていて、
何が自分に影響を及ぼしたのか、分析している状態だ。
映画を見終わった後に、誰かと感想を言い合いたくなるのは、
この分析が終わった状態で、その前段階は「沈黙」している。

つまらないと感じる映画を見た時に、
感想を言い合う衝動が起きないのは分析が行われていないから。
ある意味、前者の「沈黙」とは違う意味の「沈黙」が生まれる。
両者の違いは沈黙の後にエネルギーが湧いてくるか、沈黙が原動力となっているか。

沈黙の反対は「発言」
発言の意味は、人(自分も含む)に何か言うこと。
そして、信じるという字をよく見ると、
人という字と言という字が合体している。
人に言う(発言)ことが信じることにつながる。
…なんてことをグルグルと考えた。
自分の中へ消化するまでに
かなりの時間を要する映画であるのは間違いない。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
自分の命と、信じるもの、どちらが大切なのか?


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無職の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。


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