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映画「空の青さを知る人よ」は岡田麿里と川村元気の融合作である。

空の青さを知る人よ、見てきました。
トーホーシネマズなんばのスクリーン1で上映されていたので、割と世間の期待感は大きいのかな?
あの花の長井監督ということで、個人的にもかなり期待度大でした。


映画を観た後の結論としては、
めちゃくちゃ要素を盛りすぎたせいで、爆発力に欠ける

映画としては非常に完成度が高く、おもしろい作品として仕上がっています。
しかし、めちゃくちゃおもしろくはなかったですね。
昨日、noteに書いた「YESTERDAY」はめちゃくちゃおもしろい映画でした。
映画を見た順番は「空の青さを知る人よ」→「YESTERDAY」でしたが、先に感想を書きたくなったのはYESTERDAY。まぁ、そういうことです。

今作に含まれている要素はめっちゃ多い。
・初恋
・失恋
・田舎
・都会
・大人
・子供
・選択
・音楽
・生霊
・過去
・未来
・現実
・夢
・諦め
・踏ん切り
・結婚
etc

書いてて、嫌になってきましたが、よくこれだけの要素をバランス良く作品に取り組めたなぁと驚嘆しかありません。

脚本の完成度も極めて高く、描きたかった物についてよくわかりました。
そして、かなりのバランス感覚で走り切った作品です。
男性目線と女性目線のバランスがずば抜けて良かった。
長井監督に拍手。
脚本を担当された岡田麿里さんは不器用な女性を描くのがすごく上手いですが、そこに男性心理を知り尽くした川村元気が合体する。

岡田麿里×川村元気

「混ぜるな危険」のふたりを見れるだけでも、この映画を見る意味はあります。
というか、映画を見るまで、STORYが関係してることを全く知らなかったので、驚きましたね。
「天気の子」の公開が7月公開で「空の青さを知る人よ」が10月公開。
3ヶ月に1本映画を公開するのが、STORYの戦略だとしたら、末恐ろしい。
このクオリティを連続して出していければ、アニメーションで世界獲れます
来年あたりには、ジブリとの直接対決が見れそうでワクワクしますね。

しかし、正直なところ、「天気の子」にしろ、「空の青さを知る人よ」にしろ、個人的に物足りなさが強い。もっとガツンと突き刺して欲しいなぁと思います。ジブリ初期作品や、湯浅監督作品を見た後だと、描くテーマの深度が物足りない。
もしかすると、層を広くするために、そこはあえて浅くしているのかもしれませんが。
なんにせよ、今後のSTORYの動向が楽しみです。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
クリエイターがタッグを組めば、可能性が無限大に広がる。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無職の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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